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玉肌日記

2011年04月16日 | 玉肌日記
【鹿教湯温泉(長野県上田市)】
鹿教湯と書いて「しかゆ」と読むが、いかにもその由来が想像つく名前ながらも、松本から車で30分程度と至近であり、国民温泉保養地、さらには温泉療法なのか、温泉病院まであり、それらが中規模な温泉街を形成している。湯治場というよりは温泉自体の効能ではなく、湯の温度を利用した運動療法的なものがメインなようで、泉質を求める温泉ではない模様。街道沿いの前者2温泉(霊泉寺温泉と大塩温泉)対比では一番温泉街の規模も大きいが、それに比例して衛生状態が劣化するのか、街の共同湯ではかなりの塩素臭。湯量が少ないための循環なのか、それとも行政の指導なのか不明ながら、そのニオイの強さはかの悪名高き城崎温泉(兵庫県)にも匹敵。しかし、比較的小規模なる温泉旅館のそれも消毒はされているとは書かれているも、ニオイもまったく無視できる程度で非常に快適。湯は無色透明で無臭、phもほど中性であって、記述は単純温泉。一部湯の華と思しき木屑のような浮遊物が見られるが、湧出温度が46℃と非常なる適温ながら配管の途中で温度が低下してしまうのか、一部では加熱もしている模様。強烈なる個性的な温泉の対極の姿ではあるものの、中性で肌に優しい湯は厳しい温泉踏破で「酸性、次はアルカリ...」といたく傷ついた皮膚には優しく染みわたる。
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