ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

至福だったパリの思い出

2015年09月22日 | えっせー
☆ モネ展を知って
 新聞で見たが19日から東京都美術館で「モネ展」が始まったが
開場前から約500人の行列だったそうだ。
 そこにはパリのマルモッタン美術館所蔵の90点が展示され
「印象、日の出」もあるそうだ。私は3年前マルモッタン美術館の
モネの広い部屋で、たった一人でモネの沢山の絵に囲まれた至福の
ひと時を、胸が痛くなるほどとても懐かしく思い出した。
 個人旅行で3人でパリへ行ったが、あまり大きくない美術館なので
それぞれが自分のペースで鑑賞し、私が一番早くモネの部屋へ入った。
 ※ マルモッタン美術館で買った貼り付けられるモネの絵 
            寝室とパソコンデスクの上にある
 
 そこは楕円形に近い広い部屋で、その壁面はすべてクロード、モネ
の絵だった。真ん中に椅子があり、座ったままで鑑賞できるように
なっている、とても贅沢な空間だった。私がそこに入室した時には
白人男性が一人だけいたが、間もなく出て行って私一人になった。
 無論「印象、日の出」もあったが、椅子に座り、周りを見回しながら
たった一人で私は大好きなモネの絵に囲まれている!
 何と幸せだろうと、体が震えるほど感動した。それからおそらく10分
ほどして、友人の一人が入ってきたが、あの思い出は一生忘れられないほど
まさしく「至福のひと時」だった。

 昔から憧れていたジベルにーの「モネの花園」は、友人と個人旅行で
行きパリ郊外ある、ジベルニーに行く日本人向きのバスにツアーで行った。
 そこはモネが亡くなるまで住んでいた住居の広大な庭だったが、庭師
でもあったモネのパステルカラーの、とても美しい花園だった。
 またその住居も広大で、如何にも芸術家の住まいらしく魅力的で、日本
の浮世絵も沢山あった。でも、ツアーだったのであまりゆっくり見学できず
後ろ髪をひかれる思いでそこを去った。そのため、何年か後の春に列車で
そこを訪れたが、春から夏にかけて期間限定で開園している庭園は本当に
美しかった。ことに地下から道路を隔てた日本庭園は、川を引きこんだそうで
モネはそこで水連の絵を沢山描いたが、私の想像以上にに広大で
情緒的で、とても素晴らしかったのも忘れない。
 
 一緒にパリへ行った友人と「モネ展行きましょうね」と約束したけれど
突然また行きたくなったパリ!今私の頭の中では、街角、セーヌ川
クリスマスシーズンの大観覧車、シャンゼリゼなどの風景とともに
「パリ、パリ、パリ」がリフレーンしている。

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