ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

一人お花見会

2015-03-30 | ほとほと日記



今日は仕事はお休みでした。

私の家から自転車圏内に都内でも有名な公園がいくつかあります。
もちろん、今週あたりは絶好の花見日和です。

でも、今までホームの仕事でそういった公園にいくことはあっても、プライベートでは出かけることはありませんでした。
理由はもちろん「一人だと寂しい」から。
都心だと一人で行動していても何とも思いませんが、住宅地の中にある大きな公園は家族連れが多くて、自分の「独り性」が浮き彫りになる感じがするのです。

でも、近頃何だか、感性が前向きになってきました。
「近くに素敵な公園があって天気も良いのに、せっかくのお休みに部屋に引っこんでいるなんて、残された人生もったいないじゃないか!」
というまっとうな発想が生まれてくるようになったのです。

というわけで、お弁当を作って行って参りました。





今日のおかずは、焼き鮭にカニクリームコロッケ、キャベツの千切り。
そして白米にはシラスの佃煮を掛けました。
焼き鮭のお弁当を持って野外で食べたい…とは、ずっと思っていました。
というのも、子供の頃、遠足では必ず鮭の入った海苔おむすびだったからです。

今日はまた、日中は暑いほどの陽光でした。
環状八号線沿いにあるK公園には、本当にたくさんの人がきていました。
家族連れ、カップル、中高年グループ…。
でも、一人の人もけっこういます。
何より、芝生に座って暖かな陽射しを浴びていると、
「ま、何でもいっか…」
という気持ちになってくるのでした。


広大な芝生広場だけでなく、バードウォッチング・サンクチュアリ、サイクリングコース、ジョギングコース、愛犬お散歩コース…など、改めて盛りだくさんな公園でした。
家から自転車で10分くらいにあるのに、今まで足を向けなかったのはもったいなかったなア…と思いました。





私には、多くの人で賑わっているところよりも、遠くから人の声は聞こえるけれど周囲はさほどでもない…くらいの場所を好む習性があります。
今日もその性癖が発揮されて、途中からはサイクリングコースをせっせと歩きました。

終わってみると一時間半にも満たない外出でしたが、今後のよい経験になったと思います。