「記憶の棘」（８０）

ショーンはショーンだったの？？？


’０４　アメリカ　１００分
監督・・・ジョナサン・グレイザー
出演・・・ニコール・キッドマン　キャメロン・ブライト　ダニー・ヒューストン



10年前に最愛の夫ショーンを突然の心臓発作で失った美しい未亡人アナは、ようやく新しい恋人ジョゼフのプロポーズを受け入れる。そんなある日、母エレノアの誕生日の席に突然見知らぬ10歳ぐらいの少年が現われる。彼はアナと相対すると、自分は夫のショーンだと言い出すのだった。最初はあきれていたアナだったが・・・




自分がアナだったらどうだろう・・・
夫の死からようやく立ち直ったところへ、自分は生まれ変わりであると名乗る男の子が現れる。
その子は、夫と自分しか知らないいろんな事を知っている。

その時の精神状態にもよると思うけど、
夫を忘れられなかったら、やっぱりアナと同じ事をしてしまうかもしれない。


ファンタジーっぽくて、もっとロマンティックストーリーかというと、そうではなかったなぁ。
それにしてもわからないことが・・・。
（ネタバレ気味です。左クリックしながら動かしてね）
ショーンは本当に生まれ変わりなんじゃないの？
生まれ変わった時にクララに対する思いだけ消えちゃってて、
それで、真実を知ってしまった後は、アナの幸せを願って自分は身を引いた・・・？
とも思えたりするんだけど。
でも冒頭のクララが何かを隠しているところを見ているから、
生まれ変わりじゃないでしょう・・・？という考えはずーっと付きまとうんだよねぇ。

本当に生まれ変わりでないとしたら、ずいぶんおませな子供だこと・・・
１０歳でしょう・・・？
小学生がここまでやるなんてねー・・・と考えてしまうと、
やっぱり生まれ変わり？？　って考えちゃうし
堂々巡りです


アナとジョセフは元サヤに収まったけど、
ジョセフはよく許したと思うし、アナも「自分のした事は自分の責任じゃない」なんて
よく言えるな、と・・・
結婚はしたけど、きっとうまくいかないよね。