こっちゃんポイント ★
鑑賞環境 試写会 上映時間 95分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (松竹) 初公開年月 2006/01/07 ジャンル SF/ファンタジー/アドベンチャー
遺伝子操作の失敗によって“森”が意思をもち、人を襲うようになってしまった300年後の地球。そんな環境にもめげずに、たくましくも愉快に暮らす少年アギト(声:勝地涼)はある日、300年の眠りから覚め、文明社会を復活させる鍵を握る少女トゥーラ(声:宮崎あおい)と出会う。荒れ果てた地球で運命的に出逢ったふたりは、互いに惹かれあいながらも、育った環境の違いにとまどい、葛藤しながら成長していく…。(goo映画より抜粋)
実は”GONZO”って良くしらなかったんです。「ゴンゾ」なんて聞いてパッ!と頭に浮かぶのは、「約三十の嘘」で登場するパンダ・キャラのゴンゾウ君くらいのものでして。え?そっちこそ知らない?ま、いっか。
”GONZO”というのは新鋭のアニメーション・クリエイター集団らしいですね。「集団」なんて言っちゃうとチョット怖いカンジもあったりします。何だか周りを取り囲まれそうで。(なにかのトラウマか?)でも”GONZO”は、最新の3D(立体的な)画像によるアニメーションと従来の2D(平面的な)画像によるアニメーションを一つの作品上で融合させることにチャレンジした人たちらしいですね。以前にも「青の6号」という作品が世界的に注目を受けたらしいです。もちろんそれも知りませんでした。
さてその作品ですが、観てみるとナルホド!その意味が分かります。登場する数々のメカニックの質感、重量感は従来のアニメーション観念とは一味違う。まさに3D!スゴイ迫力です。このメカの動きを大スクリーンで観る分に全く不満はありません。
今回のお話は人間による「遺伝子操作」が引き起こしてしまった、ショッキングな未来が舞台。つまりは「森」が意志を持ち、人間と争うようになるという設定です。中々興味深いテーマです。人々は森と共存する道を選ぶ者と、再び森を支配しようとする者に分れ、そんな未来を生きていく。そんな未来に生きる一人の少年が主人公のアギトです。
アニメーションの世界というものの素晴らしさは、「撮影的な不可能が存在しない」点だと思います。しかもここ最近ではコンピューター・ソフトの進歩によって、従来のアニメとは大きく違った「質感」までをも生み出しました。
たしかに今日のアニメは、子供の頃観ていた「宇宙戦艦ヤマト」や「トムとジェリー」なんかとは全く別次元の世界に感じます。当時の「絵が動く」という驚きは、今では「まるでスクリーンから飛び出してきそうな」というレベルの驚きにまで進化しているのです。
そこは別にいいのですが・・・。
実はこっちゃん的には今回、邦画の俳優たちによるアフレコがあったということを最大の楽しみに試写会に足を運びました。「あらしのよるに」でも中村獅童サンの思わぬ変貌ぶりにビックらこいてしまいましたが、今回もまた新たな発見がありましたね~。
まず、主役のアギトの声は、今やあちこちで見かけることになった期待の新人俳優 勝地涼クンが。彼の声はとっても好感が持てますね。あと、チョット嬉しい大杉漣サン。大杉さんは声だけでもシッカリ大杉サン。分かり易すぎます(笑)
他に、声になると実物よりもカッコ良く見えちゃう遠藤憲一サン。あの方がビジュアル的に悪いわけではないと思いますが、今回のお仕事はかなり得をしちゃったのではないでしょうかねぇ。かなりかっちょ良いイメージでしたヨ。
一番驚いたのは漫才コンビ「よゐこ」の濱口優。アギトの親友役だったのですが、これ事前情報がなければ恐らく気がつかないくらい自然な声なんです。しかも何だか若々しく聞こえましたしね。他にも映画「NANA」の主役だった宮崎あおいや、古手川裕子、布川敏和なんかも出てました。お陰で”声”に関してはそれぞれになかなか良かった印象を残しました。。
ただ、問題はストーリー。そして演出。これがあまり面白くない。
これ、一般的にはどうでしょうね?作品的にウケルのかどうか非常に微妙。アニメがニガテな人まで取り込む面白さはないのでは?確かにメカデザイン的には素晴らしい面もあります。でも、それが全て感動に繋がるかといえば、なかなかそうでもないように思います。
その「画」ですが、メカデザインは良いけど、キャラクターデザインが好みから大きく外れています。これがネックになってキャラクターに感情移入しにくかったというのが正直な所です。やっぱり、キャラ、ストーリー、演出など総合的に楽しいのはスタジオジブリ。あと「AKIRA」「スチームボーイ」などの大友アニメも悪くないと思います。
それから見れば”GONZO”アニメは個人的には”今一歩”、いや今三歩といったところ。
アニメーション世界がさらに新しい世代を迎えようとしているというのは汲み取れるのですが、ね。
こっちゃんの好きな「KOKIA」の歌ではじまるオープニングが
この映画で一番素敵なシーンでした。
《2006.08.04記事一部改訂》
青の6号 Vol.1「BLUES」 バンダイビジュアル GONZO作品 |
愛のメロディー(初回限定盤) KOKIA ビクターエンタテインメント 主題歌 |
まぁ、青の6号は結構有名でしたよね。
おいらは見なかったけどね。
アニメでもいい作品はあるけど、これはおいらは見る気無です。
やっぱり、アニメ映画では、「パトレイバーの劇場版」1作目を見て欲しいですね~。
って、まだ言ってます。(笑)
このところ、ずっと邦画&アニメ路線ですね~
日本のアニメは本当に凄いよね。いろいろなジャンル(?)のものがアニメ化されて、さすがアニメ大国だと思います。
アギトについては全く知らなかったけど、涼君が声をするというのでちょっと気になっていました。
なかなか宮崎や大友アニメに追いつくのは大変そうだけど、こうして画像を観ているだけでも絵は綺麗だよね~
そうそう、涼君は日本アカデミー賞の新人賞候補に選ばれたみたいでちょっと嬉しいです。
オープニングの曲とっても良かったねぇ~
個人的には、結構楽しめたのですが、こっちゃんの感想の宮崎アニメも大友アニメもってとこ妙に納得!
大友アニメは観た事ないけどヘ(_ _ヘ)コケッ
日本のアニメは映画もテレビも質が高いですね。
テレビアニメは外国でも放送されて、人気キャラクターになって、グッズが売られてますもんね。
楽しめましたか?
このアニメ独特の世界観があるからジブリと違って好き嫌いはっきりするかもしれませんね
個人的にはスチームボーイより好きなんですけどね
う~ん。。。
イヴの昼にブログもまた格別でしょ?
こっちゃんは忙しかったけど楽しみましたヨ。
青の6号はこっちゃんは知らなかったんですけど
この映画も延長線上のようですねえ~。
で、mさんはこの映画観る気じぇんじぇん無しなんだね。
パトレイバーの評判。えぇ、知ってますとも
▼choroさんへ
あ!こちらこそメリーです。
って終わっちゃったね、クリスマス。
しかし何ですね~。
今年は涼クン大活躍の1年でしたね。
choroさんの身近な人というのがいまだに驚きですけど
これからドンドン雲の上の人になっちゃうのかなぁ?
でも成長が確実に見られるので頼もしいです。
新人賞候補も文句ナシ!
▼miyuさんへ
そうそう。宮崎も大友も。
って大友、観てないのカイッ!ヘ(_ _ヘ)コケッ
実はオープニングはメチャメチャ好きです。
本編に入ってちょっとクールダウンでしたけど。
あ、チョットね。
KOKIAの声が好きなんだよねぇ~。
miyuさん、モノ真似できる?
▼はんなさんへ
そーですね。
質の高さでは日本アニメはスゴイですね。
昔からわが道を行くで、世界の先を歩いてましたモンね。
この映画は世界的に良い評価を得られるかナ?
▼やっぱり邦画好き・・・さんへ
おおっ!そーなんれすか?
スチームボーイより好きですか?
こっちゃんは、どっちかと言えば
やっぱりスチームボーイの方が好きですネェ。
コレも好みによりってトコでしょうね
でもあの声はかなり練習しないとムリっぽいよねぇ。
こっちゃんは出来るのかしら?
お正月休みに特訓しておきます
成る程~~ありがとうございます!レンタル待ちにしようかな。
私も宮崎アニメ好きです。ほんわか優しい感じが良いの。
最近のは良い意味で綺麗過ぎてちょっとそれが駄目みたい。
デジタルよりもアナログ派な私はアニメも沿うみたいです。
あ!やっぱりしたいと思ってたんだ!
あの声はね、なかなか出そうと思って出るもんじゃないよね。
特訓入りますか?
すごいなぁ。チャレンジャーだなぁ。
こっちゃんも松山千春練習しよっと←なんでじゃ!
▼yukiさんへ
成る程~って来て、「レンタル待ちにしようかな」でガクッ!と来ました(笑)
アナログは良いですよね。
「アナログ」って言うだけでなんか感覚が柔らかく感じますモンね。
こっちゃんもアナログ犬ですよ、結局ね。
宮崎アニメのようなカンジではなかったですね、これは。
当然か・・・
頭では別のこと考えてて
映画に集中できませんでした。
正直俳優を起用したアフレコも
申し訳ないけど、主役があれじゃな~・・・・。
クレジットをみるまで誰だかわからんと言う意味では
「よゐこ」の濱口優さんがいちばんうまかったのか???(映画に溶け込んでたということで○)
エンケンさんすっごく渋い声でかっこよかったんだけどあのキャラの顏にあの声あってたかな・・・。
宮崎アニメを散々みてると、表情ひとつとっても
声のない部分でさえ
序々に変化する、多少大げさともいえる顏の変化があって
喜怒哀楽がこれでもかと画面いっぱいに展開されるので
その意味でもイマイチキャラの感情の起伏が
とぼしかったせいで映画に入り込めませんでした。
残念。