教会学校奮戦記

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の全国各地の教会学校を紹介します。

オンライン教会学校インタビュー(釧路神愛キリスト教会)

2021年10月22日 | 教会教育部より
  • 回答者紹介

佐々木健師(北海道釧路市・釧路神愛キリスト教会牧師)
佐々木千津師(釧路神愛キリスト教会伝道師)

  • 新型コロナウイルスの流行(コロナ禍)の当初、教会学校にどのような影響がありましたか

・保護者が感染を警戒して、子どもたちが教会から遠のいた。
・活動が制限された。
・緊急事態宣言中は活動を休止した。

  • その影響を受けて、どのような対策を講じましたか

・集会時間の短縮
・教団の新型コロナウイルス対策ガイドラインに沿った対策、保護者の方への連絡・案内
(飲食をしない、マスクの着用、消毒徹底、部屋の換気、座席の間隔をあける、位置の記録、など)

戸外での活動
マスク着用・戸外での活動

  • コロナ対策の中で、どのような課題がありましたか

・新しい子どもたちを誘うことに配慮が必要。先ずは、通常来ている子どもたちを対象に活動している。
・時々、安全に配慮し(保護者の理解・協力を得て)、戸外で遊ぶ活動を行っている(例)自然・草むらなど。

  • 北海道教区で行われたオンライン集会について教えてください

■北海道教区・中高生部 オンラインユースキャンプを実施(2021年7月27日-28日)
・講師 村上則之師(長野県・すわシオンキリスト教会)
・テーマ New Normal 新しい生き方(聖句:IIコリント5:17)
・コロナ禍にあって、ZOOMで各教会・家庭を結び、ユースの信仰を互いに励まし合うための集会を開催した。心開かれた中で御言葉のメッセージを聞き、決心・祈りへと導かれた。

【活動・企画】
 一日目:アイスづくり、二日目:スーパーボールつくり
*その他:オリジナルノート作成・クイズなど

【準備】
  事前に材料とレシピを人数分用意し、各教会(家庭)に郵送する。
 現地調達したほうがよいものは、各教会に準備・協力していただく。

【感想・評価】
 皆と同じ活動を行うことで、オンラインではあったが一体感が感じられた。
*補足)作ったアイスは、基本的にはキャンプ開催中に各自で食し、感想・写真を持ち寄った。

オンラインユースキャンプ
北海道教区・オンラインユースキャンプ

  • 新しい取り組みの中で体験した主の恵みをお証ししてください

・教区オンラインキャンプに子どもたちが出席し、恵みを受けた。他の教会の子どもたちと交流ができ、励まされた。

  • 教会学校の活性化のためにどのような必要を感じますか

・子ども・保護者との関係を絶やさず、メール・手紙・訪問などで交わりを持ち続ける。

  • コロナ禍が収束した後、教会学校はどのような対応をすべきでしょうか

・コロナ禍で活動が制限され、ストレスが溜まっていることを考え、活動プログラムを多く取り入れながら、教会学校を行っていきたい。

  • 全国の教会学校への励ましのメッセージをお願いします

・コロナ禍のために活動が制限されていますが、福音は前進していると、 信仰と希望を持って歩みたい。
・今でしか出来ないこと、今だから出来ることを一つ一つ神に聞きながら、主に仕えていきたい。

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オンライン教会学校インタビュー(神召キリスト教会)

2021年10月22日 | 教会教育部より
  • 回答者紹介

高橋正人師(東京都北区・神召キリスト教会牧師)
高橋恵子師(神召キリスト教会牧師)

教会学校ブログ「マナ・マナーキッズ」 http://www.shinshochurch.org/blog_ss/

  • 新型コロナウイルスの流行(コロナ禍)の当初、教会学校にどのような影響がありましたか

昨年(2020年)4月の緊急事態宣言下において、
(1)朝9時~10時に行っていた子ども礼拝(教会学校)は、最初の二週間ほど休止せざるを得ない状況になりました。影響としては、子ども礼拝に来ていたノンクリスチャンホームの子どもたちが教会に来られなくなりました。クリスチャンホームの子どもたちは、動画・オンラインでの礼拝に保護者と共に参加するようになりました。
(2)地域に向けた「福音の種まき」として月に二度ほど行っていた子ども会は、プログラムにクッキングが含まれていたこともあり、状況を鑑みて中止しました。
(3)月に一度持っていた教師・スタッフ会が開けなくなりました。

  • その影響を受けて、どのような対策を講じましたか

・子どもたちが教会に集えない状況の中で、特にクリスチャンホームの子どもたちが、どのような状況の中でも神様を礼拝することを第一とできるように、聖書のお話を中心とした短い動画「おうちでバイブルタイム」を作成、配信することにしました。その後、Zoomによるオンライン子ども礼拝に切り替えて、現在に至っています。

・ノンクリスチャンホームの地域の子どもたちと家庭に対しては、繋がりが途絶えないように、定期的に「聖書のお話動画の案内」を記載した通信ハガキを送付しました。

・教会学校の奉仕者には、メールで連絡・報告を一斉配信するようにしました。現在は、Zoomで教師・スタッフ会を持っています。

おうちで神召メイト
動画「おうちで神召メイト」より

  • 実践しておられるオンライン教会学校について教えてください

・オンラインの取り組みについて、コロナ禍の当初は、ノウハウがほとんどありませんでした。必要に迫られて、試行錯誤を繰り返しながらここまで来た、というのが正直なところです。ネットを通して、子どもミニストリーのために多くの教会の多様な実践例から様々な事を学ばせて頂けることは感謝です。その中で、教会の状況に即した等身大のスタイルが生まれて行ったように思います。

・[ツールに関して]
 動画作成は、パワーポイントを中心的に活用しました。賛美や視覚教材のスライド作成ソフトとしてある程度使い慣れていたこと、その延長で、音声などを吹き込んで手軽に動画に変換する機能が付いていることを知った事が大きかったです。教会教育部の視覚教材こひつじをフル活用できることも大きなメリットでした。
 動画編集ソフトは、Windows標準ソフトのフォトエディターを使いました。編集ソフトとしては必要最小限の機能ですが、一回一回の動画作成に凝り過ぎず、毎週子どもたちと一緒に礼拝をささげることにフォーカスするために、あえて現在まで使用しています。

・現在は、前撮りの録画ではなく、Zoomでリアルタイムのオンライン子ども礼拝を行っています。コロナ禍の中で、Zoomの配信チームが備えられたことを感謝しつつ、さらに、動画作成・編集に携わる奉仕者がチームに加えられることを願っています。

  • 新しい取り組みの中で体験した主の恵みをお証ししてください

・あるオンライン礼拝で、牧師がメッセージの最後に信仰決心の招きをしたところ、大人より先に、子どもたちが真っ先に招きに応答しているのを見て、直接会えない間も、聖霊が働いて下さっていることを覚えて慰められました。

・地域に向けた子ども会については、従来の、子どもたちを集めて行うスタイルではなく、聖書のお話の動画を配信し、教会の入り口に来て、聖書の言葉の「合言葉」を言えたらプレゼントを渡す、というような苦肉の策?のアイディアが与えられました。案内は、教会の掲示板に貼り出したポスターと、レギュラーのお友だちに郵送したわずかなハガキだけでしたが、案内を見たお友だちや保護者の方々が次々と教会に来られ、感謝しました。この取り組みは、現在も続いています。オンラインでの教会学校の働きは、子どもたちの反応や状況がわかりにくく、奉仕者としては「一方通行」の感覚を覚えることもありますが、一歩踏み出して、今できる小さなことに取り組んでいくなら、必ずそこに主のみ働きが現わされること感じています。

合言葉でチャレンジ
教会ホームページより「合言葉でチャレンジ」

  • 全国の教会学校への励ましのメッセージをお願いします

 コロナ禍の中、全体としては、子どもが子どもを教会に誘ったり、子ども会を通して新しい子どもたちが教会に出入りすることが途絶えています。一年以上、オンライン子ども礼拝や動画を用いた子ども会、その他の教会学校行事を続けて来て、メリットと同時に、バーチャルの限界も感じています。特に、顔と顔を合わせて話すことや、スキンシップから生じる子どもたちとの繋がりが希薄になっていると感じます。教会学校の活性化の鍵は、色々挙げられるでしょうが、改めて、バーチャルだけではない、身体を伴う、様々な機会をとらえた伝道にあると感じています。今だからこそ開かれているオンラインの取り組みにチャレンジしつつ、アフターコロナを見据えながら、子どもミニストリーの新しい戦略が与えられることを主に期待しつつ、兄弟姉妹と共に祈っています。

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オンライン教会学校インタビュー(豊川キリスト教会)

2021年10月22日 | 教会教育部より
  • 回答者紹介

城市篤師(愛知県豊川市・豊川キリスト教会牧師) 教会学校奮戦記
城市めみ姉(牧師夫人)

  • 新型コロナウイルスの流行(コロナ禍)の当初、教会学校にどのような影響がありましたか

流行当初、教会員の子ども以外の来会が全くなくなった。

  • その影響を受けて、どのような対策を講じましたか

手洗い、うがい、手指の消毒、マスクの着用、検温、備品消毒。その時に来ている子どもたちに出来る事をする。

 ブログは教会教育部から教えて頂き、2012年からはじめました。最初は主人(篤師)が、後から私(めみ姉)が更新しています。ブログを継続していく中で、教会学校に対するモチベーションが上がっていったと思います。
 教会学校は2012年当初も2021年現在も、主人が中心となって行われています。はたから見ると牧師とは孤独との戦いが常にあるのだと感じました。ですが、ブログを見ていて下さっている方々がおられる事によって、主人の孤独感も和らいだのではないかと思います。

伝承おりがみ
「伝承おりがみ」の折り方動画

  • ブログに掲載されている動画「伝承おりがみ」について教えてください

 「おりがみ」は娘・息子が幼い頃からよく一緒に折っていました。小さな子供でも安全に遊べて、経済的で、準備もいらず、とても便利な遊びだと思いました。「伝承おりがみ」は簡単で、種類もたくさんあり、日本文化の継承にもなります。ユーチューブにアップしているのが「伝承おりがみ」なのは、著作権の侵害にならないからです。
 動画はノートパソコン(MacBook Pro)に元々ついている「Photo Booth」というアプリを使って撮っています。動画の編集などは今のところ全くしていません。「Photo Booth」で撮った動画をユーチューブにアップしています。

  • 主の恵みを体験されたことをお証していただけませんか

 娘、息子の通学班のお友達(小学生)が、なぜか教会学校に興味を持ち来てくれるようになりました。初めて来た時にイエス様のお話を聞いて信仰決心をし、今現在も、毎週欠かすことなく教会学校の礼拝に参加しております。最初は、遊びやお菓子が目的で来ているのかなと思っていたのですが、そうではないということに気付かされました。この前、家の仕事のお手伝いがあったそうで「絶対に教会学校にいく!」と一生懸命お手伝いをして午前中に終わらせて、疲れているだろうに午後に駆けつけて礼拝に参加しておりました。こちらが驚くほどの熱心な信仰を持っていると感じ、主の御業を心から賛美しました。

  • 教会学校の活性化のためにどのようなことが必要だと感じますか

色々と制限はありますが、その中でも工夫してイベントなどを行い、信仰の助けになるような企画をすること。

  • コロナ禍を通して学んだことがありますか

私自身とても良い教訓が沢山ありました。目の前に魂にしっかりと向き合い御言葉の種をまき続ける。いつどうなるかわからないので、一回一回全力でやる事が大切なのだと感じました。

駄菓子屋
駄菓子屋さんごっこ

  • 全国の教会学校のため、何か耳寄りな情報を教えてください

 コロナ禍のため飲食系のイベントを止めていたのですが、何か出来ないかと思いまして、現在は月に一回の頻度で「駄菓子屋」をやっております。毎週の教会学校に来たお友達に暗唱聖句や分級プリントなどでコインを配り、そのコインで買い物が出来るようにしました。駄菓子屋では、駄菓子を買ったり、くじ引きをしたり、スーパーボールすくいなど、ゲームもあります。なかなか盛り上がっております。また、コインをゲット出来ることもあり暗唱聖句や分級、集会のゲーム係や奏楽、お祈りなどにも積極的に参加する姿勢が見られるようになりました。

  • 全国の教会学校のため励ましのメッセージをお願いします

 子どもたちに信仰を継承していくこと、聖書を教え続けることは、時が良くても悪くても続けるべき重要な使命であると思っています。日本の各地の教会学校が益々神様の栄光を現していけるように祈っています!

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オンライン教会学校インタビュー(南紀キリスト教会)

2021年10月22日 | 教会教育部より
  • 回答者紹介

寺田有理師(和歌山県串本町・南紀キリスト教会伝道師、キッズ担当)
西谷望神学生(中央聖書神学校通信科、なんキッズ動画担当)

1.教会学校全般について(回答者:寺田有理師)

  • 新型コロナウイルスの流行(コロナ禍)の当初、教会学校にどのような影響がありましたか

 私たちの教会には、次世代ためのミニストリーとして、ユース(中高生/毎週土曜)、ジュニア(小学校高学年/礼拝中)、キッズ(小学校低学年以下/礼拝中)の3つの働きがあります。また、開拓地での子ども向けの伝道集会も月1で行ってきました。しかし、コロナの影響を受け、集まることが困難な状態になりました。特にイベントや伝道集会は感染状況により、取り止めることが多かったです。また教会の変化(1回だった礼拝が2-3回の分散礼拝とオンライン礼拝の導入)により、対象者が分散する、奉仕者の確保が困難になり、キッズは自ずと休みになりました。田舎の地域でのコロナ感染(クラスターを起すこと)は致命的であるため、徹底した対策を教会全体が取り組んでいます。

    • 【ユース】緊急事態宣言の時期に対面式からzoomでの集まりに移行。緊急事態宣言後は感染対策(マスク着用、換気の徹底)を行いながら実施。
    • 【ジュニア】昨年8月(コロナ禍)にスタートしたので大きな影響はなし。感染対策を行いながら実施。
    • 【キッズ】休みの期間中は誕生日カードや子どもの日のプレゼントを送るなどしたり、可能な範囲で短い訪問などを行いました。しかし休みが長期化するにつれて子ども達の育成が止まっていることへの危機感から方法を検討し、昨年5月に動画配信を導入しました。と言っても当初の動画は、現在のようなバッチリ編集されたものではなく、スマホで短い挨拶を撮影し、ONE HOPEさんがyoutube配信していた「こども聖書クラスオンライン」を親御さんと一緒に見るように促す程度のものでした。出席はクイズの回答を親御さんにキッズ担当者にlineで送ってもらうことで確認していました。とにかく集まれない状況下の中でいち早く対処できることを最優先し、自分のできる範囲でスタートしました。その後、担当者の出産等で間が抜けることがあったのですが、神学生達が働きに加わってくださり、今の「なんキッズ」の配信に繋がっています。
    • 【開拓地での伝道集会】8ヶ月間のお休みをしたのですが、月1で感染状況を考慮しての開催。感染対策をして再開しました。

 

  • 実践しているオンライン教会学校について教えてください

 コロナ禍にあってどのように教会の子ども達に届くことができるかを考え、始めた新しい企画ですので、まだまだ手探り・試行錯誤の段階です。技術的・人材的にもベストというわけではないと思いますが、私たちが実践している範囲で分かち合わせていただければと思います。
 動画を用いた教会学校を始めるにあたり、“どのような動画にしたいか”によって、必要な人材や技術、機材、方法などは変わってくるのではないかと思います。
※私たちがしている動画制作に係る人材や機材、課題などに関しては、動画「なんキッズ」の質問(後述)で説明させていただきます。
 一番手軽に始める方法としては、お手持ちのスマートフォンで撮影・そのまま無料のアプリで編集することだと思います。私たちも、今のなんキッズを始める前にこの方法を用いて、子ども達への短いメッセージ動画(教会員限定)を送っていました。
 作りたい動画によっては、有料の動画編集アプリや外付けマイクを使用すれば、一眼レフやパソコンがなくても良い動画コンテンツを制作することができます。(私たちの教会では、オンラインでの礼拝に対応するために購入していた機材などを使用しているので、スマホでの編集などの技術面については詳しくありません)
 動画の質を上げようとすると、どうしても照明やより細かく編集することのできる編集ソフト(パソコン)を用いることが必要なのではないかと思います。

イベント・たまいれ

  • コロナ禍対策の中で、どのような課題がありますか

 今まで教会が行ってきた子ども達との対面での関わり方、育成や伝道が同じ方法ではできないという問題があります。それに対して関わり方の方法を考えたり(zoom,lineなどを用いる)会えなくても神様の事を伝える方法を検討し、動画配信に行き着きました。どうすれば子ども達に届くかを祈りつつ、他の教会のアイディアや情報も集め、参考にさせて頂きました。
 新しく変化させて行かなければいけない部分、変えてはいけない福音の本質、変わることのない神様のご計画を信じて前進したいと思っています。

  • 教会学校の活性化のためにどのような必要を感じますか

 奉仕者のうちに「あきらめない心」「神様を信頼する心」「楽しむ心」の3つが必要だと感じています。
 出口が中々見えない状態で「いつまで続くのだろう?」という不安や「子ども達がいなくなるのでは?」という恐れがやってきます。また「あの頃はよかった」と過去に留まる思いやあきらめそうにある思いが襲ってきます。そして「神様どうしてですか?」という疑う心がコロナ禍の中で何度も何度もやってきました。しかし、そこで止まっていては試合終了だと気づけた時、次の一歩に進めたように思います。このコロナ禍でいかにミニストリーを喜び、子ども達のために働くことができるか、自分自身がミニストリーを楽しめるかが大きな鍵のように感じています。
 イエス様が私たちをあきらめなかったように私たちもどんな状況でもあきらめずに試行錯誤すること、神様は必ず乗り越えさせてくださると信頼すること、このような中でも私たちがまず楽しめるならば必ず教会学校(子ども達)は活性していくのではないかと思います。

  • コロナ禍が収束した後、教会学校は以前のものと変化があるでしょうか

 コロナの収束によっての変化もあると思うのですが、教会学校は時代において変化し続けるものだと思います。キリストの愛と救いを伝えるという本質は変わることはありません。しかし、伝え方、教え方はその時代の子ども達に1番伝わる方法に変化が必要だと感じます。聖霊様が触れてくださり、み言葉にとらえられるように祈ると共に、今、神様から委ねられている子ども達にどのようにアタックしていくかを考え、チャレンジしていくことが必要だと思って取り組んでいます。
 またコロナ禍で学んだことが2つあります。
(1)関わりに関しては、対面を越える方法はないということでした。今まで当たり前にしていたことですが、この重要性やできることの恵みを忘れてはいけないと思いました。
(2)遠方の方への希望が与えられました。会う機会が少ない分、手薄になる事が多かったのですが、動画配信やsnsをうまく用いて行く時に、少しかもしれないのですが、働きかけて行くツールになることが分かりました。

  • 全国の教会学校への励ましのメッセージをお願いします

 私(寺田有理)も1人では絶対にできなかった働きだと断言できます。コロナ禍での出産、2人の小さな子ども達の子育てもあり、アイディアはあるけれど、技術不足や時間が取れない等課題がたくさんありました。しかし、祈っていくうちに力強い技術と賜物を持った奉仕者(神学生)が仲間として与えられ、私が願っていた事以上のことを彼らがカタチにしてくれる事は本当に神様の助け、子ども達への愛を感じました。1人では難しいことも2、3人が集まり、祈り、知恵や賜物を出し合って行く中で新しい道が見えてくるのではないかと思います。また、最初から完璧なものではなく、自分ができることから始めて行く中で進み出していくのではないかなと思います。

2.動画「なんキッズ」について(回答者:西谷望神学生)

なんキッズ

  • YouTubeで公開されている動画「なんキッズ」について教えてください

◎動画の対象と目的
 対象:動画「なんキッズ」は、幼児から小学低学年の子ども達をメインの対象として制作しています。
 目的:従来、私たちの教会では、毎週礼拝メッセージの時間に子ども達を礼拝堂とは別の部屋に集めて、子ども達のための集まりとして、なんキッズを行っていました。しかし、コロナ禍において、対象の子どもの親御さんが礼拝に来ることを自粛されたり、教会としても礼拝を2回に分けたりと、一度に子ども達を集めることが難しくなってしまいました。そのような中、どうにかしてキッズの子ども達に教会を楽しんでもらうことが出来ないかと思い、始めたのが動画「なんキッズ」です。
 キッズといっても、未就学の子ども達の割合が多いため、聖書の物語を紹介することや楽しむことを一番の目的としています。私自身(西谷)も日曜学校で聖書の紙芝居を通して聖書物語に触れてきました。日曜学校でどんなことをしたかはあまり覚えていませんが、聖書の物語は不思議と心に残っています。紙芝居とは形が違いますが子ども達が聖書に、教会に親しんでほしい、その思いで動画を作成しています。

◎利用方法
 キッズから親御さんに向けては、親子で動画を見てもらい、最後に一緒に祈って終わるようにお願いしています。理由としては、(1)ただ動画を見るだけにならないように。(2)子ども達への信仰教育に親も責任を持つことが大切と考えるからです。動画でキッズを行うことに当たり、親御さんの協力が必要不可欠だと思います。
 どうしても動画では一方通行の情報の伝達になってしまいます。親御さんが一緒に見て、子どもからの質問やコメントに答えることによっても信仰が継承される1つのきっかけとなることを願っています。
 新しい動画の更新は土曜日の夕方に行っています。土曜日の夜や日曜日に、親子で楽しむことを通して、日曜日は教会!という意識が子ども達のうちに芽生えてくることを願っています。更新頻度については、教会行事やキッズのイベント等の予定を考慮しつつ、親御さんの負担になりすぎないように気を付けています。(一年間の簡単なカリキュラムを作っています。)

  • 動画の制作のための各種リソースについて教えてください

◎奉仕者
 現在は、協力していただいている親御さんの他に、原稿作成・撮影・編集等に2名(神学生)、アドバイスやサポートに1名(伝道師)の奉仕者がいます。また、10月からは1名、奉仕者の育成も兼ねて、一緒に奉仕に加わることになっています。

◎制作機材
動画撮影
  ・グリーンバック背景(クロマキー合成用)
  ・Canon Kiss10(一眼レフカメラ), カメラ三脚
  ・照明用ライト(きれいに合成するため)
動画編集
  ・MacBook(編集用PC)
  ・Final Cut Pro(編集用ソフト)
  ・Canva(テロップ制作用 ブラウザベースデザイン製作ツール) https://www.canva.com/

※賛美動画に関しては音源製作用に上記に加えて、
  ・Logic Pro(音源編集用ソフト)
  ・コンデンサーマイク
  ・オーディオインターフェイス
  ・ギター             などを使用しています。

◎素材
  ・OneHopeコンテンツ https://note.com/kodokura_online/n/n665f747ed1e8
   ※始めるに当たり、このコンテンツのアニメーション動画を使用していいかの許可をonehopeさんに問い合わせをし、使用させて頂いています。
  ・BGM等の音源は著作権フリーの音源を探し、使用させて頂いています。
  ・パペット(登場するアヒルとウサギ、100均)

◎製作期間
 基本的には以下の流れで一本の動画を制作しています。※()は所要時間
   水曜日:原稿作成(1h)→原稿チェック(30min)
   木曜日:撮影準備・収録(45min)
   金曜日:テロップ作成・動画編集(1h)
   土曜日:サムネイル作成・アップロード(15min)
 一本の動画を制作するにあたり、平均3.5時間ほど。
 毎週、撮影するのは大変なので、撮り溜めすることもあります。

※原稿作成:OneHopeさんのコンテンツをもとに、子ども達に受け取ってほしいことや知ってほしいことをワンポイントでまとめています。
 原稿チェック:原稿を作る人とは別に、子どもにも分かりやすい表現や言葉が使われているかを確認・修正しています。

  • 動画制作・運用を進める中で直面した課題はありますか

 動画「なんキッズ」の課題は大きく2つあります。

 一つ目は、やはり双方向のコミュニケーションが取り辛いことです。子ども達がどのように視聴してくれているのか、実際に見ることはできません。作り手にとって、親御さんのコメントやフィードバックがとても貴重な意見です。
 教会から流すだけでなく、子ども達も参加することができるように、塗り絵の企画をしたことがあります。OneHopeさんがストーリーに準じた塗り絵も提供してくださっているので、それを親御さんとお家で塗ってもらい、写真で送ってもらいました。その子ども達が塗ってくれた絵を動画内で紹介すると、子ども達も「え、どうして!?」と気に入ってもらえたようでした。
 動画の視聴は受け身になりがちですが、そのストーリーに合わせて実際に子ども達が参加することが出来る企画を計画することは、子ども達に積極的に見たい!面白い!と思わせる一つの良い方法かもしれません。今、私たちは塗り絵の第二弾や、サザエさんの最後にあるようなじゃんけんタイム、親御さんの負担になりすぎないようなクリスマスの工作のプレゼントなどを企画しています。(OneHopeさんでは間違い探しなどの企画もされていました。)

 二つ目の課題は継続です。動画制作にも多くの時間とエネルギーが必要です。ですが、キッズ以外にも教会にはたくさんの働きがあり、毎週キッズのためだけにそれらを割き続けることは、残念ながら難しいというのが現実です。また、子ども達の信仰の成長をすぐに見ることができるわけでもありません。その中で、「このなんキッズのミニストリーは効果的なものになっているのだろうか?」と自問してしまうこともしばしばあります。
 リアルな数字をお話すると、8分の動画を約3時間半かけて作ったとしても、再生回数が伸び悩んだり、平均視聴時間(YouTube Studioで自分がアップした動画についての得られる情報の一つ)が2分程にとどまっていたりする(=一部分しか再生されていない可能性がある)こともよくあります。それらの課題と向き合いながらも、子ども達のために継続していくことは大きなチャレンジです。
 そのような中にあっても今まで続けることが出来ているのは、神様の助けだと思います。子ども達が久しぶりに教会に来た時、私(西谷)のことをキッズの先生と認識してくれたことは、今年からキッズミニストリーに携わらせてもらっている私にとってとても嬉しい出来事でした。
 その他の課題として、親御さんの協力を得ることや、奉仕者の育成などがあるかもしれません。
 親御さんの協力に関しては、私自身育児の経験がまだなく、親御さんと関わる機会も多くないため、親・子ども目線で企画したり、その企画を伝えたりすることが難しい状況です。幸いにも、アドバイザーとして見守ってくださっている伝道師が2児の母ということもあり、お母さん同士のコミュニケーションや塗り絵などの企画をする際の橋渡しのような働きも担ってくださっているので感謝です。
 奉仕者の育成に関しては、専門的な知識や技術が求められる内容もある中で、どのような形で奉仕に携わってもらえるかを考えていく必要があると感じています。

  • これから動画制作(オンライン教会学校)を始めようとする教会にアドバイスをいただけますか

 今までの回答とも重なりますが、私たちが大切にしたいことを分かち合わせてください。

1.キッズの育成のために親御さんとタッグを組むこと
 オンラインでのキッズミニストリーには親御さんのサポートが必要不可欠だと思います。動画作成などに携わってくださる奉仕者ももちろんですが、このミニストリーに理解を示して、子ども達と一緒に参加してくださっている親御さんに感謝を示しながら、共に子ども達を育成するミニストリーを進めていくことが出来ればと感じています。

2.伝えたいことはシンプルに、分かりやすく
 子どもは集中力が短かったり飽きやすかったりすると思います。そこで、できるだけシンプルに、子ども達でも知っている、イメージしやすい言葉で話すことを心がけています。早口になってしまうこともしばしばありますが、カメラの向こうに子どもがいることをイメージして、子どもが聞き取れる早さで伝えるように努めています。
 具体的には、なんキッズでは、
   ・賛美(2分)
   ・導入(1分)
   ・アニメーション(3分)
   ・伝えたいこと(2分)
で、動画を構成しています。
 原稿を作成する際には、A4の用紙1枚分ぐらいで収まるように気を付けています。

3.自分自身の失敗として-奉仕の心を吟味する
 何かを制作する時、没頭する人がいますが、私もそのうちの1人かもしれません。他のミニストリーや仕事、自分の健康を圧迫してしまうほど、動画制作に時間がとられてしまわないように気を付ける必要がありました。編集に時間をかけた分だけ、再生回数が伸びるという世界でもありません。同じ時間をかけるのであれば、対象となる子ども達がどうすれば動画を楽しんで聖書に触れてもらえるのか、そのことに時間とエネルギーをかけた方が良い、そのように感じています。
 また自身の奉仕の姿勢として、動画を作ることがこのミニストリーの中心になってしまうことがないように気を付けています。始めたばかりの頃は、沢山の人から「すごいね」と励ましの言葉をいただきました。しかし、いつの間にか、その言葉が自分の奉仕の動機にすり替わっていました。子ども達のために始めたミニストリーが、いつしか自分の欲求を満たすためのものに変わってしまう、そのような危険性は、動画制作のような専門性が問われる奉仕者には、特にチャレンジとして降りかかってくるように感じています。今は対象の子ども達が神様としっかり繋がることを祈りながらミニストリーに携わっています。

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オンライン教会学校インタビュー(シャロンキリスト教会)

2021年10月22日 | 教会教育部より
  • 回答者紹介

上田努師(熊本県八代市・シャロンキリスト教会牧師) 教会学校奮戦記

シャロンキリスト教会YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCY0vEvAgcsG6PrRTMJ9CHNA/

  • 新型コロナウイルスの流行(コロナ禍)の当初、教会学校にどのような影響がありましたか

2020年3月の小中高校の休校の時期から、日曜学校(教会学校)を休みにしました

  • その影響を受けて、どのような対策を講じましたか

教会に集まれない時は、お休みしましたが、2020年5月からYouTubeによる日曜学校の動画を配信することになりました。

日曜学校小学科の動画日曜学校小学科の動画

  • 実践しているオンライン教会学校について教えてください

OBS(Open Broadcaster Software)という無料の録画ソフトを使ってオンライン教会学校を録画しています。OBSはパワーポイントの画面と説教者の画面を同時に録画することができます。そして、事前に録画した動画をYouTubeで配信しています。最初は小学科対象の動画だけでしたが、後に幼稚科対象、ユース対象の動画も作成するようになりました。動画を配信するのは私一人でやっています。できることは限られていますが、動画配信のための奉仕者がいると内容の幅も広がるのではないかと考えています。

※Open Broadcaster Software ダウンロードページ https://obsproject.com/ja

  • コロナ禍対策の中で、どのような問題がありましたか

コロナの前は食べ物のイベントを主にしていましたが、それができなくなりました。その代わりに外に出かけるイベントを計画するようになりました。遠足、レクリエーション施設に行くなど。

  • コロナ禍を通して学んだことがありますか

コロナ禍になるまでは、これまでやってきたことで満足していました。しかし、コロナになってから今までやってきたことが通用しなくなり、新しい事を始めたり、技術を覚えました。このことから、今のままで満足してはいけないこと。もっと色んなアプローチの仕方があるのではないか、学べるのではないかと考えるようになりました。

うまリンピック
九州教区オンラインキャンプでの「うまリンピック

  • 教会学校の活性化のためにどのような必要を感じますか

インターネットなど、オンラインによるつながりが必要だと思います。

  • コロナ禍が収束した後、教会学校にはどのような変化があるでしょうか

教会学校の対象者は、自由にオンラインを駆使できない小学生であるため、やり方は以前のようにリアルで集まる働きに戻っていくと考えます。ただし、オンラインのイベントも導入することで、働きの幅は広がると考えます。中高生は、比較的自由にオンラインを使えると思うので、リアルで集まる働きと共に、オンラインでの関りも並行して進んでいくと考えます。

  • 全国の教会学校への励ましのメッセージをお願いします

全国子ども聖会を、オンラインで開催してはどうでしょうか。そして、そのような大きなイベントを、教会教育部の先生方だけで行うことは難しいため、各教区から(主に青少年担当)連絡委員のような教職による協力体制を築いて、実施してはどうかと考えます。そうすれば、個教会、個教区では出来ないような大きなイベントを行い、子どもたちが恵みを受けることが出来ると思います。その際には、規模の大小によって寂しさを感じることがないような対応が必要になると思います。

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