児玉時計店 ブログ

時計・メガネ・宝飾・補聴器 取り扱っております。
古い時計の修理もご相談ください。

ジュネーブ オートマチック 金張り     2/2

2019-12-20 | 修理
香箱のふたを開けると、
ほとんど油が入っていないように見えます。

ゼンマイを取り出してみると、

香箱内壁が摩耗して荒れています。

ここはゼンマイと擦れる箇所なので、
耐圧のグリスが必要な箇所です。
こちらにも適切な注油がされて無かったようです。

荒れた内壁を修正し、

注油、ゼンマイを組み込みます。

コハゼ部分には、サビが発生していました。

ゼンマイの巻き上げに重要な役割を果たす箇所なので、

サビを除去、磨いてスムーズ動くようにします。

その他パーツを、注油・組み立てていきます。

腐食と変色のあったケースは、

洗浄した後、

風防と共に、

出来るだけ磨きをかけて

綺麗に仕上げます。

組み上がったムーブメントをケースに取り付けます。

傷んでいた針は夜光と塗装を仕上げ直したので、

視認性も向上しました。

もと通りに皮バンドを取り付けて、完成!!

再び時を刻み始めました。

ジュネーブ オートマチック 金張り     1/2

2019-12-19 | 修理
ご主人様の形見の時計としてお持ちになられた、
こちらのオメガ ジュネーブ オートマチック。

オーバーホールのご依頼です。

ケースは金張りのモデルですが、表面の擦れ具合からも

ご愛用だった様子が伺える外観です。

皮バンドを取り外します。

裏ブタには、今までの開閉時に付いたと思われる
キズが多く入っていました。

裏ブタを開けて、ムーブメントをチェックします。

ローター真には、繊維ゴミが付いています。

ムーブメントをケースから取り出し、

秒針を外すと、

ここにも、繊維ゴミが絡みついていました。

各針は傷みが激しく、

夜光の劣化・塗装の欠落があります。

更に分解していくと、

雑な注油がされていたのか、
規制レバーには、大量の油が流れ出しており、

他の部品にも必要以上のグリスがベタベタと付いていました。
必要以上の多過ぎる油は、悪影響を及ぼしてしまいますので、
注油は適切に行われなければなりません。

つづく。

サンクリーク

2019-12-12 | メガネ
ルディプロジェクトのサングラス、

“サンクリーク”。

顔を包み込むようなデザインと

テンプルサイドの形状により遮光性も抜群。

一体型の鼻あても海外モデルとしては
比較的高く作られているので、

掛け心地が良いのも特徴です。

デザインと機能が調和した
スポーツファッションモデルです。

サボタージュ

2019-12-11 | メガネ
ルディプロジェクトのメタルフレームサングラス、

“サボタージュ”。

ツーブリッジの掛けやすいデザインに

バネ丁番を採用したモデルです。

ゴールドのフレームカラーに
ゴールドミラーのレンズが映える、

イタリア製のサングラスです。

バリケードネイビーDL 遠近両用

2019-12-07 | タレックス
“サイトマスター バリケード”。

こちらは、オレンジのテンプルエンドがアクセントになる
ネイビーカラーのモデルです。

顔へのフィット感を高めるβチタン製の丁番を採用し、

TALEXレンズによる広い視野と快適な掛け心地を両立しています。

遠近両用の度付きサングラスをご希望のお得意さまより、

トゥルービューのレンズカラーでご注文いただきました。

カップをセットして、

加工機にて加工します。

薄型加工も施したレンズは、

スッキリと磨り上がりました。

カップを取り外したら、

フレームに取り付けて、

完成!!

遮光性能も確保し、

度付きでも自然な視界が得られるフレームデザインです。