こっちゃんポイント
鑑賞環境
★
試写会
上映時間 153分 製作国 香港/中国 公開情報 劇場公開 (ワーナー) 初公開年月 2005/10/01 ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇
1600年代。満州人の清朝は漢族の明朝の滅亡を図り、清朝の王は「禁武令」を出し、反抗勢力をつぶしていく。強力な反清組織・天地会の危機を知った武術の達人傳青主(ラウ・カーリョン)は青年剣士韓志邦(ルー・イー)と女侠の武元英(チャーリー・ヤン)を伴い、武術の名門として名高い天山派に救援を求める。それにこたえて天山派4大弟子、楚昭南(ドニー・イエン)、楊曇(レオン・ライ)、穆郎(ダンカン)、辛龍子(タイ・リー・ウー)たちが結集して7人となり、彼ら「七剣」は清軍との戦いに挑んでいく・・・。 (goo映画より抜粋)
『セブンソード』というこのタイトルから、「もしや、スゴイ七つの剣が出てくるのでは?」と思ったアナタ。正解です!そして、このタイトルから「またしても中世のヨーロッパなどが舞台なのか?」と思ったアナタ。ブッブー!(間違いブザー)これは香港・中国映画なのでした~♪
さてと。まず2時間33分というこの上映時間はいかがなものか?
後半はもう時間が気になってしまって。ま、良く言えば時間の長さを堪能できる映画といったところでしょうか。
このツイ・ハークという監督。世間では【巨匠】の呼び声も高く、【香港のスピルバーグ】なんて言われたりもしてるそうで。ふむふむ。そんな彼の作品はコッテコテの武侠エンターテイメント。これが彼の思い描くヒーローの世界なんですね。
七つの剣を手にした6人の男と1人の女の物語です。名刀とその使い手にまつわる伝説的なエピソードが、怒涛のような映像と音響で展開して行きます。
オープニングの映像。いきなりの物々しさ。えらく物騒なカンジの場面から話は始まるのですが、このあたりの映像色彩感覚は好きですね。ブルー・グレーにトーンを落とした極めてモノクロに近いような映像の中、布や雪洞(で良いのか?)の【赤】だけがやたらに映える。艶かしく妙にギラついた赤。『血』を連想させる赤なのです。やがて残酷な殺戮シーンへ・・・。たしかにこれはかっこいい!
ちょっとgoo映画から抜粋したストーリーをもっと噛み砕いて解説してみます。
新たに築いた清王朝への反乱を抑えるために、「武術を学んじゃダメだよぉ~」 っていう”禁武令”を作ってはみたものの、反乱分子は一向におとなしくならない。そこで、金のために「反乱分子を懲らしめちゃいマスすぜ、ダンナ」ってな軍人の風火連城(フォンフォリェンチョン)が、自分の軍を使って、片っ端から反抗的な村を潰していく。
参考画像:風火連城の軍この軍人たちの美的センスはかなりハイレベル。米米クラブのジェームズ小野田の顔ペイントを真似る男やら、お笑いの魔邪に憧れ左半分バッサリ・ヘアーカットした女やらがいたりして。なかなか理解し難いセンスではあります。
救いのないことに、外見相応 性格もヒドい。女、子供まで情け容赦なく殺しちゃうような連中。ざ、ざ、残酷すぎる・・・。
そんな風火連城軍団の最大のターゲット、反清王朝の強硬派が住む寒村”武荘”に攻撃の手が入ったその時、スンゴイ剣を持った七人のヒーローが現れたのでしたっ!
ジャジャ~ン!その名も”セブンソード”! てか。
とまぁ、簡単に説明するとこんなカンジのお話。
まあ映画自体はこんなに砕けたノリじゃないんですけど。こっちゃん風に解説です。
映画のキャラで一番腹が立つのは何と言っても風火連城本人。こいつチキチキマシン猛レースのケンケンみたいな笑い方。イシシシシ・・・って。今さら流行らないよオッサン。しかも何もおっかしくない所で一人で笑う。”場”の空気が読めない。まったく困った”マルコメ坊や”だ。
参考画像:マルコメ君
この映画のチラシに書いてある”『HERO』『LOVERS』に続く第三弾”というキャッチコピーを信じてはダメです。これはちょっと武侠そのものが好きな人でなければ入り込みにくい世界ではあります。
キツイですね。
どーしてもドラマ部分そのものが薄く感じる。裏切りや三角関係などが織り込まれていたものの、グッと心を引き寄せるほどではなく。中ダレしましちゃいましたネ。
153分もの時間を使ったことへの最大の疑問。。。
これが【ツイ・ハーク流】なのですか?
ただしアクションシーンに関しては大いに評価。この手の映画を作るに当たって、恐らく中国映画が不可欠と考えるであろうワイヤーアクションが、極限まで少なくとどめられ、生身のアクションにこだわったという点は拍手ですね!立ち回りの映像がちょっとゴチャゴチャすぎる感が残ったのが残念ですが。
大人数が画面の中で動くシーンを手持ちカメラで追う感覚は、ハッキリ言って分かりにくい・・・ていうか展開がつかめないんです。迫力だけを追求した結果、大きく動く映像を近すぎる撮影距離で捉えてしまったのでしょうか?気がつくと手足がもげてたり首が飛んでたり・・・。あらら。
ちょっと戸惑ってしまいましたね。
“武侠”とは──中国武術の創作ものにおいて中核をなす言葉であり、「武」と「侠」の2語からなる。「武」は雄壮な精神を表す。「侠」とは義を志す人物、あるいは修行に身を置く剣士を意味する。つまり“武侠”とは「武をもって高きを目指す生き様」を表す。 (公式HPより抜粋)
・・・自分には合わない作品でした。
《2006.07.26記事一部改訂-ポイント改正》
【作品】セブンソード
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私は応募もしてなかった… これぢゃ当るわけないネ(^^;
前半読んでて、設定とかあらすじなんかは、
戦隊ヒーロー物っぽくって面白そう♪
って思ってたけど、
逆に日本人には理解しにくい世界観なのかなぁ?
もう1度。。。
前半の設定&あらすじ部分を読んでたら、
戦隊ヒーロー物っぽくって面白そう♪
って思ったんだけど逆に、
日本人には理解しにくい世界観のある映画
なのかねぇ~。
以上です。
すいません(^^ゞ
こっちゃんポイント2はあんまりないような気がする。だから、あっちへ置く。
画像を見て、「マッドマックス2」を連想。
こちらもゴチャ混ぜか!?
ははは、んなワケないか。
その前にHEROとLOVERSみないとね。
まだ見てないおいらって・・・・
これは、完全にこっちゃんに合わなかった。
この先ちょっと試写会不足の札幌から中継でした。
こっちゃん
こっちゃんモトモト、ツイ・ハーク自体がそんなに好きではないんだけど、
そのせいもあったのかなぁ?
miyuさんは意外と好きだったりしてね、こんなの。
こっちゃん
これを1回観るなら、『LOVERS』を2回観た方が良いです!
そんな印象を持ちましたネ~。
こっちゃん的にですが・・・。
こっちゃん