ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

家の「イ~~~~ヌ」は火燵で丸くなる?!!・・・・

2012-12-03 06:46:02 | Weblog


昨日、日曜日は、朝方雪が降って、私達の住んでる南区より札幌中央区の方が
降雪量多かった、街中殆どの道路がつるつる状態になり,車はのろのろ・・・・
それでも日曜日だったから、まだ助かった部分もあった、

私の通う,札幌の老舗、貍小路のキクヤ楽器さんが,12月で楽器売り場の店舗を全て閉鎖する、
時代の波、ネット社会の渦中で、キクヤ楽器と言えば知らぬ人がない程のお店だったけど、
厳しい選択を迫られた、貍小路3丁目キクヤ楽器Guiter売り場、曾ては札幌のギター少年達憧れの場所だったと聞く、
お正月には、マーチン・ギブソン・ギルド・フェンダーといった高価な商品が飛ぶように売れた時代もあった、
道内のブラスバンドを指導する先生方も、キクヤ楽器さんには少なからずお世話になった人も多いだろう、

私の2枚のC.D.も売り場に置かせてもらっていた、一つには、インターネットでの中古商品の氾濫、
時代的には、イカ天が放映されていたバンドブームを最後に(あの頃は、どんな田舎の街でもエレキギターが飛ぶように売れた)
ぱったり、新商品が売れなくなった、音楽を志す人々は今も昔もそれほど変わらないのだろう・・・
でもそれは、いつも一握りの人々で、そこに大衆性が加味されなければ商品の爆発的なヒットには繋がらない、
専門性と大衆性は常に相反する事柄だと思う・・・逆の言い方をすれば
キャラバンにびっしり詰め込まれたエレキギターが稚内でも音威子府でも斜里でも一週間で空(カラ)になった時代の方が
尋常ではなかったのかも知れない、

非常に地道な努力を重ねて、底辺の拡大を目指さなければ,明日はなかなか見えてこないし,やってこない・・といことは
昔から延々と繰り返されている、街の音楽教室は黙々と活動を続けている、
2年に1台くらいピアノが売れたり、アコーディオンが売れたり、ギターが売れたりする・・・していた、
それは今も変わらないし、これからもずっと変わらないだろう、メディアは別として楽器は大量消費される範疇に属さない
性質を常に併せ持っている、電子工学技術を駆使してどんなに優れた楽器が開発されたとしても、10年後・20年後
裏町のバッタ屋を覗いて欲しい、それらはがらくた同然に山積みされいるから・・・申し訳なさそうに1500円とか2500円の
赤紙が張り付けられている。

キクヤさんの音楽教室・スタジオ・メッセホールはこの後も今まで通り、営業がつづけられる、
私の首も僅かな所で繋がっている。

朝の散歩の後、「ルゥ」は必ず私の布団で鼾をかいて「おやすみ・される」
家の「イ~~~~ヌ」は火燵で丸くなる?!!・・・・