「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

裁判員制度 裁判員に対する心のケアーについて

2011-01-22 10:46:00 | シチズンシップ教育
 
@satoruoshiro: 裁判員制度についてTBSラジオでコメントします。特に裁判員の心のケアがテーマです。【放送予定】TBSラジオ 2011年1月22日(土)朝8:20頃~ 「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!『人権TODAY』」コーナーで


 上記、大城氏のインタビューを拝聴いたしました。
 大城氏には、築地市場の土壌汚染地への移転の問題に関わる二つの裁判でたいへんお世話様になっているところです。


 裁判員は、自身がひとを裁いたことに対し、死刑判決など重大な犯罪のケースに限ったものではなく、どのような場合にも、少なからず精神的な負担を持つといいます。
 例えば、自分が判決に関わった被告人が今どのように生活をしているか気にかかるとか。
 守秘義務もあり、ご自身がひとりで抱え込んでいらっしゃることが多々あるということです。

 現制度では、無料で5回まで、裁判後にカウンセリングを受けることができることになっていますが、さらに取り組みが必要ではないかと、大城氏は指摘されていました。

 そんな中、大城氏は、実際に裁判員経験者によるネットワークhttp://saibanin-keiken.net/をつくり、裁判員経験者がお互いの経験を語り合う場を持っています。他の裁判員も同じ思いをもつことを知ることで、精神的な負担が和らぐことにつながるといいます。
 さらには、裁判中であったとしても、必要があれば、臨床心理士らによるカウンセリングが受けられる仕組みが提案されていました。

 裁判員制度見直しに向け、制度の充実に期待したいと思います。
 裁判員制度に参加しやすくする支援(こどもの保育や介護者の派遣)を中央区も実施しているところですが、中央区でも何らかのさらなる支援の拡充ができうるものなのか考えて行きたいと思います。 
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