「守護神」（３０）

ケヴィン・コスナー、かっこいいなぁ～



’０６　アメリカ　１３９分
監督・・・アンドリュー・デイビス
出演・・・ケビン・コスナー　アシュトン・カッチャー　セラ・フォード　メリッサ・サージミラー


アメリカ沿岸救助隊に所属するレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。数々の命を救った伝説的なスイマーだった彼だが、ある任務で相棒を目の前で失い、心に深い傷を負ってしまう。妻にも別れを告げられ、失意に沈むベン。そんな重い気持ちの彼は一時現場を離れ、レスキュー隊員を養成する学校・Aスクールに教官として赴任する事になった。そしてそこで元高校水泳チャンプの訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会い・・・



最近おじさん世代の俳優さんが頑張ってますが、
私の中で、この世代ではケヴィン・コスナーが一番なのです


どうしても「海猿」と比べてしまう感はありますが、
職種がちょっと違うのかな？
このレスキュー・スイマーはタンク使わないみたいだもんね。

荒れ狂う海での救助活動の迫力は、映画ならではです。
見ているこっちまで、怖くなってくる・・・
ダイビングをやるので、プールでの訓練がどれほど大変なものかは
ふつうの人よりかは、理解しているつもりではいますが、
訓練の時点から過酷ですもんね
あの氷水に入る実地訓練なんかは、文字通り、身も凍りそうだぁ～～

訓練を重ねていくにつれ、ジェイクは仲間の事も考えるようになっていき、
二人は同じ心の傷を持っていることもわかり、信頼度も増してくる・・・
だからこそ、Aスクールに入学した時と卒業する時の表情が、
もっと変わっていたらな～と思いました。


レスキュー・スイマーに限らず、救助活動を仕事にしている人の家族は大変ですね。
自分たちの事は二の次で、救助に出て行くんですから・・・
そして、もしかしたら出て行ったっきり戻って来ない可能性も充分ありますし。
ベンの奥さんの気持ちもよぉ～くわかります。
けど、支えてあげて～と思ってしまうのは、自分が第三者だからなんだろうな。

ラストで、「守護神」の意味がわかります。
それでも、ベンは幸せなのかもしれませんね。

沿岸警備隊には２００年の歴史があるとベンが行っていましたが、
エンドロールでは、そんな歴史も見る事が出来ます。
あんな装備で救助活動をしていたんですね。
今見ると、頼りない感じもしますが、それでも当時は最先端だったんだろうな。
こんな時代から続いているのかと思うと、彼らに頭が下がる思いです。