「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

食育をつくろう(1) 夢の食育プランを!

2007-07-26 08:07:10 | 教育
「健康中央21推進委員会」の下部組織として、
食育を専門に討議する
「食育専門部会」
(委員長 酒井治子氏 東京家政学院大学准教授)が
結成された。

昨日7/25が初会合。
4回の会合が予定され、
最終報告書が本年度中に策定される予定。

昨日の会合を傍聴させていただいた。


委員会の開催予定と検討内容は、
私なりの理解で書くが、

第1回(今回7/25)
基本的な考え方を検討
食行動関連の実態調査を行っているが、その調査内容の報告

第2回(9月下旬)
食行動関連の実態調査の報告
そこから現状と課題を分析
重点施策の取り組みを検討

第3回(11月下旬)
施策の方向性と具体的数値目標を設定

第4回(来年2月下旬)
最終報告書案の検討

区民の食行動の実態調査の結果から、
現状分析の後、課題を抽出。
その課題解決のための、重点施策をつくり、
その達成を評価するための数値目標も織り込もうという流れ。
その後、この重点施策にそって、
平成20年度から平成22年度の3年間、
実際に食育に関する事業が展開されることになる。

食は、健康になるための、
基本中の基本。
また、豊かな生活をおくるための、
基本でもある。
区民の健康と豊かな暮らしを左右する、
大事な計画が、立てられようとしていることころ!!


傍聴して、感じたこと。
第1回目の本日は、
基本的な考え方を作る予定であった。
できれば、
もっと、食育に対して、
夢を語っていただきたかった。
区民の食が、どの方向に進んでいけばよいと思うのか、
その理想を話し合うはずの日であったと思う。

*朝食の欠食をなくそう、
*“栄養バランス”ごまを使おう、
だけでなく、
もっと、夢が描けるはず。
例えば、
私は、食育を通し、
強いからだをもった子ども達が育つことを
第一に望む。
サッカーワールドカップ、オリンピック等で、
“身体能力”と放送で表現されるが、
他国と比べ、見た目、日本人の力が
弱いように感じる。
食育を立て直すことで、是非、
基礎となる体が強くなることを目指してほしい。
まだまだ、他にも夢はあるはず。

それに、天下の築地市場をもつ中央区なのであるから、
是非、存分に市場を生かした食育計画を目指してほしい。



委員会で話されていたことは、
行政側からは、
①家庭ー学校ー地域の連携で食育を進めていこう。
②中央区の特色を生かそう。
特に築地市場をもつ中央区ならではの
食育を行おう。
③どうやったら、区民にアピールできるかを考え、
実際に実行力のある計画をつくろう。
等等、述べていたのには、大賛成。

委員からは、
①食事内容を吟味していく必要がある。

②口に関しても、歯の歯周病対策という狭い観点ではなく、
あごの発育、味覚など、広く考える必要がある。

③食育というと子どもに視点が行きがちであるが、
高齢者の食も考えて行く必要がある。

④食の安全は第一である。

⑤立てられた計画は3年で終わるとあるが、三年だけでなく、
引き続き、続ける形をとるべきである。

⑥他区の食育の現状、区民のニーズを調べ、
第2回の委員会で出し合おう。

等など。


区民のニーズをもっと調べていく方向性が話されたので、
是非、食に関心のある方は、
積極的にその声を行政や、「食育専門部会」に
どんどん届けていただければと思います。

私も食にこだわりのある方々の意見を、
いっぱいお聞きして、
声を届けていこうと思っています。


「食育専門部会」事務局がおっしゃっていました。
「読みたくなるような、リーフレットをつくりましょう。」
是非、素敵な食育計画、
つくっていきませんか。

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