映画とワンピースのこでまり日記

映画の感想と月曜日にはワンピースのネタばれ更新中~♪
簡単な内容ですが映画の感想もボチボチ更新していきます。

◆ラジオ・キラー / セバスチャン・フィツェック著

2008-05-23 | 
その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を、公共電波で明らかにせざるを得なくなる。そして事件は、思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった・・・





「ラジオ・キラー」が2作目となる著者ですが、すでにベストセラー作家です。
1作目「治療島」が本国ドイツでは大ベストセラー。
この作品とともに映画化も決定しているとか。


事件の舞台となるのはベルリンのラジオ局。そこへある男が人質をとりスタジオに立てこもる。
その交渉人として指名されたのがイーラ。
彼女は娘の自殺をきっかけにアルコール依存症となり、心身ともにボロボロの状態。
事件当日彼女は自殺を決意し、毒を飲み込むためのコーラを買いに行く。
そこでちょっとした発砲事件に巻き込まれるが、
以前から何回も仕事を共にしたことのあるSEK(特別出動隊)隊員のゲッツが現れ現場へ連れていかれて、
自分の意に反して交渉に当たることに。

立てこもり犯人ヤンの要求は、自動車事故によって死んだとされている自分の婚約者を連れてくること。
さもないと、ゲームを行い人質を一人一人殺していくと言う・・・
最初はヤンが気が狂ってるとしか思えなかったイーラだったが、話をしていくうちにヤン言うことが間違っていないと思い始める。
そして交渉の様子が全国のリスナーに流れる中、イーラは娘の自殺についても話さなくてはいけない状況に・・・



いやぁ、面白かった!
とにかくテンポが良くて、次々と予想外のことが起こります。
途中からは「もしかしてコイツが裏切り者?」と予測が出来たりするのですが、
それでも展開の早さに引き込まれ、サクサク読むことが出来ました。

イーラの状況はとにかく悲惨。
今日自殺をしようと思っていたのに現場に駆り出され、挙句の果てには自分の最も知られたくない部分を公共の電波で話さなくてはいけなくなる。
イヤミな上司は自分を現場から排除しようとするし、アルコールの禁断症状も出始める。
味方になってくれるのはSEK隊員のゲッツだけ。
それでもイーラは犯人を投降させるために全力を尽くします。
自殺を決意しているからなのか、かなり思い切ったこともやっちゃうんです。

そして犯人ヤンとの駆け引きも読みごたえがあります。
彼は優秀な心理学者で、犯罪における交渉術についても詳しい。
だからイーラがあの手この手を使ってもすべてお見通し。
まぁ、彼がこんな事件を起こしたのも婚約者を愛していたから故なんですけど・・・。
でもそれが思わぬ方向に向かっていくのですよ。
面白いですよっ!


映画化が決定されてるそうですが、ハリウッドではないんですよね、きっと。
ハリウッドだったら、イーラにはジョディ・フォスターあたりがいいんじゃないでしょうか?
年齢的にも容姿的にもぴったりだと思います。
ドイツ映画でヒットしたら、ハリウッドお得意のリメイクというのもありかもしれませんね。





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