欧州の財政不安を発端に欧州国債の安定消化が懸念されています。
その影響から、米国債に投資家の資金が流れ込み、11日の落札利回りは、いよいよ2%を割り込みました。
利回りが1%台になるのは、統計を取り始めてから初めてのことだそうです。
米国は失業率が改善したり、年末商戦の好調など、景気はすこしずつ回復に向かっています。
11日発表のベージュブック(地区連銀経済報告)でも緩やかな回復続く、と報告。
本来は、国債発行による資金需要はさほど高くないものと考えますが、
それだけ、欧州の不安懸念を回避する資金が入札に殺到しました。
国債利回りは、日本の場合ですと価格競争入札で実施されます。
発行額と利率が財務省から発表され、入札価格を各社提示する方式。
価格競争なので、購入価格の高い順に落札していきます。
ところで、12日には、欧州イタリア、スペインでも国債の入札が実施されました。
いずれも安定消化したため、国債が買われ利回りは低下。
イタリアは危険水域の7%から6.5%に、スペインは5%まで低下しています。
スペインでは、発行額の2倍の応札がありました。
ECB融資が後ろ盾となり、欧州各銀行が国債を購入し易くなった結果でしょう。
欧州市場が安定していくのか、資金が米国に流れ続けるのか、それとも日本やアジアに帰ってくるのでしょうか。
予断を許さない状態が続きます。
こぐま経済研究所
その影響から、米国債に投資家の資金が流れ込み、11日の落札利回りは、いよいよ2%を割り込みました。
利回りが1%台になるのは、統計を取り始めてから初めてのことだそうです。
米国は失業率が改善したり、年末商戦の好調など、景気はすこしずつ回復に向かっています。
11日発表のベージュブック(地区連銀経済報告)でも緩やかな回復続く、と報告。
本来は、国債発行による資金需要はさほど高くないものと考えますが、
それだけ、欧州の不安懸念を回避する資金が入札に殺到しました。
国債利回りは、日本の場合ですと価格競争入札で実施されます。
発行額と利率が財務省から発表され、入札価格を各社提示する方式。
価格競争なので、購入価格の高い順に落札していきます。
ところで、12日には、欧州イタリア、スペインでも国債の入札が実施されました。
いずれも安定消化したため、国債が買われ利回りは低下。
イタリアは危険水域の7%から6.5%に、スペインは5%まで低下しています。
スペインでは、発行額の2倍の応札がありました。
ECB融資が後ろ盾となり、欧州各銀行が国債を購入し易くなった結果でしょう。
欧州市場が安定していくのか、資金が米国に流れ続けるのか、それとも日本やアジアに帰ってくるのでしょうか。
予断を許さない状態が続きます。
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