・朝日新聞の受け売りですが
2か月ほど放置していたので一度更新してみます
7月16日の朝日新聞・天声人語、日本のエンゲル係数が上昇基調に転じているという話が
エンゲル係数、家計の消費支出に占める飲食費の割合の事で
「食う」は節約するといっても限界があるからエンゲル係数が低ければ低いほど
「食う」最低限の生活から解放されているという見方です
このエンゲル係数が円安傾向と併せるように上昇しており
月ごとの集計で25%を継続して超えるようになったとの事です
朝日新聞・天声人語によると最も低かったのが11年前、(2005年でしょうか?)
の23%ということで
・働く≒食うのルーツを見つけた?
よく働く事を食うと言いますが平成日本「食う」の負担ってそれほどでもないような…
引き続き朝日新聞・天声人語からですが
このエンゲル係数、明治時代は60~70%で推移したとの事
昭和初期に50%に改善した後
太平洋戦争敗戦による窮乏で60%に悪化
戦後復興と高度経済成長で劇的に改善、20%台の現在に至るという経緯のようです。
敗戦時は極端ですから昭和初期のエンゲル係数50%…
これなら働く⇒食うためだ!となりますよね…
故水木しげる先生原作のアニメ、
墓場鬼太郎から
鬼太郎の鉢巻きには「めし」の文字が
食うために強大で危険な怪物「水神」と対峙するというシーンです
作中では昭和30年代あたりのはず、
戦後の混乱期は抜けたとはいえ「食う」でアップアップだった?
・今も余裕はありませんが…
エンゲル係数が20%台まで改善した平成日本
今は食うより「家賃」に追われているような…
しかし食えないと同じくらい寝れないというのは辛いでしょう
またまた朝日新聞から、連載小説「春に散る」でこんな一節が
主人公・広岡が若い頃のアメリカ生活の件で
~食べることはできても、部屋代を払えなくなり、~
あと週刊少年ジャンプのエロラブコメですが「ゆらぎ荘の幽奈さん」
出だしは主人公が「家賃がめちゃくちゃ安い部屋!」を求めているというモノでした
結構前になりますが映画チョコレート、ハル・ベリー演じるレティシアが家賃を払えず部屋を叩き出されますが
「食う」には困っていないような…むしろ食い過ぎでブクブクの子供に手を焼いているという描写も
アニメ・小説・漫画・映画、生活に困っている≒家賃に困っている
こういった描写の積み重ねが影響して
現実世界でも怠惰な人物への叱咤の言葉が
「どうやって食べる気だ」から「どうやって家賃を払う気だ」に変わる日も来る?
それともエンゲル係数の最良値は23%でこれからどんどん悪化していき
「どうやって食べる気だ」が実態に即した状態に戻る?
・投資にはどう関係する
当方が好きな貴金属投資
「どうやって食べる気だ」⇒エンゲル係数上昇(悪化)の方が有利と思われます
金など貴金属、一次産品の代表ですので食料等の輸入品に併せて値上がりする可能性大
「どうやって家賃を払う気だ」⇒エンゲル係数低下(改善)
これは逆に貴金属など一次産品は不利になるかと思われます
〆に簡単にまとめてみます
未来予想
「食うに困る」が戻ってくる(エンゲル係数上昇)⇒金など貴金属
「家賃に困る」が加速する(エンゲル係数低下)⇒株・不動産
当方はこのように考えております