ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

幸せ感じる心のクセをつける) 3

2015年09月09日 | えっせー

 ☆ 自己肯定するための具体的な方法
  カウンセリング・ルームを訪れる方は「自分が大嫌いだ」と
言う人が大変多いのですが、自分が嫌いな人は絶対に幸せには
なれません。そんな方に「自信をつけ自分を好きになる方法」
の一つとして、自分の長所を探し、最低でも10項目以上記録
することを、お薦めします。「それは他人にひけらかす訳ではな
いし、自由に書いてみたら案外楽しいかも知れませんよ」と
言っても、「でも、私には良いところなんか全然ありません」
「どんな事でもよいのです。性格、能力、才能、ルックス
環境、趣味など、自分が良いと思えたり、好きだと思えたりする
ことや、忘れていた成功体験など、針小棒大に書き出してみて下さい」
とお話しします。それならやってみようと思って、今までいつも自分
を責めたり、自己嫌悪に陥っていたりした方も、改めて自分の長所を
見つけることを始めてみるようです。
 他人の評価はとにかく、自分で好きだと思えるところや、これだけ
は誰にも負けないと、密かに思っていた些細なことなど、文字や文章
にして一生懸命に書いてみます。
 
 また、すぐ目の前にいる相談者に、今私が感じていることを、その
ままストレートに表現します。例えば、「責任感が強そう」「頭が切れそう」
「清潔感がある」「几帳面そう」「愛らしい顔立ち」「男性的(女性的)」
「センスが良い」「声が魅力的」「やさしそうな感じ」「お肌がきれい」
など、お世辞でなく、ホンネでダイレクトにお話しします。
 すると、ちょっと嬉しそうな表情になって、気分がリラックスできて
表情が変わってきます。また、過去の成功体験(コンクールで入賞した
クラスで成績が一位だった。00大学に合格した。00さんに凄く褒められた、)
など、記憶の彼方の誇らしい気持や、嬉しさなどが蘇ってくるようです
 それは大変効き目があり、初めは照れていても「自分にはこんなに良いとこ
ろがあるのだ」と、改めて気がついたり、誇らしい気持ちを改めて思い出し
 それがきっかけとなり、「自分も満更捨てたものではないのだ」と、再確認
して、それらがだんだん自分が好きになるための、きっかけとなるのです。

 ふつうの主婦の私が、ダンス教師として社会に出たとき、周りの人がみん
な素晴らしく見えたため、「私は学歴がない」「頭が悪い」「ルックスも悪い」
「若くはない」などと、いつも他人と比較して、劣等感と自己嫌悪に苛まさ
れていました。そんなとき、私が尊敬し師事していた心理学の先生が
ある日私をじっと見ながら、こうおっしゃって下さったのです。
「自分をそんなに卑下しても決して楽しくはないでしょう。あなたは子育てを
しながら、ひたむきに勉強しているし、仕事もキチンとこなしている。そんな
健気なあなたを応援したいと思うし、尊敬しているよ」と。
 その言葉は劣等感の塊のような私にとって、まさに「目から鱗が落ちるよう
な気づき」でした。それからは、「どうすれば自信がつき、自分が好きになれるか」を考えた末に、今まで「00ができない」「00がダメだ」と減点法だけで
自分を見ていたことをきっぱり止めました。
 それから、改めて「00もできる」と加点法で自分を見つめることにしました。
すると、家庭を守りながら、毎日いろいろ勉強し、自己向上を目指している
私に感謝できて、自分をだんだん好きになれました。
 私の指導法は、こんな自分自身の経験が根底にありますが、心理療法は
決して学問的なハウツウだけでもなく、理論だけではありません。
 人間は「感情と勘定の動物」ですので、たとえ学門的でなくても、心の琴線
に触れるような、心の奥に響くような、実際の体験的な語りかけが、クライ
アントの方に効果があるのでしょう。でも、これはユニークな私だからこそ
できる指導法かもしれませんが……。
 
 もしもあなたが、昔の私のようなタイプでしたら、ぜひお試し
下さいね。いつの間にか「意識の方向転換」ができると思いますよ。
初回の指導時には大泣きしていていた相談者が、明るくユニークな
わたしと話していると、ゲラゲラ笑いだしたり、またスッカリ明るく
表情が変化して、ニコニコしながら帰る姿が、わたしの生き甲斐です。
無論ヒーラーとしての要素も取り入れてあるのも、多分それも
十分効を奏するのでしょう。

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