昨日は「陪臚」(ばいろ)。正式には「陪臚破陣楽」(ばいろはじんらく)というそうです。
その曲名からも分かるように甲冑を着けた武人が剣と盾を持って舞う勇壮な曲です。
謂れでは、この曲を7回繰り返し演奏して「舎毛の声」が聞こえたら戦に勝つ!という伝説があります。残念ながら「舎毛の声」が何なのかはよく分かっていません。
聖徳太子が戦のときにこの曲を演奏して「舎毛の声」が聞こえたので勝った、とか八幡太郎義家が戦のたびに演奏した、とか謂われてますが・・・。 眉唾モノです。
八幡太郎義家の話はまだしも・・・だって、この曲が日本に入ってきたのは天平8年(736年)でインドの婆羅門僧正と林邑(ベトナム)の僧・仏哲(ぶってつ)が日本に伝えたんですよ。それで752年に東大寺大仏開眼法要で演奏されたわけです。
どーいうことか分かります? 聖徳太子が生きていたのは574~622年ですよ。つまり聖徳太子が生きていた時代にはまだこの曲は日本にもたらされていないのです。だから聖徳太子が演奏するはずがないのです。
こんな伝説がまことしやかに創られるところが歴史の面白いところですね。
さて、演奏では「勇壮に!」を心掛けて吹くのですが、これを7回繰り返したら疲れちゃって戦どころではなくなっちゃうと思うのです。
小田急線「鶴巻温泉」駅前の不動産屋です。
東海大学 学生さん向きアパート・マンション お任せ下さい。
自社ホームページでたくさん物件紹介してます。
もちろんファミリー用もたくさんありますよ。
http://www.kodaka-fudosan.com/