長野県の滝

私、こだる(中嶋重彦)の訪問した滝の中から
信州、長野県の滝や自然景観を中心にご紹介させていただいております

冬の伊勢滝へ 中央アルプス

2022年01月21日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

伊勢滝 落差40m(長野県宮田村黒川滝谷) <2022年1月8日撮影>

無雪期は宮田高原からオッ越を経てトレッキングで行けるが

冬は宮田高原へは通行止めであり駒ケ根高原から黒川沿い林道を行く、

無雪期は何度も行った伊勢滝だが

冬季は雪が深くて途中で断念し引き返したまま見たことが無かった

冬の伊勢滝 2022.01.08

 

朝6時 ヘッドランプ点灯し まだ暗い駒ケ根高原から歩きだす

往復24キロの雪中歩行の始まり

6時15分 駒ケ根橋を渡る 太田切川と前方に白い中央アルプスが・・

 

8時 不動滝入口に着く

不動滝の前まで行けるが今日の伊勢滝までは遠いので

不動滝は樹木の間から眺めただけで 先を急ぎます

これは 2017年3月の 不動滝氷瀑

 

2015年5月の 不動滝

.......................

さて 不動滝付近から雪が深くなってスノーシューを履きます

 

黒川

 

野ウサギの足跡

 

13時 カモシカがお出迎え
熊でなくてよかった

 

13時45分 伊勢滝ロボット雨量計
アメダス  ここまで7時間45分の歩行 滝はまだまだ・・

 

14時45分 ようやく避難小屋 伊勢滝はもうすぐ

 

14時50分 駒ケ根から歩き始めて8時間50分
ようやく伊勢滝に到着 念願の冬の姿を拝むことができた
氷瀑としては氷に雪が被っていて期待した姿ではなかったが
苦労してやっと出逢えた喜びは大きい

 

 

...................................

ある日の伊勢滝 この滝が氷瀑に変身していたのだ

2020年6月の伊勢滝

........................................................

 

氷瀑と化した伊勢滝で遅い昼食とさっさと滝を撮影をする

寒い滝谷の冷気の中、20分ほどの滞在で急ぎ帰途に

15:10 滝をあとにまた歩き出す  何時に帰りつけるだろう・・・
雪さえなければもっと時間も短縮できるのだが・・

 

途中、日も暮れて 三日月は出てても谷の明かりにはならない
ヘッドランプ頼りで急ぎ足

老いた足の限界を感じながら駒ケ根の駐車場に着いたのは夜8時 

歩行距離往復24キロm 
歩行所要時間、朝6時から夜8時まで 14時間の探索でした

75歳の老いぼれには キツかった!! 

何年か前 冬の伊勢滝を見ようとしたが雪が深く断念したことがあって・・

今回目的を達したが 冬の伊勢滝は過酷 もう・・行かない・・・だろう^^;

歳 だもんな・・


横沢の滝 (飯島町)

2020年06月27日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

横沢左股の滝 落差16m (長野県飯島町)               滝位置地図  

 そそり立つ断崖を割って飛沫を上げ落下している横沢左股の滝へ
 うんざりするほど次々現れる堰堤、それらを一つ一つ超えて約3時間 
 ようやくその滝姿を目の前にする、

 しばらく飛沫を目で追う、大きくはないがダイナミックな岩壁と滝に
 苦労して来た甲斐があったというもの

 

そそり立つ断崖と苔、滝の岩盤の色、 崖上の木々の緑、 ・・・ ここまでの苦労が吹っ飛びました

 

 

 

 

        

 

途中に出合う 横沢右股の滝 ↓

 

手前8m 奥に13m~15mの滝

 

 

 

■ 滝へ

  横沢の荒れた左岸林道を終点まで登る、荒れ放題で四駆車でないと行けないでしょう
  林道が途絶えたところから横沢に向かって急斜面を下る

 

15分ほどで横沢に降り立つ

 

清冽な水です

 

堰堤が次々と現れ・・

  一つ一つ超えるしかない 数が多くてかなりウンザリ

これも超え・・

 

これも超え・・

 

 

これも超え・・

 

まだある・・

 

これも超え・・

 

さらに超え・・ 堰堤は疲れるよ~

  ようやく小滝が現れるようになり元気づく

 

 F1 を超える

 

F2を超え・・

 

F3も超える・・

 入渓して3時間ほどで右股の滝、そして 左股の滝に到着しました。

  横沢左股の滝


弁才天の滝(弁財天の滝) 長野県宮田村

2020年06月15日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

宮田村の黒川に不動滝、「弁財天の滝」伊勢滝 がある・・
9年ほど前に不動滝や伊勢滝を訪ねた時に黒川を見ながら「弁才天ってどの滝だろう・・」?
と探したのですが特定できずにいました、そのとき この滝では・・? と撮っておいた一枚 ↓

滝には近寄れず でも 滝があるな・・ これかな?  と(2011年秋)↑

 それから9年近くたった先日、伊勢滝の帰りに 崖を下りようやくこの滝の前に降り立ちました

中央の巨岩の右側は岩石が積み重なり現在の水流は左だけになったようだ ↑

 

滝前への崖を降りる  と、 
 黒川の豊富な水量が飛沫を上げ滝壺で渦巻く滝でした

 

 

弁才天(弁財天)は七福神のなかで唯一の「女神」・・ 女神の滝・・ ここ?

 滝の岩場をよく見ると巨岩の左側にも滝が流れた跡がある!

 

 

 水流と流れ下る小さな岩で削られた樋のような滝の跡、この上には岩石が積み重なり
現在は滝は右側だけになっているが 以前は中央の巨岩を真ん中に両側に滝があった

黒川の水の流れが真ん中の巨岩で二つに分かれまた滝壺で一つに合わさる
 まぼろしの「女神」の滝とはこの滝のことだったのであろう・・

 気の遠くなる遥かなる歳月を経てきれいに浸食され磨き上げられている

  

ようやく女神に逢えたような 
 そんな満足感で滝をあとにしてまた崖を登り帰途に・・。


伊勢滝 宮田村

2020年06月13日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

伊勢滝  落差40m  宮田村黒川伊勢谷沢

 宮田村から寺沢林道を車で11キロ、宮田高原キャンプ場まで登ります
 宮田高原先のゲートから徒歩、オッ越経由で黒沢林道に出て右、伊勢滝
 に向かいます。伊勢滝まで約5キロ、 私の老脚で徒歩1時間20分。
 歩き始めは晴れていたのに滝の下で撮影はじめたところで雨が降ってきた
  やはり・・・今回も 雨を呼ぶ老人・・

 <宮田高原からだと黒川の不動滝経由で下流から登って来るより半分以下の時間と距離です>

40mの高さ(レーザー計測値)から大きく弧を描くように落下する伊勢滝は豪快でありかつ美しい! 
 滝上から瀑水が落ちてきて砕け散るまでを目で追うように眺める・・
  時間も忘れるほど素晴らしくいい滝!!  久しぶりの伊勢滝 ♪

 

 

コイワカガミとキバナノコマノツメの可憐な花が瀑風に揺れていました

 

/////////////////////////////////  滝へ

宮田村から寺沢林道に入り宮田高原キャンプ場まで登ります ↓

高原まで11キロ

 

途中 何か所かビューポイントがあります

 

宮田高原先のゲートから歩き始めオッ越経由、黒川林道を目指す

 

オッ越付近

 

途中の崩落現場 上方と足元に注意して通過

 

 

そして黒川林道に合流します 右、伊勢滝方面に歩を進める

  黒川渓谷を左に見ながら・・

 

 

黒川の清冽な水

 

対岸の無名小滝 水さえ落ちてりゃなんでも撮っちゃう (笑)

 

やがて 伊勢滝雨量観測所アメダスを過ぎると滝は近い

 

「伊勢谷沢」 に到着です

 

伊勢滝の頭が見える

 

伊勢滝避難小屋の横から滝へ

 

荒れてきており、以前より近づきにくくなっていたが素晴らしい滝に汗も疲れも吹っ飛びました  

 訪問 2020.06.10 単独 三度目の伊勢滝


宮田村 不動滝

2020年06月11日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

宮田村 黒川右岸支流 不動滝 (落差二段30m)

 久しぶりの不動滝、 黒川の発電所横のゲートから林道を歩いて登って行く。 
 ゲートから徒歩1時間20分くらい
 しかし 今年も雨男・・黒川林道入口からもう雨が降ってきた・・

 

歩く林道は最初のうちはカーブの連続でどんどん高度をあげてゆく 

 

 

途中、きれいな花を見、野鳥の囀りに耳を傾けながらしだいに緩くなる林道を歩く
雨は強くなったり弱くなったり・・

 

はるか下方に黒川の流れ・・

 

 

やがて 距離4.5キロ、一時間20分ほど歩きますと看板があり 対岸に不動滝が見えます

 

看板から少し戻ったところで発電用取水施設への階段を下りますと・・

 

 

黒川を渡る通路橋があります・・ 制限重量500キロ・・ ん ・・ 
  運動不足で少し体重増えたけど 大丈夫だな・・(^^); なんて・・

通路橋から見下ろす黒川渓谷 

この付近 清冽な水が小滝をいくつもかけている

 宮田村の村誌には 「不動瀧のほか瀑布数条あり、俗にこれを不動の四十八滝と云う」

 とあります、 不動四十八滝の一つかもしれませんね。

 

 

こんな巨岩の間をくぐります 体を斜めにして進みますと目の前に・・

 

 

不動滝!! が現れます

 

 

久しぶりの不動滝!!♪

 

 

マイナスイオン いっぱい浴びて・・

 

 

崖上のお不動様にご挨拶・・

 

 

  ここから見ると高く見えます 約30m(私のレーザー簡易計測値で 下段約20m上段約10m)

 

     高さ15mとありますが下の段だけのことでしょう

 帰りの林道は下りなので少し速足で 一時間でゲートに戻れました。

 

月刊かみいな さんに取り上げていただきました

 


日暮の滝 宮田村 駒ケ根市境

2020年06月07日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

日暮の滝(ひぐらしのたき) 落差36m(見えてる範囲1~2段の落差)

 一段目18mと二段目18m=計36m(三段目は見えてないので計測不能ですが三段50mはあります)

ロープウェイ支柱の改修工事で運行されていなかったのですが2020年6月6日昨日より
運行が再開されたのでバスでしらび平まで登って 久しぶりに日暮の滝を楽しんできました。

雪解け水で水量が多く、飛沫が飛んできます やはりアルプスの滝は素晴らしい!!
マイナスイオンいっぱい 爽快感満喫 ♪

 

 

滝の音・・ 滝飛沫・・水の流れ を目で追いながらいつまでもたたずむ
  気がついたら一時間も滝の前にいた

 

今日はロープウェイには乗らず日暮の滝だけが目的

駒ケ根菅の台~シラビ平往復バス代 1660円

 

バスには20名ほどの乗客、全員がロープウェイ乗り場に向かうが 私一人だけは
滝への遊歩道に向かう、 あの爺さん一人でどこに行くんだ? って視線を感じながら・・

 

整備された遊歩道をゆっくり歩く 野鳥も囀っています

 

途中 木々に遮られ良く見えないが 濁沢の滝がチラっと見えた

 

コイワカガミの可憐な花が迎えてくれました♪

 

気になっていた梯子は健在でした よかった!

 

滝前ですっかり時間を忘れてしまって 帰りの予定バスに乗り遅れ・・
 一時間余分に待つ羽目に(-_-;)   


長野県の滝  黒川不動滝 宮田村

2017年03月21日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

長野県宮田村

 黒川右岸支流 不動滝 落差30m(上段10m下段20m)

新大田切発電所ゲートから歩きます、林道歩行4.5kmで不動滝入口に着く
不動滝は二段落差30m、冬の氷瀑、新緑、秋の紅葉が特に気に入ってます、

雪の林道を往復約10キロ歩かなければならない滝なので冬はまず人に
会うことが無い、静かな滝見が楽しめます。

 

 独りで セルフ撮影(^^);
  雪はまだ膝まであり、誰も来ないので氷瀑独り占め・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ この岩の上にお不動様が鎮座

 

新緑の頃

 

  

五月の頃

 


長野県の滝 駒ヶ根市の滝(8)宮田村の滝(3) 野猿の岩場C沢

2014年01月06日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

駒ヶ根市、宮田村境の大田切川

 

201310_3

 

201310_18
         

大田切川   「野猿の岩場」付近

 

大田切川の両岸の険しい岩場が野猿の岩場、

冬はアイスクライマーのゲレンデとなる。

C1401

 

現在はいくつかの堰堤が大田切川の流れをゆるやかにしているが昔は「悪落し」といわれ

木流しの材木を痛める難所、悪い滝や淵だったそうです

 

201310_6
              

 

201310_29

宮田村  大田切川左岸の支流滝

 

C14012

 

 

 

 

駒ヶ根市

C1201310_13
           

野猿の岩場C沢 

 

 

C14017

 

厳冬期にはクライマーがとりつく野猿の岩場C沢F1

 

C1401_8

 

野猿の岩場 C沢F1 上部にF2、F3 


長野県の滝 宮田村の滝(2) 伊勢滝

2012年04月19日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

宮田村の滝  伊勢滝 落差40m  黒川滝谷

 

 

黒川林道ゲートから不動滝を経由して伊勢滝まで片道約12キロの林道歩行
距離が往復24キロと長いので時間と忍耐、持久力が必要ですが途中の渓谷
風景や本流、支沢にかかる滝など見ながら行くと楽しい道のりでした。
伊勢滝付近は水害があったのか堰堤だらけで以前に行ったときと様相がガラリ

と違ってました

 宮田高原キャンプ場までの林道開通期間にはキャンプ場まで車で行けるので、
伊勢滝までの距離が5kmと短縮され近くなり行きやすくなります、私はこれまでに
両方のルートで伊勢滝まで行きましたが宮田高原からの方が楽でした

2_isedaki_miyadamura

黒川林道入口ゲート ここから歩きます

 

2_isedaki_miyadamura_3
 

途中にある 不動滝

 

黒川本流 ↓

 

2_isedaki_miyadamura_4
 

 

2_isedaki_miyadamura_5
 

左岸支流 ↑

黒川本流 ↓

 

2_isedaki_miyadamura_6
 

 

2_isedaki_miyadamura_7
 

この滝は  弁財天の滝 ↑

 

2_isedaki_miyadamura_8
黒川右岸支流

 

2_isedaki_miyadamura_9
 

まだまだ歩きます・・

 

アメダスがあります

2_isedaki_miyadamura_10
 

 

2_isedaki_miyadamura_11
カモシカがお出迎え・・  「こだるとやら、歩いて来たのかい?物好きだねえ・・・」

 

2_isedaki_miyadamura_15
 

ようやく伊勢滝のかかる滝谷に到着、しかしこれには驚きました・・昔の面影は全くありません ↑

1996年当時来たときはこんな感じでした・・↓

2_isedaki_miyadamura_13

 

2_isedaki_miyadamura_16
 

しかし伊勢滝に変わりなかったのは救いです

 

2_isedaki_miyadamura_17
 

 

2_isedaki_miyadamura_18
 

 

2_isedaki_miyadamura_20
 

 

2_isedaki_miyadamura_19
 

→三度目の伊勢滝へ


長野県の滝 飯島町の滝 (3) 御座松の滝

2012年03月31日 | ◆駒ヶ根市,宮田村,飯島町の滝

飯島町の滝  御座松の滝  与田切川 

看板にはあるのですがこの滝は巨大堰堤の下に埋もれたかもしれないとか、現在では
堰堤の落水を言うのではないか? との声もあるのですが。
御座松といわれる上流には確かに大きな堰堤と過去に上流から運ばれてきた岩が
ゴロゴロしていて「大滝」?はみられないが御座松の橋の近くには川床がえぐられ滝壺が

連続していた場所がありました。滝が後退した名残?が見られます。

深い!滝壺から次の深い!滝壺へ、小さな「滝」がいくつか連続しています。

 

 

3_gozamatsunotaki
 

3_gozamatsunotaki_2
 

看板の絵は御座松にあるこの風景にピッタリですね

名勝:「御座松」にあります 御座松の滝

 

3_gozamatsunotaki_3
 

3_gozamatsunotaki_5
御座松にある小落差滝の連続した与田切川本流、巨石が転がってくる前は
御座松の滝はちょっとした名所だったと思われ・・。

滝?・・・滝です!^^);

写真は いくつもの過去の滝壺、滝が後退した証でしょうか。