地蔵盆

　「きょうはおせったいじゃー・・・！」

ひでちゃん朝から・・・気分はハイ・・・。夏休みの・・・最後の楽しみ？・・・あとは宿題だけが・・・
のこっちょる・・・。
　「えーわーや　わしもまだやっちょらん・・・えかろー・・・！」
ほいとぶくろはぁーっ・・・と、・・・お米を入れて・・・っと・・・
　「み～んな来たかぁー・・・。行くでょー・・・！」
先陣を切って・・・お地蔵さんめぐり・・・。お米をあげて・・・手をあわせて・・・。
　「よーおまいりしてくれちゃったねー・・・。」
地域の方たちがお接待・・・。お菓子の入った・・・駄菓子の入った紙袋をいただいて・・・。
おじぞうさんによっちゃー・・・お赤飯だったりで・・・。
ひでちゃんたちこどもは・・・おおよろこび・・・。どこでなにをもろーたちゅうて自慢しおーて・・・。
　地蔵盆・・・地蔵菩薩の縁日・・・。
子供を鬼から守ったり・・・道祖神とおんなじよーに・・・村の守り神として・・・
ひでちゃんの地域でも・・・ふる～くから「おせったい」として伝わる・・・
これからも伝えていかんにゃーいけん・・・すばらしい風習が・・・まだ残っちょりますよーっ・・・。
今朝・・・カミさんも・・・お手伝いに・・・今・・・お出かけしました・・・。
　写真は、ひでちゃんの集落のお地蔵様・・・足王神社の・・・お地蔵さん・・・です。

　

才女？柿

　写真はひでちゃんのお屋敷の果樹園？に植えてある・・・一本だけ植えてある・・・あの渋柿・・・
西条柿ですよーっ・・・。大きくなっているでしょっ・・・。
名前の由来は・・・広島県の・・・西条なのだそうですよー・・・。
この柿・・・西条に集荷されていたため・・・西条の柿として・・・西条の名前が残ったそうです・・・。
渋柿なので・・・熟してから食べるか・・・またはすこーし黄色くなって・・・まだ硬いものを収穫して・・・
皮をむいて・・・干し柿にして・・・冬の間の栄養補給のために・・・
むか～しから・・・ひでちゃんちでは・・・お正月などに・・・いただいていますよー・・・。
　「知恵があらぁー・・・。」
　「それでじゃろー？・・・才女柿ちゅうらしぃよーっ・・・。」
　「これからーひでちゃん・・・見る目が・・・変わらー・・・。」
　「流し目で・・・？」
柿を吊るして・・・寒風のなか天日干すりゃー・・・そのうち水分がなくなって粉が吹いてきて・・・
その分・・・あもーなって・・・。上手に干し柿にするにゃー・・・経験と技術がいるぃー・・・。
えー干し柿ゃー・・・チョコレートとともに登山のときの必携品よー・・・。（ウィスキーは・・・？）
あの「どぶながのとの」も遠征のときゃー非常食として・・・腰にぶら下げちょっちゃったげなーっ・・・。

稲にシオカラ

　きのうの朝・・・なつかし～い・・・トンボ・・・シオカラトンボを・・・見つけました・・・。
写真はひでちゃんのお屋敷の前に広がる田んぼです・・・５月２６日にひでちゃんが田植えをした・・・
あのヒノヒカリが植えてある田んぼですよーっ・・・。およそ三ヶ月かかって・・・
ようやく・・・穂が出揃って・・・いまやっと・・・花を咲かせていますよーっ・・・。
ヒノヒカリは・・・これもコシヒカリ系の品種ですが・・・収穫までに時間がかかる欠点はありますが・・・
丈が短いため風に強いなど育てやすいうえに・・・粘っこい食感のする・・・おいしいお米になるため・・・
とっても人気が高いお米ですよーっ・・・。ひでちゃんちでも・・・このお米をいただいています・・・。
　その花をつけたヒノヒカリに・・・なんと・・・子供時分にゃぁ・・・たくさんいたシオカラトンボが・・・
とまっていたのです・・・。なぜか・・・ひでちゃん・・・とっても感激・・・しました・・・。
　このトンボ・・・北海道から沖縄まで・・・日本各地に生息していて・・・

　「おせになったら・・・オスがあおーになって・・・シオカラちゅうんよーっ・・・。」
　「ほんときゃー・・・？　メスは・・・呼び方がちがうん？」
　「メスは・・・あこーなって・・・ムギワラトンボ・・・。」
　「むかしゃー・・・よー飛びよったー・・・。ありゃーメスきゃぁ・・・？」
　「稲に近寄る・・・ちっちゃい虫を獲ってくれるんよーっ・・・！」
　「シオカラく～ん・・・ムギワラちゃんに・・・よろぴく～っー・・・。」