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田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長から都知事への提言『外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生について』R1.9.17

2019-09-19 19:17:48 | 地球環境問題

 中央区も関係する環境政策のひとつ、日本橋川の水質浄化。

 田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長は、2019年9月17日に小池百合子・東京都知事に対し、外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生に関する提言を提出したとのことです。

 大学の英知を結集し、是非、実現に向け動き出していただきたいものです。

 東京都に先駆け中央区も施策として前進させるべきものであり、私自身も研究を深めるべき課題と認識しています。

*********提言*********
http://www.hosei.ac.jp/documents/NEWS/newsrelease/2019/190918_03.pdf

令和元年9月17日

東京都知事 小池百合子殿

法政大学総長 田中優子
東京理科大学学長 松本洋一郎
中央大学学長  福原紀彦

外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生ついて(提言)


 貴職におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。  

 さて、私共の大学は江戸城外濠周辺にキャンパスを構えております。その ため、外濠は日常的に接しており、保全再生するための研究を行なってまい りました。とりわけ、腐臭を放つアオコを持続的に抑制するために必要なメ カニズムについて、その解明に取り組んでおります。  
 東京都では現在、緊急的に外濠の浚渫、下水道の一時貯留などの対策に取 り組まれております。しかしながら、その効果は一時的、限定的であること が科学的に予見されており、研究者として長期的に持続可能な方策を早急に 講ずべきと考えております。  

 もともと外濠の水は、江戸時代に開削された当初から多摩川の羽村で取水 された水を開水路で四谷大木戸まで流し、そこから江戸上水道の一部を流入 させることにより維持されてきたものです。羽村から玉川上水・外濠・神田 川から隅田川に至る約 53㎞の水の流れは、位置エネルギーだけで流下する東 京の水の大動脈とも言えます※添付資料 1。この大動脈は、江戸の水道のみなら ず武蔵野の新田開発、社寺・屋敷の泉水や濠の維持、さらには舟運などにも 寄与していた、まさに「水の都・江戸」を支える水資源でもありました。  
 そして、江戸の中心地として栄えた日本橋川には、外濠のアオコが神田川 を経由して流れ込んでいることがわかっています。私たちは、この水の大動 脈の復活こそが、東京を持続可能な都市として維持し、日本橋を世界に誇れ るエリアにするためにも不可欠と考えております。

 以上のことについては、当3大学に東京大学、日本大学を加えた5大学で 組織する「水循環都市東京シンポジウム実行委員会」や玉川上水から日本橋 までの多くの都民が関わる「玉川上水ネット」、「日本橋水辺再生研究会」等 の団体が協働して、これらの河川の再生に関する啓発活動を進めております ※添付資料 2。     

 また、都議会においても、外濠の水質浄化策に関する質疑が行われたと聞 き及んでいます※添付資料 3。これらの多角的な活動の成果として、東京都では 検討会を組織したと聞き及んでいますがその成果については不透明であり、 現時点では、明確な方向性が示されていないと理解しております。 

 既に、令和の新しい時代の幕が開きました。さらに来年は「東京オリンピッ ク・パラリンピック」が開催されます。この時代の大きな転換点に当たって 「持続可能な都市東京」の水の大動脈の再生に向けて、次の三点についてご高 配いただきたく提言いたします。

一、玉川上水・外濠・日本橋川に多摩川からの河川水を導水することにより、 水質の浄化、水循環の改善、沿川の防災水利の確保、自然・歴史文化の保全 再生等、多面的な役割を果たすグリーンインフラとして位置づけ、東京都の 将来構想の施策として取り組んでいただきたい。

二、特に、東京オリンピックマラソンコースの一部でもある「外濠」、再開発 が急速に進められている「日本橋川」については、河川水を試験的に通水す るなどして、早急に水質改善の方策を講じていただきたい。
三、上記、玉川上水・外濠・日本橋川等の水質改善、維持管理等の検討につ いては、大学、研究機関、さらに市民(団体)の知見を集約するとともに、 長期的な視座に立って効率的な運営を実現するための協働体制確立のために、 委員会等の設置を提案いたします。

以 上


(事務局)
福 井 恒 明(Tsuneaki Fukui) 法政大学 教授 デザイン工学部 都市環境デザイン工学科 景観研究室 〒 102-8160 東京都千代田区富士見 2-17-1 TEL:03-5228-1446 FAX:03-5228-1446
E-mail:fukui@hosei.ac.jp

山 田 正 (Tadashi Yamada) 中央大学 教授 理工学部 都市環境学科 河川・水文研究室 〒 112-8551 東京都文京区春日 1-13-27 TEL:03-3817-1805 FAX:03-3817-1803
E-mail:yamada@civil.chuo-u.ac.jp
 


*********法政大学*******

https://www.excite.co.jp/news/article/Dprp_34915/

 田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長は、2019年9月17日に小池百合子・東京都知事に対し、外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生に関する提言を提出しました。


 都心の貴重な水辺空間である江戸城外濠や日本橋川の環境改善について、近隣住民や企業の関心が高まっています。江戸城外濠周辺にキャンパスを持つ3大学は、水質改善のための研究を行うと共に、近隣の高校や地元自治会等を含めて連携し、水辺の保存再生について多彩な研究・教育・社会活動を展開しています。そうした様子がメディアにも継続的に取り上げられています。

 外濠の水は、本来多摩川の羽村で取水された玉川上水の水の一部を流入させることによって維持されてきたものです。羽村から玉川上水、外濠、神田川、日本橋川から隅田川に至る水の流れは、ポンプなしで流下する東京の水の大動脈であり、「水の都・江戸」を支える水資源でした。そして、日本橋川の水質悪化の要因が、十分な水源を持たないために発生する外濠のアオコであることがわかっています。

 この水の大動脈復活により、外濠・日本橋川の水質浄化を実現し、東京を持続可能な都市としていくことが重要であり、その推進には3大学が連携すべきとの認識が一致し、連名で提言を実施することになりました。

 提言は三項目からなり、その要点は次の通りです。
 第一に玉川上水・外濠・日本橋川に多摩川からの河川水を導水することにより、水質浄化・水循環改善・防災水利確保・自然歴史文化の保全再生などの役割を果たすグリーンインフラとして位置づけること。

 

 第二に2020東京大会のマラソンコースとなる外濠と沿川の再開発が進む日本橋川については、河川水を試験的に通水することで早急に水質改善を図ること。
 第三にこれら水系の水質改善・維持管理等の検討について、大学・研究機関・市民(団体)の知見を集約し、協働するための委員会等を設置すること。

※提言書の全文は下記URLに掲載しています。
 http://www.hosei.ac.jp/documents/NEWS/newsrelease/2019/190918_03.pdf
 https://www.tus.ac.jp/today/archive/20190918001.html
 https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/

▼本件に関する問い合わせ先
・法政大学 総長室広報課
 (担当:栗山・田村)
 TEL: 03-3264-9240
 E-mail: koho@hosei.ac.jp
 URL: https://www.hosei.ac.jp

・東京理科大学 広報部広報課
 (担当:福岡・久保田)
 TEL: 03-5228-8107
 E-mail: koho@admin.tus.ac.jp
 URL: https://www.tus.ac.jp/

・中央大学 広報室
 (担当:青栁・藤田)
 TEL: 042-674-2050
 E-mail: kk@tamajs.chuo-u.ac.jp
 URL: https://www.chuo-u.ac.jp/
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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