人間の体はちくわと同じだった。

人はちくわと同じ構造らしい。
人の食道の内側は、皮膚と同じで
ただ、食物は食道を通っていくだけ。
その通るなかで、人が必要なものを吸収しているだけ。
「ご飯を食べる」という行為は、
「ご飯を通す」ことだったのだ。

ちなみに僕は酒が強い。
しかしこの「通す」論で行けば
僕はただ単に「酒の中のアルコール分を体内に入れない」だけだったのだ。
だから酒にすぐ酔う人は
弱いのではなく「アルコールを摂取する力」に優れているのだ。
僕は酒に強いのではなく
アルコールを摂取する力がないのだった。

あぁ、これじゃぁ酒が強いなんていえないじゃないか