究極の匂いフェチ!恍惚となる匂いってどんな???
’06 ドイツ・フランス・スペイン 147分
監督・・・トム・ティクバ
出演・・・ベン・ウィショー ダスティン・ホフマン レイチェル・ハード・ウッド アラン・リックマン
舞台は18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の子供が産み捨てられる。名をジャン=バティスト・グルヌイユ。グルヌイユは生まれながらに体臭がなく、神が彼に唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。やがて彼は、天才香水調合師となり、世間を驚かせる芳香を生み出していく。時を同じくして、パリを震撼させる連続殺人事件が発生。被害者はすべて若く美しい娘で、髪を刈り落とされた全裸死体で発見されるのだった…。犯罪史上最も純粋な動機が彼を狂気へと駆り立て、そして物語は、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末へと向かっていく・・・(goo映画より)
何人もの著名な監督が映画化を希望したけれど、原作者は首を縦に振らず、
この監督が原作者と友人関係にあったため、説得に説得を重ね、
ようやく映画化にこぎつけた作品。
ずっと「気持ち悪~い」と思いながら見てました
だって、その女性の匂いを採るために、ストーカーして殺して蝋塗って髪切って・・・
スプラッターとかは全然平気な私でも、
匂いを採取してる場面は、気分悪くなりました・・・
グルヌイユは生まれたときから愛情というものを知らずに生きてきましたが、
その人生を知っていても、彼を哀れむ気持ちは湧いてきませんでした。
彼がどんな香水を作りたかったのかが最後にわかっても、ダメでしたね
体臭を持たず、生れ落ちたその時から匂いを嗅ぎ分ける能力があり、
彼と係わりを持った人は、その関係が途切れると直ぐに、不可解かつ悲惨な最期を遂げてしまう・・・
そして、死刑執行のその日、彼が群集に向かってした事、それによって起きた出来事・・・
もう、グルヌイユは人間というより、神とか悪魔とかそういったものの方に近い気さえしてきます。
グルヌイユを演じたベン・ウィショー、見入ってしまいます。
香りを一心に追い求めるときの表情・・・怖いくらいでした。
彼の演技に圧倒されて、147分と決して短くは無い映画でしたが、
全くそれを感じさせません。
ダスティン・ホフマンも、盛りを過ぎた調合師を雰囲気タップリに演じています。
そういえば、ラストはグルヌイユはどうなったんでしょう?
まさか食べられちゃった訳じゃぁ・・・ないよね?
TB&コメントありがとうございました^^・
食べられたんですよ~
跡形もなく、一片残らず、あそこにいた連中に。。。
無残ですよね~怖いし。
何とも不気味で奇怪な話でした。
私は猟奇殺人や多重人格、快楽殺人などの小説は多く読んでいますが、この話は他とは違う趣がありました。
それにしても主演のベンの演技は上手かったですね。彼がグルヌイユそのものに見えました~
た、食べられちゃったんですか・・・
一振りの香りで群集をあそこまで操れる(?)のですから、
それを頭から被っちゃったら、それくらいのことは起こるかも、と思っていましたが
小説だとそれがはっきり書かれているんですね。
私も猟奇殺人の映画や本は、結構見たり読んだりしていますが、
これはちょっと独特ですね。
本を買っておいて、話を少し忘れたところで読んでみたいと思っています。
そこまで来ると普通の物語に全く思えなくて
本当は怖いグリム童話のような御伽噺をイメージしました。
グルヌイユを演じた役者さん初めて見たんですけど
うまかったですね~~~
目が怖かったです。もう変質者そのものですよね。
不気味な話ではありましたが、ベン・ウィショーの演技に魅せられてしまいました。
彼はこれから活躍の場が一気に広がるだろう、と期待しています。
グルヌイユに感情移入できなかったために、ちょっと引き気味で見てしまいましたが、
興味深い映画でした。
あんまり気持ちよくはないけど、また見てみたいと思います
映画から、匂いがするようになれば・・と
美味しそうなものがでると思ったりしてましたが
今回は実際出てくるわけはないけど、な~んか
香りが香ってくるような・・でした^^
映像の良さで、いろいろカバーされてたと思いましたし、
ベン・ウィショーの演技は素晴らしかったですよね。
でもね~、うちの主人ったら、人がせっかくいい気分(?)で見てるのに、「ねぇ、こいつって、ナイナイ(99・ナインティナイン)の岡村に似てない?似てるよね?!」な~んて言うもんだから、途中からそう見えちゃって困っちゃった(^^;;)
TBさせていただきましたm(_ _)m
ご主人、面白い~~~ 爆笑です!
確かに似てるかも~~!
私も次回から彼を見たらそう思えてしまいそうです
(出来ることなら、ラストで言って欲しかったですネ!)
そうそう、おっしゃるように、グルヌイユが匂いを嗅ぐ場面では、本当にどこからか匂いが漂ってくるような気がしました。
ついつい、自分でも思いっきり息を吸い込んでたりして・・・
この映画は映像美とベン・ウィショーの演技が見所でしたよね。
これから先、活躍しそうな予感がします。
「臭い」と「香り」・・・画面だけでは分からない筈なのに~
その場面場面で「こんな臭い(香り)なんかなー?」と
想像しちゃうくらい、作品の中にのめり込んで観賞してしまいました。
遺体から“香り”をこそげ取ったり、色んな方法を駆使して
人間の香りを採取する彼の表情は私もゾワゾワでしたが
私は、生まれながらに体臭をもたず、空気の様に漂う(というイメージ)な
グルヌイユに憐れみを感じてしまいました。
最後の“盛り上がり”場面だけはちょと~ これまでの
作品とのギャップもあいまって、解せませんでしたが
でも、ここ最近みた作品の中では、見応え充分な作品でした。
こちらからもTRBさせていただきました♪
画面から香りが漂ってきそうでしたね~!
思わず息を吸い込んでしまうくらいに・・・。
「うえっ・・・」と思いながら見たのは確かのですが、イヤになるような気持ち悪さではなくて、
何ていうんでしょうか、気持ち悪いけど人を捕らえて放さないというか・・・。
不思議でした。
ラストはすごかったです。
あんなになるわけはない!という思いと、もしあるとしたらどんな香りか嗅いで見たい!と両方感じました。
ともかく不思議な魅力を持った映画でしたね。