tada aru space

tada aru space

uchu no itonami…

2018-06-30 | ウェブログ




未来はすでに終わっている……







自分を信じる


人生から


人生を信じる自分へ








stillness…

2018-06-28 | ウェブログ



光でも闇でもない

揺らぎでもエネルギーでもない世界が

目の前で繰り広げられる


思考の尺度で

表現するなら


奥行きと濃淡の世界というのが

一番近いけれど


空間やスペースとは

また違うから


ややこしい……


兎にも角にも


宇宙とは混沌とした可能性であり


カタチある宇宙

普遍的な宇宙など存在しないことを


この時初めて教示された






やがて


この体験を司ったであろう

強烈な気配の存在が


背後から


にじり寄ってくる……


わたしは終わる

すべてが終わる


わたしは静かにハラをくくった








contact…

2018-06-26 | ウェブログ



ひらひらと舞う白い蝶……


目で追いかけていると

魔法にかけられたかのように


意識が操られていく……


わたしの身体が透け始め

地下壕もろとも消えていく






今ここにいる自分と

異次元に存在するわたしが


混在しているけれど


心はとても寛いでいる……


何者かの気配を感じながら

祭壇のあたりに意識を向けると


ゼリー状の透明スペースが

どんどん拡大……


わたしごと呑み込んでいく


一瞬


呼吸出来ない状況に

たじろいだが


異次元の呼吸器が

装着されたかのように


とても呼吸が楽になり


光でもない

闇でもない


見たことのない

情景が浮かび上がってきた








matsurigoto…

2018-06-24 | ウェブログ



水中に落下したわたし……


ひざ上程度の水量に

安堵していると


次第に


地下壕のような

スペースが浮かび上がる


落ちた穴は


井戸ではなく

通気孔かなんかだったのだ……


さらに


暗闇に目が慣れてくると


地下壕の奥に


祭壇らしきものがあり


ローソクの燃え残りと

マッチ箱を発見したが


湿気っていて

火をつけられる状態ではない……


とりあえず


祀りごとで

使っていたのであろう

台座の上に座り


ひと息ついた……






ふたつある通気孔から

薄っすらと差し込む光


キラキラと舞う金粉に心安らぎ

ぼんやりふんわりし始めた頃


通気孔のひとつから


白い蝶が


舞い降りてきた












ikkan no owari…

2018-06-22 | ウェブログ



井戸の中……


スポッとハマり固定されていた

わたしの身体


少しずつズレ始めてはいたが


目と鼻の先


微動だにしない巨大ムカデの存在が


水中に落下する恐怖や

骨折による痛みを


緩和してくれていたが


突然……


その巨体ムカデが

わたしの首すじに走り込んできた






シャツの中を這い回るムカデ


背中で押し潰したい思いと

押し潰せない思いとで


バタついているうち


とうとう


わたしの身体は

ムカデと共に水中に落下した








ananonaka…

2018-06-21 | ウェブログ



古井戸に落ちたものの……


中に入り込んでいた竹や雑木に挟まれ

わたしの身体は

井戸のなかほどで留まっている


身動きする度


足元からポチャンと音がするから

水は張っているようだが


そんなことより


右手小指がぷらぷらして

みるみる腫れ上がっていく


助けを求めようにも


激しい痛みで

声を出せない






痛みに耐えながらも

少し冷静さが戻ると


周りの状況がだんだんと見えてきた


身体はすっぽり固定され

自力では這い上がれない……


子どもながらに絶望していると

大きなムカデや小さな虫たちが


壁に張り付いているのが

視界に入り始めた


最悪……


水中に落ちるより

骨折の痛みより


ムカデの存在に血の気が引いた








keshin…

2018-06-20 | ウェブログ



翌朝になっても

ばあさんの怒りは収まっておらず


メシは食わせん….…


わたしは歯磨きと洗顔だけ済ませ外へ出た


すると庭の片隅に……


テンのようなイタチのような

真っ白い小動物が

こちらをうかがっている


近づいても逃げないので距離を詰める


小動物は


あたまを上下させながら

わたしを観察していたが


あともう一歩のところできびすを返し

竹林の中へ走り込んでいった






わたしは……


後を追い


禁断の竹林に

また入ってしまったが


そんなことより


小動物の空気感に引き込まれていた


足音を忍ばせ


竹林の中を歩いていると

朽ち果てた家が現れた


昨日は無かったのに……


さすがに


気味悪くなったが

ばあさんへの腹いせもあり


どうなってもいいという

短絡的な気持ちで


朽ちた家へと足を踏み入れたその瞬間


わたしの身体は

地中へと呑み込まれた……



古井戸に落ちたのだ








mononoke…

2018-06-19 | ウェブログ



立ち入るなと

釘を刺されていた竹林……


普通に荒れ果て


ちみもうりょうとした

もののけ感は

うごめいていたものの


恐怖心以上のものに

出会えなかったことに


落胆しつつ

ほっとしつつ


ばあさんの家へ戻った


どけ行っちょったとか

馬鹿たんがぁ

はよ 風呂を焚かんかぁ……


ばあさんの叱責を受けながら

五右衛門風呂の焚き付け


すると


あんやんが わーわーわめき

ばあさんに何かを訴え始めた


わめくあんやんを黙らせようと


いつものように


ばあさんは竹刀で土間や壁を叩くが

この日のあんやんは一歩も引かない


火のついた

ばあさんは


あんやんの肩や足を

竹刀で叩きまくるが


あんやんは


わたしの方をアゴで

指しながら

ずっとわめいている


さすがに何かを察したばあさん……


わたしの顔を覗き込み


まさか 竹林には入っちゃおらんどが?


覚悟したわたしが

うなずいた途端


烈火のごとく


怒号と竹刀が飛んできた






ばあさんの爆発的噴火は


騒動を聞きつけた

お隣さんの

来訪で収束したものの


もののけを超えるであろう念を

一晩中わたしに送り続け


食事も抜かれ

寝床も抜かれたが


そこは小学生


睡魔には勝てず

土間の上で朝を迎えた












awakening…

2018-06-18 | ウェブログ



何者かになる


必要はない


君は


すでに


君なのだから……












kamisama…

2018-06-17 | ウェブログ



四六時中……


あ〜 う〜 と発しながら

身体のいたるところがせわしく

動いてしまう

あんやん……


時折


奇声も発したりするけど

一緒にいる空間が


心落ち着き


畑や裏山に入っていく

あんやんを見かけると


あとをついてまわった……


気配を消し


あんやんのはるか

後方を歩いているのに


土手のえぐられた

小川を渡る時


罠のかけてある

けもの道を歩く時など


わたしが危険地点に近づくと


ものの見事に

わたしのいる方向を振り返り


注意喚起らしき

デェスチャーをしてくれる






そんなあんやんに


絶対に入っちゃいけないと繰り返し

念押しされていた竹林……


ばあさんには


ここは神様の通り道だから


人間が通ると


相撲を取らされ

心臓を取られると

脅されていたが


わたしは


意を決して

竹林に足を踏み入れた