過去6作27年間に及ぶ作品の最新作です、上映時間は2時間36分だが観ていて長さを感じさせない。
ストーリーの展開が早くアクションのスピードもあり付いて行くのに苦労します、カーアクションも凄く
観ていて眼が回りそうでした。昨今の映画はアップを多用します、この作品もそうで引いて撮影して欲し
いと思います。
上映の初めにトム・クルーズと監督?の短いメッセージがあり劇場の大きなスクリーンで観て欲しいと
云います、まさにその通りで劇場で観なければならない作品です。
内容は世界を混乱させるAIをそれを支配コントロールさせる2個のキーを探し求め物語は展開する。
ストーリーは止まる事なく早いテンポで進みます、想像を超えた内容とその映像美は一級品です。
魅力的な女優が4人出ます、その中でもパリス役のポム・クレメンティエフが存在感があり個性的で良
かった。ポムは出演に当たって、キック・ボクシング、乗馬、テコンドー、バイク等のトレーニングを何
年も重ねたそうです。女優のそれぞれが魅力的でその演技を観るだけでも良いかと思います。
トム自身も1994年から飛行機に乗り始め、単発・多発固定翼機の商業パイロットの免許と計器飛行証
明を取得しホンダジェットのタイプレートを取得、アルバトロスL39やP51マスタングなどの実験機
の飛行許可も得ており自らP51マスタングを所有し曲芸飛行の訓練も受けている。回転翼機の商業パイ
ロット免許も取得、スカイダイビングもしパラシュート・ライセンスも取得している。驚きの才能です。
画像にあるシーンはノルウェイのトロールの壁から海抜1,200mの断崖よりバイクで落下し、トム
本人がホンダCRF250に乗り撮影は536回落下し15ヶ月の準備期間を要したそうです。
初めのシーンでタイトルにPART ONEとあり気になりました。ラストではストーリーが途中で終わ
りました、続編があるのかとなった。PART TWOがあり2024年の4月上映予定の様です。しか
し今は俳優組合のストがあるので上映はいつになるのかは未定になると思います・・・。
タイトルのデッド・レコニングとは、Dead(見失った状態での)Reckoning(船位計算)
「最後に確認された位置情報を頼りに航路を計算する」との意。スーパーでは推測航法とあった。
「MISSION-IMPOSSIBLE/DEAD RECKONING PART ONE」