ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

久しぶりのピンヒール

2012年08月14日 | えっせー
 昨日最終回の指導が終わった52歳の女性は、うつ病のためあまり変化がなく
ちょっとガックリ!途中で何度か受診を勧めたが、一度精神科へ行って処方
された薬でひどい副作用があったためか、とうとう最後まで行かなかった。
 うつ病の人は、まるで心にサングラスをかけているような状態だから
心理療法の効き目は少ない。彼女もその典型だった。
 最終回の指導は90%以上のクライアントは、入会時に行った心理テストを
再びやって、その自分の精神状態の激変に気づき、感激してくれるのだが…
 でも「自分が内罰的で、悲観的なことが明確になったこととが、よく分かった
ので、これからはコントロールできるので、それだけでもよかったです」
と感謝してくれたのが、せめての救いだったが…
 いつものような達成感が得られず、残念だったがこれも仕方がない。

 友人達と食事をしてからカラオケへ行く約束がしてあったが、あまり楽しく
ない気分を払拭するために、そう歩くわけではないので、久しぶりに
9センチのピンヒールを履いて出かけた。
 スタジオでは自分の姿が8人見える鏡の前で、ときどき歩く姿を確かめているから
自信はあるが、でも外を歩くのはやっぱり気持ちが良かった。
 わたしの年齢でこんなハイヒールを履ける人は、おそらくいないだろう。
まだ捨てきれないで並んでいる、ピンヒール、でも(いつまで履いて歩ける
かしら?)と、楽しそうに歌っている友人達の歌を聴きながら、ふと思った
夜だった。


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