平成は今日まで

いよいよ平成最後の日になりました。
平成が始まった１９８９年、定年さんはソウルにいました。

前年末から昭和天皇がお体を崩され、日本ではすべてが自粛ムードの
日々が続いている、との報道が届いていました。
そして年明けの１月７日ご崩御、８日に平成が始まりました。
ソウルのスキー場に日本人学校から連絡が入り、至急家に帰るよう
連絡があったことを思い出します。

当時日本はバブル期の真っただ中だったでしょうか。
その後数年でバブルが崩壊、失われた１０年、２０年、と呼ばれる、
成長が停まった時代が始まりました。

平成の３０年は、まさに戦後の高度成長が終わり、新しい価値観を模索
した時代だったのではないでしょうか。
残念ながら、いまだ日本は過去の栄光を忘れられず、これからの方向性
を見出していないように思います。

まずは人口が減少し、そして高齢人口は増加、その人口構成が世の中に
どう影響するのかを、まだまだ考え切れていません。

GDPばかりが国の力を表すものではありませんが、ひとつの指標ではあり
ましょう。
GDPには個人消費が大きく影響しますが、何も手を打たねば、人口減は総
消費の減少につながります。

どのような価値観をもつ国民、国家になるのか、令和の時代、考えていか
ねばなりません。