今まで生きてきた道 十二

　またハワイにまた行きたくなりました。

　昨夜Ｒ大の友人達と、ハワィアンのライブに行きました。
わたし達と同世代の方ばかりの演奏でしたが、とても素敵でした。
　懐かしい歌も多く、一緒に口づさんだり、ハモッタりしてとても楽しませていただきました。
　そしてアロハもシックでしたが、でも歌っているときの視線が下ばかり見ているのが、わたしはとても気になりました。
　上を向いていればもっと素敵なのにとーー
　久しぶりでハワイアンを聴いて、去年行ったばかりなのに、またハワイへ
行きたくなりましたけれど。
　でも久ぶりのハワイアンは本当によかった！音楽って大好きです。

十二回
☆　盛大にパーティを開いた
　　その頃「マインド・コントロール」三笠書房知的生き方文庫から出ること
が決まりましたが、発行部数は何と32.000部でした。
　今まで出していただいた本が良く売れたため、多分たくさん出して下った
のでしょう。それはわたしにとって7冊目の著書でしたが、五年間で6冊
出版できたのです。スタジオも20周年を迎え、五年間一所懸命がんばった
自分のご褒美のために、出版記念パーティを開くことにしました。
これも派手好きなわたしの目標の一つでしたが、その日は節目の歳の
バースデイ、イブでした。

　出版記念パーティでしたので、三笠書房の社長さんや重役さんそして
編集者などが参加されました。その他の出版社や雑誌社、また企業など
からも何人か出席して下さいましたが、男性が大変多かったです。
またわたしのスタジオの生徒さんや友人など、およそ130人が参加
してくださいました。
　わたしはその時「わたしの本を文庫化して、物書きとしての道を開発して
下さった」編集者の林さんに、ステージで花束を贈り感謝しました。　
ピアノ　バイオリン　フルートの三重奏、声楽の独唱と、参加した方全員で
歌った、明るく楽しい曲、出演したのは、みんなスタジオの生徒さんで無論
プロの方たちでした。そしてスタッフ紹介、家族紹介　、福引なども好評
でした。

またわたしと娘、小学生の孫と親子三代で踊ったジャズダンスは
とても素敵と褒められ、生徒さんからは「能里子先生は本当に幸せですね」
と羨ましがられたことも忘れません。
　確かにこんな経験をできる人は、世の中には滅多にないと思い、わたしは
とても幸せでした。
　会場に溢れんばかりのお花、それは本当に華やかで楽しい会で、皆さんも
とても喜んでくれましたし、そして京王プラザホテルでも「こんなに華やか
で格調高いパ－ティはない」とお褒めの言葉をいただき、お世辞だとしても
とても嬉しく思いました。そしてこんなにゴージャスなプレゼントを、自分に
あげられたことに、感謝できると同時に、わたしを支えてくれるスタッフや
家族にも、心から感謝をしました。
その日は親友とスイートルームに泊まり、幸福感に酔ったわたしは、遠路
はるばる沖縄から来て下さった、内科の先生と三人で朝まで飲み明かしました。

☆　新聞連載のコラムから
　これは日本生産性新聞の連載コラムですが、わたしの目標達成の日を
書いたものです。ちょっとおこがましいのですが、それをそのままご紹介
しましょう。
平成8年2月7日　　「女性の目」　　梅丘マインドヘルス所長　小池能里子
　　第二のステージ
先日Ｋホテルでパーティを開いた。「スタジオ20周年」と「出版記念」と
銘打ったが、実はわたしが自分の賭けた五年間の労いの意味が大部分だった。
　もしも自分の努力が実ったら「一流ホテルで盛大に、華やかにパ－ティを
開く」目立ちたがりのわたしの夢が、また実現できたのである。
　三十代の半ばに子育てをしながらダンス教師として、社会に出たわたしは
さまざまな研鑽を重ねながら、心身両面の指導者となった。
そして今は目標の七冊目の著書もクリヤーし、次に出る本のための執筆に
取りかかっている。本当に良くがんばったと思う。
　　パーティの次の日は、わたしの区切りの年齢の誕生日。
スタジオや家の中を埋め尽くしている花の中から、大好きなバラの花を
年齢の数だけちぎり、バスタブに浮かべた。
体を沈めるとバラが体にまとわりつく、香りがむせ返るようで、まるで女王様
になったような気分になった。さあ！これからがわたしの第二のステージ。
「いつまでも9センチのハイヒールで闊歩できるよう、プロとして素敵に
年齢を重ねたい」と今つくづく思っている。
　　
☆　もしもあなたが夢や願望を実現したいと望んだら？
　ちょっと自慢のように誇らしげに申し上げてしまいましたが、これまで
目標のほとんどは実現できたのは、それなりのノウハウがあるのです。
　　それは一言で申し上げると、「もう一人の偉大な自分、潜在意識を味方に
すること」それはまた近い機会に「カウンセラーからのアドバイス」で、
その具体的な方法をご紹介しましょう。平凡な主婦で学歴もなく、決して
頭脳明晰でもないわたしでも実現できたのですから、あなたにできないこと
などないかもしれませんよ。
　
ＰＳ　改めてこのコラムを読んで、「第二のスタート」と思えるわたしは
やっぱり変なのかな？と少し考えてしまいましたが。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子