中央区の論点7(順不同):長所と短所の差が激しい子ども達の学び、「育ちのサポートカルテ」を積極的に活用した情報共有
小児科医としても、ぜひとも、進展を望む課題、長所と短所の差が激しい子ども達へ、寄り添う形の保育・療育・教育が丁寧になされることを望んでいます。
その長所が、伸ばせますように、関係機関でスクラムを組みましょう。
中央区が、情報共有の仕組みとして、「育ちのサポートカルテ」なるものを作って下さいました。
どのように、子ども発達支援センター、療育、保育・学校などの現場で、長所を伸ばす取り組みが行われてきたのかがわかり、小児科医としても指導にたいへん役立たせていただいています。
長所を伸ばせば、短所は隠れます。
本日4/10、朝日新聞記者が、「発達障害」学校での支援について解説下さっています。
●必要なのに、教育的な支援が必要と判断されていない子が7割、個別教育支援計画が作られていない子が8割近く、授業中の個別の配慮がない子が4割以上、スクールカウンセラーら専門家の意見を聞いていない子が85%などの状況。
●つまずきの背景を見極めることで適切な支援や教育に結び付けることができる。
●適切な年齢で支援や配慮がなされなかったために困難が大きくなる例も少なくない。
●将来を見据えた支援をするためには、学校に専門家や支援スタッフを増やして支援体制を充実させることが急務
●教員以外の対応できる人と予算の確保が必要
●保護者への助言し福祉や医療とつなぐ担当者も必要
●読み書きなど苦手な子には、デジタル教材などICTの活用も有効
など、
現状分析とその対策を網羅したコメントがなされています。
私も、多くのご相談をお受けしています。
すべての子ども達のそれぞれの学びができますように、個別のご相談対応も、そして、システム全体の改善も、取り組むべき重要課題と考えています。
●現況
******中央区作成パネル********
*******朝日新聞2023.4.10*******
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15606689.html
●全国の状況
●朝日新聞記者の解説
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