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玉肌日記

2008年02月21日 | 玉肌日記
【大牧温泉(富山)】
富山は高岡からバスで一時間、さらに船で30分という、これまた困難なる立地にある温泉。温泉でさらに秘湯感を求めようとすれば、自ずと困難なアクセスとなるものの、その困難さがあってこそ、より一層興奮もし、温泉の有り難みも増すというもの。この宿は船でしか行く事ができない宿ということで有名ながらも、車が入れず徒歩で、というものは存在するが、船で、というのは初めて。しかもその船も本数が少なく、この船に乗り遅れれば完全にアクセスが遮断されるので、これまた慎重にならざるを得ないが、仲居さんにきけば非常用の道はある模様。高岡からバスで一時間、小牧堰から船でダム湖上を30分進むが、チェックインにタイムリーな船は一便しかなく、宿泊の乗客で”すし詰め”状態。ここままで沈没でもすれば、フィリピン等であるフェリーの”定員オーバー”による沈没で乗客名簿もなく、行方不明者数さえ不明という不安もよぎるが、さすが日本、無事に到着。降雪しており、辺りは雪景色で黒と白の水墨画の世界。温泉は露天と内湯があるも、露天はさすがに寒い。脱衣場では簀の子が凍結しており、極寒ながら温泉のなかは極楽。ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉でやや硫黄臭がしており、これがまた微妙であるのが素晴らしい。男性風呂であれば隠す必要性は低いと思われるものの、眼前に大きな岩があり、景色を遮断しているものの、雪が降る夜に入浴する雰囲気も大変素晴らしい。温泉しかなく、当然付近には全く観光するものもないことから、温泉にも集中できることに加え、紅葉や新緑の季節も素晴らしいとのことで、四季を通じて楽しめ、再訪の予感。
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