☆ あなたはどちらのタイプ?
物事の対応や対人関係には、次の三つのパターンがあるのをご存じ
でしょうか?たとえば、日常の中で何らかの問題が起きたとしたら・・・…
1「その原因はきっと自分にあるのだ」とすぐに思ってしまう。
2「何故そうなったのだろう?」と、冷静に考える。
3「それは00が悪いからそうなったのだ」と、相手のせいにする。
一番は内罰的対応。何でも「自分が悪かったのだ」と受け止めること。
二番は無罰的な対応で、相手も自分も責めることなく、客観的にその問題
を冷静に捉える。
三番は外罰的な対応。一方的に相手を責める、攻撃的なタイプ。
実はもっとも心に負担をかけるのが、「内罰的な対応」ですが、カウンセ
リング・ルームを訪れる多くの方は、勿論このタイプです。
「やっぱり自分が悪かったのだ」と、後悔し反省する心のクセの持ち主は
大体において優しい人で、決して相手を責めることがありません。
そして何があってもいつでも、「自分が悪いのだ」と捉えて、自分を苛んだり
怒ったりして落ち着くという、大変損な心のクセの持ち主です。
☆ ビジネスマンKさんの場合
ある外資系の企業に働く三十代のKさんは、先日会社である得意先と
の対応ミスから、取引ができなくなったことを、大変悩んでいました。
その事件があった日は、前夜に高熱を出し会社を休んだのですが
自分の部下の,何気ない言葉で相手先が逆上し,そのような結果を招いた
ことを何時までも後悔していました。そのため相手先に謝罪しましたが
聞き入れられず、やはりその取引は無効となったのです。
Kさんの気持ちは「自分が休んだためそうなったのだ」「部下の指導が良くない
ためそんな結果になった」「本当に申し訳ない。一体どうしたらその償いができ
るだろう」そればかり考えていました。直接の上司は「君には責任はないから」
と言われてもその問題が、何時も心の中をグルグルと回っていたそうです。
それ以来体調がすぐれないため、わたしの著書を読んでいた奥さんが自分
の夫の状態を見かねて相談したところ、そのことがきっかけになり、自分の
性格に問題があることが気がつき「自分を変えたい」と、訪れてきました。
☆ 自己改革できた
分析すると内罰的で、マイナス思考、まじめ、几帳面の上、気配りは人一倍
完全壁、非融通性など、さらにワ-クホリック、これではストレスを溜め込む
温床を絵に描いたようなような性格の持ち主で、今までよく心身が持ちこた
えられたと、わたしは本当に驚いたほどでしす。
それらを分析し、ネガティブな面や、マイナスな面をどのように変えるか
について、詳しくて説明する度に、Kさんは「なるほど、本当にそうですね」
と、いつもいつも感心し、人一倍自分の心身に負担をかけていたことに
ハッキリ気がついたようです。彼は大変素直でしたが、自律訓練法
セルフ・ヒーリング法なども習得し、スムーズにご指導は終了しました。
それから半年ほどしてkさんから「最近とても仕事をするのが楽になり
ました。今まで自分が背負い込んで、すべて自分に責任があると思って
いた以前が、まるで嘘のように気持ちが軽くなり、お陰様で元気で働いて
います」と、嬉しいご報告の電話がありました。
もしもあなたが内罰的(自罰的とも言います)な心のクセの持ち主だと
感じたら、相手も自分も責めない、客観的な「無罰的な対応」ができるよう
に訓練しましょう。人間は大変流動的なイキモノですので、努力さえすれば
必ず「楽に生きられるよう変えられる」ことは可能なのですから。
余談ですがアメリカの医師の自殺者の中で、もっとも多いのが精神科医
で、少ないのが外科医だったそうですが、何だか分かるような気がしますね。
能里子
物事の対応や対人関係には、次の三つのパターンがあるのをご存じ
でしょうか?たとえば、日常の中で何らかの問題が起きたとしたら・・・…
1「その原因はきっと自分にあるのだ」とすぐに思ってしまう。
2「何故そうなったのだろう?」と、冷静に考える。
3「それは00が悪いからそうなったのだ」と、相手のせいにする。
一番は内罰的対応。何でも「自分が悪かったのだ」と受け止めること。
二番は無罰的な対応で、相手も自分も責めることなく、客観的にその問題
を冷静に捉える。
三番は外罰的な対応。一方的に相手を責める、攻撃的なタイプ。
実はもっとも心に負担をかけるのが、「内罰的な対応」ですが、カウンセ
リング・ルームを訪れる多くの方は、勿論このタイプです。
「やっぱり自分が悪かったのだ」と、後悔し反省する心のクセの持ち主は
大体において優しい人で、決して相手を責めることがありません。
そして何があってもいつでも、「自分が悪いのだ」と捉えて、自分を苛んだり
怒ったりして落ち着くという、大変損な心のクセの持ち主です。
☆ ビジネスマンKさんの場合
ある外資系の企業に働く三十代のKさんは、先日会社である得意先と
の対応ミスから、取引ができなくなったことを、大変悩んでいました。
その事件があった日は、前夜に高熱を出し会社を休んだのですが
自分の部下の,何気ない言葉で相手先が逆上し,そのような結果を招いた
ことを何時までも後悔していました。そのため相手先に謝罪しましたが
聞き入れられず、やはりその取引は無効となったのです。
Kさんの気持ちは「自分が休んだためそうなったのだ」「部下の指導が良くない
ためそんな結果になった」「本当に申し訳ない。一体どうしたらその償いができ
るだろう」そればかり考えていました。直接の上司は「君には責任はないから」
と言われてもその問題が、何時も心の中をグルグルと回っていたそうです。
それ以来体調がすぐれないため、わたしの著書を読んでいた奥さんが自分
の夫の状態を見かねて相談したところ、そのことがきっかけになり、自分の
性格に問題があることが気がつき「自分を変えたい」と、訪れてきました。
☆ 自己改革できた
分析すると内罰的で、マイナス思考、まじめ、几帳面の上、気配りは人一倍
完全壁、非融通性など、さらにワ-クホリック、これではストレスを溜め込む
温床を絵に描いたようなような性格の持ち主で、今までよく心身が持ちこた
えられたと、わたしは本当に驚いたほどでしす。
それらを分析し、ネガティブな面や、マイナスな面をどのように変えるか
について、詳しくて説明する度に、Kさんは「なるほど、本当にそうですね」
と、いつもいつも感心し、人一倍自分の心身に負担をかけていたことに
ハッキリ気がついたようです。彼は大変素直でしたが、自律訓練法
セルフ・ヒーリング法なども習得し、スムーズにご指導は終了しました。
それから半年ほどしてkさんから「最近とても仕事をするのが楽になり
ました。今まで自分が背負い込んで、すべて自分に責任があると思って
いた以前が、まるで嘘のように気持ちが軽くなり、お陰様で元気で働いて
います」と、嬉しいご報告の電話がありました。
もしもあなたが内罰的(自罰的とも言います)な心のクセの持ち主だと
感じたら、相手も自分も責めない、客観的な「無罰的な対応」ができるよう
に訓練しましょう。人間は大変流動的なイキモノですので、努力さえすれば
必ず「楽に生きられるよう変えられる」ことは可能なのですから。
余談ですがアメリカの医師の自殺者の中で、もっとも多いのが精神科医
で、少ないのが外科医だったそうですが、何だか分かるような気がしますね。
能里子