「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

保健福祉委員会 本日6/6発言します。

2007-06-06 08:12:05 | 医療
私の属します保健福祉委員会が開催されます。

私は、以下の点を、この委員会で確認しようと考えています。

限られた持ち時間しかありませんので、
私がマニフェストでお約束させていただきました部分に
関わるところに重点を絞り、
本日は、発言するつもりでございます。


Ⅰ小児医療の充実について問う

 現在、小児医療における急性の疾患は、聖路加病院における平日準夜間救急が開始され、充実して参りました。では、慢性の疾患については、どうでしょうか。この6月から、ここ中央区でも、中学生まで医療費が無料になりました。急性疾患、慢性疾患に関わらずすべての疾患を無料で治療を受けることが出来る点で、充実してきております。ただ、慢性の疾患、例えば、白血病を初めとする小児がん、神経難病、低出生体重児とくに1000g未満で生まれた超未熟児の場合などに伴う障害、など慢性疾患を抱えた子ども達やその家族が安心して暮らせる中央区にするため方策は何かございますでしょうか?
 特に、中央区の特色として、聖路加国際病院、国立がんセンターという全国的に有名な病院があり、高度な治療をうけるために全国から小児の患者さんが、長期間の治療を受けるために中央区に住んでいるもしくは、周辺の区に住み治療を受けるために中央区に通ってくる状況でもあります。
 私自身が小児科医であり、小児医療の観点から述べさせていただいておりますが、高齢者医療に関しても、慢性の疾患を長期間治療する点で同様に当てはまりますので、小児に限定した話ではないことをご理解願います。


Ⅱ 第三次中央区保健医療福祉計画について

 平成12年『中央区保健医療福祉計画』を策定、その5年後平成17年に『第二次中央区保健医療福祉計画』が策定され、現在その計画にのっとり、保健・医療・福祉様々な分野の充実が図られております。これは、平成21年までであり、これから先の計画であります第三次保健医療福祉計画を、平成20年度に改定するということで、この改定に向けた調査・検討が「中央区保健医療福祉計画推進委員会」でなされていくわけであり、さらなる保健・医療・福祉の充実をお願いいたします。
この保健医療福祉計画について数点お伺いさせていただきます。

① 情報公開について
区民の健康という、一番大切なことにかかわる計画を策定していくわけでございますが、当然、審議過程はその都度公開し、区民・専門機関・関連機関の意見を反映させながら計画をつくっていくことが必要があります。この「中央区保健医療福祉計画推進委員会」の会議は公開で行われるのか、確認をさせてください。
中央区障害福祉計画策定委員会設置要綱には、第9条に会議の公開をうたっておりますが、中央区第二次保健医療福祉計画検討委員会設置要綱には、会議の公開に関することがうたわれておりませんでしたので、確認させていただきました。

② 重点的取り組み5 地域福祉のしくみづくり について
 重点的取り組み5を一部、読ませていただきます。「地域福祉を推進していくためには、福祉を社会的弱者に対する限られたサービスとしてではなく、「多様な人々の幅広い生活課題に地域全体で取り組むしくみ」と捉えなおし、さまざまな行政施策をより効果的に推進できるように、あるいは行政ではフォローできない分野を補完する上で、地域住民や社会福祉を目的とする事業者、社会福祉活動を行う団体等(NPO,ボランティア等)が相互に協力しあって取り組んでいくことが大切です。」とあります。
 高齢化が進み、在宅医療・在宅介護の充実、患者の社会復帰には、行政だけでは手に追い得ないことは明らかであり、地域福祉の充実のためには、“NPO,ボランティアとの協働”との協働が欠かせません。
 この第二次計画では、“NPO,ボランティアとの協働”が具体的にどこまで達成でき、第三次計画では、どの様な点を改善していこうとするのか、お聞かせ下さい。
 
③ 病後児保育 の 安全管理・リスクマネジメンとについて
 子育て支援の充実のためには、『病後児保育』の充実が欠かせません。そして中央区では、月島、日本橋、そして今後京橋に設置していく計画であります。これは、分野別施策2 子ども達が健やかにのびのびと育つために というところでうたわれております。病後児保育を行ううえで、一番気をつけねばならないことは、安全管理・リスクマネジメントです。
 安全管理・リスクマネジメントをいかに行っているか、お聞かせ下さい。

 
Ⅲ 麻疹の流行について

 来年度も流行を繰り返さぬための対策について
中央区でも麻疹が流行ってきております。これは、来年度も同じことがあるかもしれません。今年度の反省から、来年度に向け、どのような点に重点をおき、備えていこうとお考えでしょうか?
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災害時 自治体トップの心得 11か条

2007-06-06 07:48:44 | 防災・減災
水害に襲われた時、
自治体職員はどう対応すべきか?

実際に被災した自治体への
アンケート結果に基づく
災害対応マニュアル本が出版された。
被災した経験を持つ市町村長らでつくる
「水害サミット実行委員会」事務局が編集。

自治体トップの心得とは、以下。

******************

災害時(特に水害) 自治体トップの心得 11か条

①避難勧告をちゅうちょしてはならない

②判断の遅れは命取り。何よりも判断をはやく

③人は逃げない。逃げる気にさせる技が重要

④ボランティアセンターをすぐ立ち上げよ

⑤住民の前に姿を見せ、被災者を励ませ

⑥住民の苦しみ、悲しみへの理解を伝えよ

⑦記者会見は毎日定時に。情報を隠すな

⑧多量のごみが出る。置き場をすぐ手配せよ

⑨お金は後で何とかなる。果敢に実行すべし

⑩視察は受け入れよ。見た人は見方になる

⑪応援の人々への感謝の言葉を伝え続けよ

*******************
「被災地からおくる防災・減災・復旧ノウハウ」
(ぎょうせい刊)


(07/06/06 朝日新聞 記事より)



私たち、中央区も水害の可能性はあります。
よく心得ておくべきことだと思います。





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