爺の独り言+

予期せぬ応援コメントが未だに届きます。皆様には本当に感謝致します。

鬱病について考える

2023-03-22 17:14:46 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(最近)

まだ読んでいない方は、こちらをどうぞ!



馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


最近...
とても不思議に思うことがあります。

それは「自分は鬱である」という話をする人がいるということです。

なぜ不思議なのか...
鬱の時に「自分が鬱である」なんて、普通は言えない状態だからです。

最近の若者には、非定型鬱病という症状も生まれてきましたが、それは若者の話です。

非定型鬱病についても後述したいと思いますが、鬱病とはどんなものか?ということについて書き記したいと思います。

一般的な方が思う鬱病のイメージは
「気分が落ち込む」
という感じではないでしょうか?
心療内科や精神科でこのような話をしたら、医師は抑うつ状態と診断してもらい、自分は鬱病だと思うかも知れません。
また、話を聞いて、適応障害や双極性障害と言われる方もいらっしゃると思います。

しかし、気分が落ち込むだけでは鬱病とは診断されにくいと思います。
理由は鬱病の特徴にあります。
鬱病は「気分が落ち込む」を通り越した症状です。
「感情がほとんどなくなります」「原因不明の恐怖に震えます」「眠ることも怖くなります」「何も出来なくなります。」
食事やトイレ等の家の中で必要なことは出来ますが、恐怖(不安)以外の感情が死んでいるので、通院以外の外出は出来なくなりますし、出かけたいという感情もなく、出たとしても、原因の全く分からない恐怖で震え、車や家に逃げ込んで倒れてしまいます。

これが本当の鬱病です。
なので、鬱病の症状を調べると
「楽しみや喜びを感じない」
「良いことが起きても気分が晴れない」
というふうに出てくるのです。

原因なんて分かりません。
原因を考える気持ちの余裕すらありません。
分からないけど怖い...
分からないけど何も出来ない...
分からないけど考えられない...
そんな日々が続きます。
(怖いという感情すらない方もいるかも知れません。)

爺は、その状態を2回体験しました。

一度目は30代中盤くらいでしょうか...
2年以上、こんな状態が続きました。
全般性不安障害も併発していたので、不安と恐怖の感情はすごくありましたが...
何が不安なのか?
何が恐怖なのか?
なんて、全く分かりませんでした。

子供大好き。
今の時代なら絶対保育士の道を選んでいた爺ですが...
当時は、見ず知らずの小さな子供がこちらを見て笑顔になるだけで、恐怖に怯えて、パニックを起こしました。

それが本当の鬱病です。

恐怖に関しては、爺の全般性不安障害のためという理由があるので、少し違うのかな。

世の中全てのことにココロが動かなくなるのが鬱病の特徴です。
脳のエネルギーが欠乏した状態になります。

鬱病にかかりやすい人の「性格傾向」ですが...

義務感が強い
仕事熱心
完璧主義、几帳面
凝り性
常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする
このような脳のエネルギーをたくさん使う性格の持ち主に現れやすいそうです。

エネルギーをたくさん使っても結果が出ない
エネルギーを使いすぎて脳のエネルギーが枯渇する
そんなことがきっかけになるので、特徴的な部分が全てはじけ飛んで感情が無くなるのです。
他に、遺伝的要因や身体疾患からのものもありますが、レアケースなので省略します。



そして、最初にお話した「非定型鬱病」について触れたいと思います。

こちらは、近年認められるようになった「鬱病の枠に当てはまらない鬱病」で、20代〜30代の女性を中心に現れる症状です。
診断基準は2つあり、

良いことに関しては明るい気分になる。

以下のうち、少なくても二つが当てはまる
・激しい体重増加、食欲の増加
・過眠
・手足に鉛のような重さを感じ、動かすのが困難となる
・社会的、職業的障害を引き起こす長期に渡る対人関係拒否過敏性
・上記の症状発現時に従来のうつ病、緊張性鬱病の特徴の基準を満たさない

これが非定型鬱病の診断基準となります。


今更ながら、鬱病とは何ぞや?という記事を書きました。

爺は本当にこの経験があります。
まさに廃人になりました。
しかも、全般性不安障害という厄介な症状も起こったので、廃人になりながら、原因も全く分からない不安と恐怖にずっと襲われ続けました。

この記事を読んだ方は、体験していなくても分かるでしょう...

「自分は鬱病である」なんて、考えられないし言えないのが鬱病です。

楽しみどころか、すがる所もなくなります。
唯一病院くらいでしょうか?
それもすがる感情はなく、唯一残された義務感で通っていた状態でした。

そんなことが、爺はなぜ言えるか?
鬱病は治ったからです。
パニック障害も治りました。
全般性不安障害は、精神的に追い詰められると少し頭を出してきます。
不眠症とストレス性蕁麻疹はゴリゴリに残っています( ̄▽ ̄;)
しかし、鬱病が治ったからこそ、過去の鬱病体験を振り返ることができ、考えることが出来るようになりました。
未だに鬱病だったら、自覚もモテないココロの状況なので「病院から言われている」としか書けませんし、ブログそのものが出来ない状況です。


最近、思うのです。

「自分は鬱だ」

って...
鬱病じゃないじゃん。
楽しく遊んでいるじゃん。
ブログ長続きしてんじゃん。
涙を流した?
そんな感情起きないし、人と会えないし。
非定型鬱病にも当てはまらないじゃん。
もっとも非定型鬱病は若い方に起き安い鬱病ですが。

でも「ブログにしっかり書く」のです。
「自分は鬱病だ」
って。
それって、違うよね?
ちゃんと勉強なり医師からしっかり聞いた上で話さないと、ただの嘘つきになりますよ。





↓ポチッとすると喜びます↓

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

↓ブログ村でフォロー↓
↓される方はこちら↓

焦げたガク - にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恥ずべき爺の話 | トップ | 闇の権化の過ぎたうぬぼれ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿