雪の浄瑠璃寺

2008/02/10（日）

○雪の浄瑠璃寺
他の季節　馬酔木、桜、紅葉
大雪が降って、どこもかしこも積もったら、どこに行く！？と考えました。
どこも行きたいですが、私のセレクトはここ。
JR東海には奈良扱いの京都の端っこ、当尾の浄瑠璃寺です。

ここです。今年は2/3に一度積もった模様。

私の一番好きな三重塔です。平安時代の国宝の塔です。
緑の中に埋まるように落ち着いた朱色の塔、緑でも美しいですが、
雪が降ったら、ずっと行ってみたかった所です。

この朝は金閣付近は渋滞したそうですが、
浄瑠璃寺はチラホラな人出。

　
お寺の顔ともいえる門も行きと帰り、表と裏で随分違う印象。

しかし、ネックなのはバスの便数…1日4往復とかですよ。
はっきり言って、まる一日ないと不安で行けません…（爆）
（こういう時ぐらいタクに乗りたい所ですが、ようしません）

覗いた晴れ間に甘く香る蝋梅。

大丈夫かな～と思いながら、始発のバスに乗りましたが、
間に合ったみたいです。

まるで桜のような雪。

これを見れただけでもう満足です。落ち着いた朱色なので
派手ではありませんが、風格があります。

阿弥陀如来が九体揃っているのはここしかない。

青空だと空と雪の境がはっきりと。

九体阿弥陀堂（国宝）も美しいです。
ちなみにここは、結構な文化財持ちで、
三重塔内の薬師如来（重文・毎月8日、1/1～3、春秋の彼岸公開）・
吉祥天女像（重文・春季秋季、1/1～15公開）・
大日如来像（1/8～10）
常時公開の九体阿弥陀（国宝）と四天王像（国宝）
などなど…多聞天と馬頭観音は京博・奈良博に寄託中。
（情報は門前のあ志び乃さんが詳しい）

池は凍っていました。
HPを見ると、馬頭観音が里帰りしているようです。
西方浄土の祭主、阿弥陀如来を祀る。（池を挟んで彼岸）
背後は西。



定番かな、と思って撮りましたが、圧縮かかりすぎ…。
こちらは東方浄土の祭主、薬師如来が祀られる。（池を挟んで此岸）
ちなみに背後が東。

ご近所の方が、11年ぶりの大雪だと言って、
40分ぐらい歩いてこられたそうです。

馬酔木にやってきていた鶯ではなくてメジロ。
同色すぎてわからんな～

追記
朝一番にまだ地元で積もっていたので、残っているかは
不明ながらも奈良方面へ。多少山とはいっても、
そうそう積もる所ではないようです。
訪問は10：00～11：00頃だと思います。