ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

今まで生きてきた道

2006年07月25日 | 
道 十三回    

☆ 自分の中にある資質に気がついて
それからしばらくして、わたしは大手カルチャーセンターの講師になり心理学
ヨーガ、自律訓練法など、約三年半ほど教えていました。
 その間に知り合った生徒さん達から、食事に誘われたり、お茶を飲んだり
しましたが、その間にいろいろと相談を持ちかけられることがよくありました。
仕事で行うカウンセリングではなかったのですが、その頃にはわたしのアドバイス
で、大きく人生が変わった人が増えてきたのです。

 夫との葛藤で悩んでいた人が離婚したり、また長年交際していてなかなか
踏み切れずにいた男性が結婚を決意したり、年配の方が家を買ったり、お店を
出したりなど、わずか三年半の間に、驚くような出来事がありました。
それはその人の運命を変えるような事態でしたので、もしかして「わたしには
人の運命を変えるような、特別な影響力があるのかもしれない」と感じたのです。
今ではそれらも「カウンセラーとしてのプラスの資質だ」と思っていますが。 
 指導している現在でも、それらを確実に実感しています。
最近ではことに人間関係の、ご夫婦や恋人同士など、愛情問題に大きな
インパクトがあることで、自分自身で言うのもおこがましいのですが、その
影響力の大きさに驚いています。

☆ 心の中にある四つの窓(ジョハリーズ・ウインドウーズ)
 わたし達の心の中には四つの窓があると言われています。
1 明るい窓(自分も他人もよく理解している、性格や考え方や行動など)
2 見えない窓(自分ではまったくわかっていないが、他人が知っている
  その人の側面、たとえば自分では気が弱くて損だなと感じていても、他人
 から見ると、案外図太いところがあるなど、そのギャップ)
3 隠された窓(自分では認識しているが、決して他人には知られたくない
  と隠していて見せたくない側面、緊張、臆病、欠点など)
4 暗い窓(自分自身は無論、他人にもわからない側面。自分ではやさしい
 人間と思っていても、ある日突然残虐性に気がついたり、またその逆の
 場合もありますが、良い面、悪い面も含めて誰にも分からない側面)
さてあなたはどの窓が一番広いと感じますか?
 
 わたしは大分以前ですが、ある大先生に「あなたは本当に素直でまったく嘘が
つけない人だね」と言われたことがありまいしたが、もしかしてその先生は
わたしはあまりにも「明るい窓が全開状態でのため、もう少し余韻があった方が
良いよ」と、おっしゃったのかもしれないと、後で気がつきました。
 あまりにもホンネ人間のわたしは、そんな意味では大変不器用な人間ですので
そのため今までかなり損をしたことなども、多分あったかもしれません。
 でも嘘や偽りがない分自然体ですので、生きていくのがとても楽なのです。
でもどこか神秘的で、カリスマ的な魅力は、おそらく欠けているのでしょう。

☆ 問題意識は性格的要因が多い
 問題がある人の多くは、三の「隠された窓」が一番広い人です。
自分の弱点や欠点を他人に知られたくないために、神経をすり減らすため、その
精神的な疲労度は、ふつうの人の何倍にもなるのですが、あなたはいかがで
しょうか?
 心理療法の最も良いところは、この自分自身の四つの窓がだんだん広くなり
内面をよく理解することで、自分を束縛しているその原因が明確になることです。
 そしてそれらはほとんどが、自分の性格の要因であることに気がつきます。
ご自身がハッキリ理解できたことから、その人が自己改造のためのスタートと
なります。わたしはそのネガティブな面や、マイナス方向などを指摘し、それら
をどのように改善すべきかについて、より具体的にアドバイスをしますので
「自分を向上させるための方向性」が明確になるのです。

 勿論ご当人の努力や工夫や行動が必要なことは、いうまでもありませんが。
多分わたしのように指導している研究所は、おそらくないでしょう。
 心理療法は学問ではありませんので、理論だけではあまり効果はありません。
今まで心身両面にわたり、長年さまざまな方法を研鑽し工夫した、わたし独自の
指導法だと自負しています。
 ところであなたの心の中の四つの窓の、「隠された窓」は広くありませんか?
それが広いととても生きるのが苦しくなりますよ。
                                能里子 









人気ブログランキングに参加しました

人気ブログランキングへ