昨年10月「国防戦略」NDSが発表されている。アメリカの国防意識というか、中国とロシアの脅威を強調し、同盟国、パートナー等との連携を強く意識していることが認められる。防衛優先事項としてこんな表現をしている。
『安全保障環境のこれらの急速に進化する特徴は、侵略を抑止し、重要な地域で良好な勢力均衡を維持するのに役立つ米国の能力を損なう恐れがあります。中国は最も重要で体系的な課題を提示し、ロシアは海外の重要な米国の国益と本土の両方に深刻な脅威をもたらしている。・・・・・』
さらに、アライアンスとパートナーシップとの項目の中で『・・・新しい運用コンセプトそして、世界中の統合軍を利用する私たちの能力』と述べ、インド太平洋地域について次のようにいう。
『自由で開かれた地域秩序を維持し、力による紛争解決の試みを阻止するために、インド太平洋地域における強靭な安全保障アーキテクチャを強化および構築する。我々は、日本との同盟を近代化し、戦略的計画と優先順位をより統合された方法で調整することにより、統合された能力を強化する。態勢、相互運用性、多国間協力の拡大への投資を通じてオーストラリアとの同盟を深める。AUKUSやインド太平洋クアッドなどのパートナーシップとの高度な技術協力を通じて優位性を育む。 』
果たして、こんな防衛戦略を組むアメリカに対して、日本はと言えば、まさに当blogが連載している「令和4年国防方針批判」で指摘されるような対応をしているわけである。
大丈夫か?? 日本の防衛!!! 日本との同盟を近代化、だって。
(文責:吉田)
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