天声人語 すごい！

最近の日本の凋落の原因の一つに、大マスコミの報道姿勢があると、定年さんは
常々憂慮しています。体制への忖度が強すぎます。

そういう世の中で、一部週刊誌や、タブロイド紙が頑張って大マスコミが立ち入らない
領域のニュースを流しています。ネットニュースもそうですね。
報道の基本は事実をそのまま伝達するところにありますので、不確実なことは報道できない
ことはわかります。

最近の事件で大マスコミがほとんど報道しない事件があります。
事件自体はかなり前に起きた一人の死亡に関する事件で、すでに警察当局からは事件性がない
、と発表されているものです。

ところが、この案件、現政権の中枢におられる方の親族が関与した疑いがあり、捜査の完了に
なんらかの政治的関与があったのでは、という疑惑が出ています。
この件につきましても大マスコミはほとんど報道していませんでした。

ところがあの朝日新聞、天声人語がやってくれました。
昨日８月２日付の天声人語、この事案の概要を書いて、最後にこう結びました。

「問われているのは権力中枢からの圧力の有無であり、法治という、この国の根幹である。
権力の側はもっと、人々の腹に落ちる説明に努めるべきではないのか。」

あの朝日が、とびっくりしましたが、さすが天声人語、というところでしょう。



、