ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

若々しく元気な高齢者になるために 28

2016年03月28日 | えっせー
 ☆ 美しい姿勢は若さの象徴
 姿勢が良いと背筋がのびる。すると「気道」が開くので呼吸をした
時に、肺に入ってくる酸素の量が増える。
 入ってくる酸素の量が増えると、末梢の血管は拡張し、体の隅々の
細胞まで、血液と酸素と、栄養がいきわたり全身の働きがよくなる。
 姿勢を正しくして前を見るか、うつむいて下を見るかによって、気道
の広さは変化し、体の中の酸素の量が変化し、一瞬で体中の抹消血管の
状態が変化する。よい姿勢は若々しく見えるだけではなく、気分が明るく
なり精神的にも大変効果的だ。
 
 私は深呼吸に合わせた、効率よく効果的で、「正しく美しい姿勢」を
保つ体操を作った。スタジオでも生徒さんに指導していたが一昨年
「姿勢矯正深呼吸体操」として、主婦の友社「ゆうゆう」誌にも紹介
された。無論私は朝晩必ず行っているが、その一部をご紹介しよう。
 呼吸に合わせるので、できるだけゆっくり行うこと。 
一 1立って背筋を伸ばし、息を吸いながら、両手をまっすぐに上に伸ばす。
  2吐きながら両手を真横に伸ばしながらおろす。
 
二 1 立って背中で両手を組んで、息を吸いながら頭を反らせ、肩甲骨を
   つけるようんしながら、両手を下に引く。
  2 吐きながら頭も戻し、手ももどす。
      
三 1 立ってつま先をまっすぐに肩幅に開き、両ひじから曲げ胸を開く
   ようにして息を吸う。
  2 吐きながら上体を前に倒す。足の後ろ側も伸びるように。。
    イメージは上体が直角になるようにする。
 

四 1椅子に座り、背中をまっすぐにし、両手は頭の後ろで組んで
   上体を反らせ息を吸う。吐きながらひじを引き締める。

 私達の生活はほとんどが前傾姿勢なので、どうしても前かがみになる
頭、肩甲骨を意識して行うと、肩や首の疲れも無くなり、気分転換にも
なるので、時々2・3回ずつ行うと役立つ。
 姿勢がよくなって体の前が広がると、内臓もゆったりとして働きも良く
なる。「後ろ姿で年齢が分かる」と言われるが、若さと健康の基本は
「正しく美しい姿勢」なので、ぜひ心してただきたい。



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