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設備投資3年半ぶり増加 7~9月5%増収増益3期連続 法人企業統計

2010-12-02 22:25:48 | 日記
財務省が2日発表した7~9月期の法人企業統計によると、企業の設備投資は前年同期比5.0%増の9兆5500億円となった。輸送用機械を中心に製造業の投資が伸び、14期ぶりにプラスに転じた。売上高は6.5%、経常利益は54.1%それぞれ増え、3四半期連続の増収増益となった。ただ、欧州の財政不安などで為替相場や海外経済には懸念材料が残る。政策効果の息切れも、日本経済の先行きを不透明にしている。

欧州財政不安など 先行き不透明感

法人企業統計は財務省が企業の収益動向や設備投資などを調べる統計で、四半期別調査では資本金1千万以上の企業の仮決算をまとめる。財務省は7~9月期の結果について「総じて引き続き改善傾向にある」と判断している。

今回の結果は内閣府が9日に発表する国内総生産(GDP)の改定値に反映される。在庫投資などが伸び悩んだ項目もあり、全体の数値が上方修正されるか微妙だが、設備投資の改善を示す内容となった。

日経 2日夕刊
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法人企業統計では、設備投資が前年同期比で3年半ぶりの増加に転じました。ここのところ、前年同期比のマイナス幅を縮小してきて、今回プラスに転じています。企業の業績が3期連続増収増益ということもあって、設備投資にお金を回せるようになってきたのかもしれません。先日の鉱工業生産指数は前月比ベースですが、減少方向にありました。ですので設備投資も余り積極的には行われていないものと思っていました。それでも、設備投資の水準自体は低く、リーマン前の7割程度となっている。


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