ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

こころの宝石箱から

2007年08月09日 | Weblog
  ☆ わたしの大切なもの
 過去は振り返らない主義ですが、でも成功体験や、嬉しかったことや
感動したことなど、何時までも忘れられない思い出は、「心の宝石箱」と名
づけ、それらはいつまでも大切にとってあります。
 今執筆中の本にそれを書いていたため、久しぶりに取り出して見ました。
その中には子供達がくれた手紙や、娘が中学生の時イニシャルを刺繍し
母の日にプレゼントしてくれたハンカチ、イチョウの葉、コースター
ある教授のカラフルな吸殻をラップで包んでリボンを掛けたもの、知人や
読者からの手紙なども沢山ありました。
 一つ一つずつ取り出して、ゆっくり見てみたら、過ぎ去った幸せな思い出で
胸がイッパイになり、涙がこぼれそうになりました。
 その中で数年前、元のわたしのヨーガの生徒さんで、定年後地方の大学
教授をしていた方に、インドの学会に参加するため、通訳をお願いしご一緒に
インドへ行って頂いた先生からのお手紙がありました。
 
 その方は大分以前に、わたしのスタジオにインドからお師匠様に来て
いただきヨーガレッスンをしたとき、通訳をしていただきましたが、その先生の
英語はまるでネイティブのようで、難しい宗教的な言葉もわたしなりの感じでは
とても見事に通訳して下ったからなのです。
 そのためお願いしたのですが、快く引き受けてくださり、インドへご一緒し
ました。またその後わたしが体を痛めて、ヨーガ指導を止めるべきと思った
とき、勇気づけて下さったので、そのお蔭で今でもヨーガを続けているのですが
その手紙を抜粋してご紹介しましょう。
 
「年をとってからの生き方はそれぞれ異なっていて「ガンバレガンバレ」と
言っても、それが辛くなる人いるかもしれません。
 でもヨーガや瞑想は心身が老い込んだ時こそ、役立っているような気が
します。回数を減らしても先生がレッスンを続けられるのをとても嬉しく
思っています。老いた体にはそれなりのヨーガがあっても良いので、これから
も長く続けて若さと健康を保って下さるようお祈りします。」
 有難い事に悩んでいるときには、いつも勇気づけてくれる知人や、友人や
読者がいて下さるのですが、そんな励ましや、慰めはわたしの人生でもっとも
インパクトが強く、忘れられないほど印象的です。
 今ではPCのマイドキュメントに、素敵なメールの「心の宝石箱」も
がありますが、その宝石はこれからもだんだん増えていくでしょう。
 それらはときどき開いて、落ちこんだときなどに見ています。
今これを書いていて、二十年以上前インドの先生が、わたしに笑いながら
「エイジレス・ベービー」と言ったことを思い出しましたが、こんなこ
とが大真面目にできるのは、わたしが何時までも「エイジレス・ベービー」
だからでしょうか?それにしても-------何があっても「そんなの当然」と
感じないように、心が年を取りたい今の心境です。
                            能里子

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