「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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中央区は築地市場移転に断固反対です!! 2/20、環境建設委員会 報告 等

2009-02-21 06:29:27 | 政策・マニフェスト

2/20は、壁を感じた一日でした。

 ひとつは、東卸の理事長選挙、豊洲土壌汚染地への移転反対、築地市場現在地再整備を主張していた山崎治雄氏が五度目の理事長選挙の末、14対16で敗れました。

 もうひとつは、私が出席した環境建設委員会での、行政側の回答。まちづくり協議会に絡んで質問したのですが、私の考え方、すなわち、多くの住民の声を聞く場としてのまちづくり協議会のあり方と、大きくズレを感じました。

 壁を感じ、落ち込む反面、勇気をいただいた部分もありました。
 ひとつは、私たちの区長は、技術会議の最終報告を受け、石原都知事が2014年豊洲へ移転させると断言した今においても、築地市場移転に断固反対の回答をいただいたこと。
 もうひとつは、夜開催の中央区保健医療福祉計画推進委員会の専門部会のひとつ「第4回障害者専門部会」を傍聴してきました。その検討において、中央区保健医療福祉計画が、以前の検討案より、もう一歩進んだ案になったこと。


 まず、私が、環境建設委員会で、指摘提案したことを述べます。私に与えられた時間は、28分。

Ⅰまちづくり協議会
①本日の行政側からの報告はどれも、特に重要な案件です。街の声を聞くために、本日の15ある環境建設委員会での行政側の報告のうち、どれをまちづくり協議会に報告しますか?
 とくに、
4 資源持ち去り防止対策について
7 コミュニティバス導入実施計画(案)等について
10 環状第2号線橋りょうの景観意匠検討委員会における検討状況等について
15 中央区マンションの適正な管理を推進するための新たな取組について
は、報告すべきと考えますが、いかがですか?

行政側回答⇒いずれも、報告すべきものではない。


Ⅱ歌舞伎座の外観の保存について
①日本建築学会から要望書が出されているが、区からどのような回答をしたか

②第四回定例会で、歌舞伎座の保存について、区長は、「今後、詳細な検討の中で外観や意匠など、現状の面影を残す工夫を図るよう要請してまいりたいと考えております。」と述べられているが、都市計画原案、都市計画案と計画がすすんでいる段階で、どのような申し入れを行っているのか?

行政側回答⇒①②への明確な回答なし。かつて、歌舞伎座再生検討委員会で検討された。また、銀座デザイン協議会でも検討された。

*歌舞伎座再生検討委員会は、2005年開催であり、日本建築学会からの要望書は、2006年4月に出されており、当然、それを踏まえたうえでのものである。今後、私は、詳細な資料は、出されていない「歌舞伎座再生検討委員会」の検討内容及び銀座デザイン協議会での検討内容を再度調査し、予算特別委員会に臨む所存です。


Ⅲオリンピックムーブメントについて
まず、オリンピックムーブメントとして、事業を行う前に、東京都から、オリンピックファイルなど説明を受けることが先ではないか?

行政側回答⇒中央区議会でつくられた「オリンピック招致議連」のメンバーを集めて、東京都から説明を受けた。

小坂:中央区全体の施策であるのだから、中央区議会全員協議会のような場で、すべての議員をあつめて東京都から説明を受けるのが筋ではないでしょうかと主張しました。


Ⅳコミュニティバスについて
①いつ、スクールバス直行便の考えはできたのか?
行政側回答⇒パブリックコメントなどを受ける間の中で。

②パブリックコメントは、再度全般的な内容でとるのか?
行政側回答⇒再度全体的に受け付ける。

③パブリックコメントは、今回は、ルート案もきちんと区民に知らせて行うべきか?
行政側回答⇒有効な手段があれば、考える。

④バスが、以前計画の7台から、8台に所有台数が増えているが、経済性を考えれば、7台で実施すべきではないか?

行政側回答⇒8台の方が、試算によると、経済性が優れた結論が出た。すなわち、7台で、補助員を置くのと、8台で補助員がないのとで比較し、人件費分が安くなり、データが出た。

*会議では行政側の回答にそれ以上反論しなかったが、7台でかつ補助員がなければ、もっと経済性が上がるわけであり、そのやり方が可能であるのではないかと、考えている。8台はいらないのではないか?


Ⅴ築地市場移転問題について
①技術会議の報告、その後の知事の2014年豊洲への移転の発言を受けた後においても、区長の「築地市場移転断固反対」の考えに変わりはないと考えてよいか?

区長回答:断固反対に変わりはない。特に技術会議結論に疑念が残る。

②「新しい築地をつくる会」「築地市場地区を核とした活気とにぎわいづくり委員会」開催の計画はあるのか?

行政回答:東京都から説明を受けて対応する。

*時間切れで言えませんでしたが、東京都から説明を受けるのを待っていたら、築地を守れません。積極的に開催をし、街と協議していくべきです。




なお、行政側からの報告は、以下の15件。
1 平成20年度大気中のアスベスト濃度調査結果について

2 河川等の水生生物調査結果について

3 ごみの呼称変更について

4 資源持ち去り防止対策について

5 プラスチック製容器包装集積所回収のモラル実施状況および本格実施について

6 平成20年中の交通事故発生状況について

7 コミュニティバス導入実施計画(案)等について

8 清杉通り歩道部における自転車通行調査結果について

9 中央区におけるオリンピックムーブメント共同推進事業について

10 環状第2号線橋りょうの景観意匠検討委員会における検討状況等について

11 地下鉄駅におけるエレベーター設置について

12 平成20年度再開発事業等の取組状況

13 銀座地区まちづくり協議会の報告

14 区民住宅の入居収入基準等の変更について

15 中央区マンションの適正な管理を推進するための新たな取組について

以上。

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