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NY株が反落、125ドル安 7日ぶり ゴールドマン訴追影響

2010-04-17 23:31:21 | 日記
16日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が7日ぶりに大幅反落した。米証券取引委員会(SEC)が米金融大手ゴールドマン・サックスを証券詐欺の疑いで訴追すると発表。金融規制が強化されるとの見方が広がり、金融株を中心に売りが出た。ニューヨーク外国為替市場ではドルが売られ、円相場は一時91円だ後半と3月25日以来の円高・ドル安水準を付けた。

ダウ平均の終値は前日比125ドル91セント安の1万1018ドル66セント。下げ幅は2月4比以来の大きさになった。ゴールドマンの株価は約13%安と急落し、金融株全体に売りが波及したニューヨーク証券取引所では上場銘柄の約8割が値下がりした。

日経 17日夕刊
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好調な米株市場に水を差すような発表がありました。SECがゴールドマンを証券詐欺で訴追すると発表したのです。サブプライムローンに端を発した金融危機は、証券化商品の組成・販売が問題をより複雑化しました。今回の訴追は、証券化商品を顧客に正しく説明しないで、ゴールドマンは販売したのではないか?というものです。業界No1のゴールドマンにSECの調査が入るとなると米国金融業界にもその影響は少なからずあるはずです。インサーダー疑惑関連で辞意を表明していた同社の幹部もいるようです。せっかく、ここまで株価も戻してきており、企業の業績はかなり回復してきました。なんとかこのまま回復基調を続けてもらいたいところです。


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