子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

今だからワクチン接種について考えてみてください

2020-04-01 17:45:05 | 雑記
【1、乳幼児が接種するワクチン】

乳幼児期に開始するワクチンに関しては、ワクチン対象疾患予防の観点から接種控えはしないようにしてください。

どのワクチンも大切ではあるのですが、特にヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・麻しん風しんワクチンは罹ってしまうと重症になるので接種時期になったら早いうちに接種をするようにしてください。



【2、麻しん風しんワクチン第2期】

新年度になり、松戸市内の年長さんのお子さんに麻しん風しん(MR)ワクチンの第2期の接種通知が届いていると思います。

接種期間は来年(令和3年3月31日)までとなります。

例年はこの時期になると、MRワクチン第2期の接種のお子さんが多くなるのですが、
おそらく新型コロナウイルスの影響が落ちつてからと様子をみているのだと思いますが、
全くと言って良いほど予約がありません。

学校などの休業以降集団生活がなくなったことで、普段に流行る様な感染症が減っているためかクリニックの診療は非常に落ち着いています。

新型コロナウイルスも今のところ松戸でのまとまった発生(クラスター)はなく、
学校や幼稚園が始まる前の今のうちに接種を済ませるのも良いのではないかと思います。

接種率の低下により万が一に麻しんや風しんがが発生したりしたら、
新型コロナウイルスで手一杯なところに保健所や医療機関も対応が十分にできなくなる可能性もありますので考えてみて下さい。

ただ今後の新型コロナウイルスの状況に応じて対応が変わってくる可能性はあります。



【3、子宮頸がん予防ワクチン】

2013年6月14日に厚生労働省の「積極的な接種勧奨を差し控え」の通知が出てから、接種率は1%以下になっています。

国がなかなか動かない中、日本産婦人科学会や日本小児科学会などから積極的な接種再開に向けての要望が出されてきました。

接種は中止になったわけではなく、積極的に通知は送られて来ませんが、希望者は定期接種としてワクチン接種を受けることが可能な状態です。

当院では差し控えの通知以も希望者には接種を継続してきました。

松戸市は今年度からDTワクチン第二期接種通知と一緒に子宮頸がん予防ワクチンに関する情報提供のお知らせを送付する予定です。

接種希望のある方はお問い合わせください。

接種期間は小学6年生〜高校1年生の間で、半年かけて3回接種となります。

現在日本で使用されているワクチンは子宮頸がん予防に関してはパピローマウイルスの中の2つの型に対応したものですが、海外では7つの型に対応したワクチンが主流になっています。
残念ながら日本でいつ導入されるかは不明です。

高校1年の方は定期接種として接種できる最後のチャンスですので是非接種を考えてみてください。

参照:
「厚生労働省ホームページ」
「日本産婦人科学会ホームページ」


その他ワクチン接種について分からないことがあればお問い合わせください。

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