ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

たった一人の経験

2008年08月06日 | Weblog
   ☆ エレベーターに乗れない
 夫が出かけて息子の家族もいない、ある日の出来事だった。
我が家は地下一階地上4階建だが、地下と一階は店舗で,二階はわたしの
スタジオ、三階は住まいとカウンセリング・ルームがある。
 その日は貸してあるお店も休んでいる上、息子の家族も留守で、家の中
には誰もいない。もしかしたら、この年齢にして、生まれて初めての体験かも
しれない。家に入ったら、わたしは怖くてエレベーターに乗れなかった。
 誰もいないビルの中で、もしも停電したり、地震などでエレベーターが突然
止まったら?と思ったら、とても恐ろしくて乗れなかった。
 わたしは閉所恐怖症、暗闇恐怖症、(多分心理学ではそんな言葉はないが)
音恐怖症、孤独恐怖症だ。もしもエレベーターが止まって、閉じ込められた
り、暗闇になったらわたしはきっとパニックになる、想像しただけで恐ろしい。

 沢山の重たい買い物を持って、フーフーしながら階段を昇ったが、荷物だけ
載せていけば良かったのだと、後で気がつき可笑しくなった。
 我が家は三階だから、ほとんど階段で昇り降りしているけど、でも疲れた
時や、荷物があるときは大変楽だ。高層階に住む人は、何かあったら本当に
大変だなと感じ、自分で楽に登り降りできる三階以上には住みたくないと
つくづく思った。それにしても、わたしは一人では絶対に生きていけないが
でもいつかは一人になる。だから長生きはしたくないし、今すぐ死んでも
決して悔いはない。それにしても今は健康過ぎるし、そろそろ年齢なりの
病気になっても良いのに、でもこれって傲慢なのか、わたし自身の弱さ
なのだろうか?考えてしまった。
 

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