華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪10年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

達成目前

2010年02月12日 09時11分03秒 | Weblog
昨日は車好きの友人がトラックレースに出場するというので一緒に行ってきた。よくわからないんだけど、同じところをグルグルと5周ぐらい走り、その中の1周のラップタイムの速さを競うものらしい。ドライバーは速さ別で4グループに分けられていて、それぞれのグループがその5周セットを一日中順番で続ける…というカンジのもの。厳密に言えば“車”がエントリーし、ドライバーは誰がなってもいい。友人は2人の友人と交代で乗ることにしていた。
3人とも車が好きで、仕事も車に絡んだもの。友人は車のディーラーで修理も自分でする。彼の友達はメカニック。なのでレース場についてピットインしてから、タイヤを替えたり、ボンネットを開けて中をいろいろといじったり。私は何も手伝えないし、また何の興味もないので、ボーッと他のグループのレース観戦したり、みんなの写真を撮ったりしていた。レース場には初めて来たけど、結構気持ちいいところだった。騒音がひどいためレース場自体が田舎に作られていることもあり、周りは平野と木々が広がるのみ。天気も良かったし、観戦と一緒に森林浴をしているような気分。緑が多いと落ち着くのは田舎育ちだからかしらん? お昼ごはんにはガスコンロとフライパン、食材を持ってきていたのでピットの中で簡単なバーベキュー。他にも車は何十台もあって、それぞれいろんな調整をしているから火気厳禁なんだけどコッソリ。

さて。
今回このレース場に一緒に来たのは、観戦だけではもうひとつ理由があった。それは

助手席に乗れるから。

一日のうち、ある一定の時間だけ同乗者を乗せていいときがあり、私は同乗者になるべくやってきた。時速何キロの世界なのかよくわからないんだけど高速道路よりは早いはず。スリリングゥ。私は結構なビビリやけどその話を聞いたとき「行く!」と即答し、友人に同行したのだった。そして「同乗者は次のレースなら乗っていいよー」とアナウンスがあった。うぉぉぉ~。ちょっとワクワク。そのアナウンスの直前にちょうど友人グループの走行準備のアナウンスがあり、メカニックの彼がすでに向かっていたので、私の出番(!?)はその次となった。待っている間に事務所へ行って「事故っても主催者には文句言いません」という宣誓書にサインをし、同乗許可証である腕輪を装着。事務所を後にし、ピットへ戻ろうとしたそのとき。

「事故が発生しました」。

まさか!?と思って友人とトラックへ駆けつけると、トラックの向こう端でコースアウトしているのは紛れもなく友人の車。

マジで!?

幸いドライバーの彼には何事もなし。事故の原因はタイヤを付け替えたときのナットのシメが甘かったようで走行中に左後ろのタイヤが外れてしまったこと。そのときに煙の出るホーン(名前知らない)も外れてしまったようで、大破とまではいかないけどレース続行は不可能。ここで私の同乗者への夢(!?)も終わり、トレーラーの到着を待って、壊れた車とともに家路へとついた。残念だったけど、友人のショックの方がもっと大きいはず。といっても彼のショックは午後のレースに出られなかったことみたいだけど。「出場費、高いのに!!」「次に最高タイムをたたき出すはずだったのに」とブツブツ言っていた。修理に関しては友人全員が車関係なのでどうにでもなるみたい。まぁ、何事もなくてよかった。

写真は私の華麗な乗車シーンを撮るつもりだったのにそれもナシ。なので気持ち良かったトラックの写真を一枚。同乗者になるチャンスもそのうちあるだろう。
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