ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ニューヨークからのメール

2012年11月22日 | えっせー
 昨夜はあまり眠れなかったが、ピアノを弾いていたら急に眠くなり、CDを
を流してソフアに横になった。しばらく眠ったようだが、今ニューヨークに
住んでいる元ヨーガ教室の生徒さんの、ちょっと心配な夢を見た。
 昼寝で夢を見るなんて、何故かとても気になりメールをしたら、すぐに返事が
あった。Tさんはグランドセントラル駅から約30分、ニューヨークのベッド
タウンにある、自然環境が豊かで、とても素敵な高級住宅に住んでいる。
最近88歳のご主人が、かなりストレスの元らしい。
頭はとても明晰で、まだ車を運転しているそうだが、足が悪くなり家の中では
杖をついているのに、お医者さんにも行かずに困っているとか。
そうかと言って人に見張られるのは嫌がるので、人手を頼むこともできず
そのため心配で出かけられない上、頑固で言うことを聞いてくれず、毎日イライラ
するようで、わたしのメールをとても喜んでくれた。
 「お昼寝の時間にお邪魔してゴメンナサイ」と、ウイットに富んだ返信だったが
「先生はわたしの今の気持ちが通じたのですね。でもメールを拝見し「気」を
いただいたようで、今夜はぐっすり眠れそうです」と結ばれていた。

 Tさんは美しくて知的で、わたしも、ヨーガ教室の生徒さん達も憧れの的だった。
地元に住むアメリカ人のご夫婦は、それぞれ個が大切なので、連れ合いをホーム
に入れて、一週間に一度面会に行く程度が多いらしい。
 ご主人は日本料理しか食べないし、もしそんなホームに入れたとしても、二日
もすればきっと飽きると思うので、ずっと家でなければ生活はできないとか。
青山とニューヨークに住居を持ち、長年往復していたが、高齢のためその往復が
大変になり、ニューヨークに永住することに決めた。
 アメリカでは車がないと生活できないが、でもTさんもすでに81歳。
先日の台風は8日間も停電したり、その後大雪のため、ガソリンが間に合わず、給油
のために2・3時間並ぶような日が一週間も続いたそうだ。
 日本では考えられないような状況や環境で、日本人ご夫妻が生涯過ごすのは大変
だなと感じたが、どうぞいつまでもお元気でと心から祈った。

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