ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2016年03月21日 | 世界心理治療学会アドバイス
 ☆ 長年良かれと思っていた習慣
 52歳の主婦Lさんは、消極的ですが、穏やかで誰からも好かれる
性格だったのですが、何故かあまり運が良くなく、いつも病気がちでした。
20代と30代の娘が二人いましたが、二人とも未だに独身のため
それが彼女の悩みでもあったのです。
 また、夫は間もなく定年を迎えますが、それを考えると「これから
一生夫が何もしないで家にいるのだろうか」と、気が重くなり、夜中
に目が覚めいろいろと考える毎日でした。
 そのため、今の「こんな気持ちをどうコントロールすべきか」と
相談に訪れました。性格分析や心理分析の結果は、「まじめ几帳面
融通性がなく、固定観念が強く、マイナス思考、取りこし苦労、悲観的」
など、もっとも生き難いタイプだと判断できたのです。
               
 ☆ 寝る前の後悔と反省
 そのため、それらをどのように変えるかについて具体的にアドバイス
しました。また、色々お話した中から、「毎日ベッドの中で、今日一日
起きたことや、言動について、自分を戒めるつもりで、反省や後悔を
している」ことが分かりました。それは子供の頃に、小学校教師の母親に
「同じ失敗をくり返さないように、必ず毎日寝る前に反省すること」と
習慣づけられたことでした。私は大変驚き、その習慣はすぐに止める
べきとアドバイスをしました。
               
 ☆ 無意識を敵にしないこと
 何故なら眠る前には、脳波が緩やかなアルファー波に変化し、いつも
水面下から意識をコントロールしている、もう一人の自分である潜在意識
(無意識)に、そのネガティブな言葉は、最も刷り込まれやすいからです。
 心理学的には意識は氷山の一角と言われ、わずか、0,3~1%と言われ
その水面下の無意識の領域は、計り知れないほど広いのです。
 もし意識と無意識とが戦ったとしたら、絶対に無意識の方が強く、毎日
後悔や反省などをくり返していたら、意識でいくら頑張ったとしても
強力な無意識に足を引っ張られることになるのです。
 そのため、何をやっても絶対にうまくいくはずがありません。
そのことをくり返し説明したら、知らなかったいこととは言え、今まで
「無意識を敵にするような習慣」に、気づいたようでで、「今まで何事に
対しても、肯定的に考えられなかった理由」を認識したのです。
              
 それから「自分に感謝し、癒すための、セルフ・ヒーリング法」を
毎日の習慣にしたのです。すると、まるで人が変わったように、明るく
元気で、健康になり、無論価値感や考え方も大きく変わりました。
 もしもあなたが、眠る前に「その日の自分の言動を、後悔や反省を
する習慣」があったとしたら、今日から絶対に止めましょう。
 そして「自分を労わり、感謝すること」を、ぜひ習慣にして下さい。
すると、もしかしたら、あなたの人生が根底から変わるかも知れ
ませんよ。
 2008年10月「第五回世界心理治療学会」で発表したタイトル

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