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玉肌日記

2017年11月25日 | 玉肌日記
田沢温泉(長野県小県郡青木村)
再訪。前回訪問から数年経過しているが当時の志を貫き、ついに宿泊にて訪問。宿は有乳湯隣の島崎藤村ゆかりの宿としたが、この手の旅館ではこれまでに訪問しないうちに廃業(なかには焼失も…)というパターンが多く、今がチャンスとばかり焦って訪問。この宿、宿泊場所は本館と新館とがあるがともに登録有形文化財であり、外見からもかなり年季が入っていることは前回訪問時に承知していたものの、改めて中に入って見るとこれまた相当な年季の入りよう。なんでも新館でさえ大正期の建築(!!!)というから驚愕なのだが100年は経過していることになるものの、それでも一応は機能しているところが素晴らしい。また室内の木工細工等は非常に手が込んでおり、当時は相当立派な旅館だったことが偲ばれる(また完全木造のためかWiFiの電波感度がこれまた素晴らしかった…笑)。この温泉だが、まさに期待していた温湯であってpH9.6のアルカリ単純泉。わずかではあるが硫黄臭があり無色透明だが、季節によっては加温しているものの体感では39℃程度の湯が源泉掛け流し状態となっている。温湯は湯温が低いために他では循環風呂のパターンも相応に多いが、こちらは投入する湯量が豊富であることから湯の鮮度が非常に高く、その新鮮さはただ素晴らしいの一言に尽きる。3回、計2時間程度は浸かっていたが、1泊では足りないのが実感。少々寒い季節の訪問ではある(失敬にも万一に備えて寝袋持参で宿泊した)ものの、ゆったり浸かっていると身も心も芯から温まる、本当に素晴らしい温泉。
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