鼓事記(こじき)|プチ鼓堂 |曽和 鼓堂ブログ

自然に音を愉しんでいただける鼓堂です。

小鼓や能楽お好きでしたら‥。

白寿記念同明会能

2016年02月28日 14時13分24秒 | Weblog
たくさんのご来場有り難うございます。能会には珍しく満員御礼となりました。
この度の同明会能は
囃子の髄を感じていただけたと思います。

白是界の出囃子の大ベシなどは極めつけでしょう。もうスピードを囃すと極めてドッシリとなるのです。力強さとは極めてシッカリとなります。演者もお客様もへとへとになられ、後の解放感を楽しめたら有り難いです。

祖父の代役の鉢木は薪ノ段と申しまして『桜を見れば春ごとに~』のフレーズから始めていただきました。
心を込めて育てた鉢木(松、桜、梅)は人の為に薪となります。このたびは『松は元より常盤にて、薪となるは梅桜』と謡っていただきました。
ある意味祖父は桜、わたくしは松かもしれません。

いつまでも引きずっているようですが、鼓堂と改めて同明会能をご一緒できなかったのが心残りでございます。番組にご一緒しただけでも有り難いのはわかっております。100周年を間近に控え思いは募るばかりでございました。

先人達が築き上げてきた同明会能は、どんどん素晴らしい能会のあり方を提供して参ります。

今後ともよろしくお願い致します。来年もご期待下さいませ。有り難うございました。

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