こっちゃんポイント ★★
鑑賞環境
試写会 上映時間 88分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (ザナドゥー) 初公開年月 2005/11/19 ジャンル ミステリー/サスペンス
幼いころ神隠しにあったことのある里美(藤澤恵麻)は、そのときの失った記憶を求め「隠れキリシタンの村」を訪ねた。そこで、村に伝わる聖書異伝を調べるために訪れていた考古学者・稗田(阿部寛)と出会う。(Yahoo!ムービーより抜粋)
「みんなぁ!オラと一緒にパライソさ、行くだぁ~ッ!」・・・・なんのコッチャ?
諸星大二郎という方の漫画を素に作られたと言うこの映画。
何処のどなたかが「映像化不可能」と言われたそうな。
でも、この「映像化不可能」という言葉も”不可能”と言う割には、結構”可能”だったりして。
そう言われつつ出来上がった映画も結構あります。(笑)
”不可能”って意外とチョロイもんなんですねえ。
さてさて、手元に届いた一通の試写会招待状。その葉書に印刷されたポスター(画像上)は「スティグマータ/聖痕」(画像右)をも彷彿させるような物々しさを醸し出しておりました。
どうやらこれは、歴史ミステリーというジャンルに当たるようなのですが、いざ観るとこれが結構なホラー・モードでして。
途中、イスから飛び上がるホドの衝撃を受けるシーンが1箇所だけあります!その凄さは会場からドヨメキが起こったほど。こんなに飛び上がったのは「フォーガットン」以来。(笑)
上映終了後も、「お前飛んだ?」「うん、飛んだ。」「何センチ?」「10センチ。」などという、「アンタ計ったのかいっ!」とツッコミたくなるようなカップルのほのぼのトークが炸裂です。
そんな意味では結構楽しめた映画ですが、他がちょっとよろしくない。
88分という短い上映時間でしたが、感覚的にはこれ以上長いとこの映画は正直アウトでしょう。
これ以上は必要の無い内容に感じてしまいます。
話としては、東北の山奥にある『隠れキリシタンの村』で起きた、「神隠し」を巡るミステリー。
その悲運な歴史の流れによって、異教徒のようになってしまった信者たちの住む「ハナレ」と呼ばれる土地で起きた奇跡を描いた映画です。
信仰心によって新たなキリストが誕生すると言ったところでしょうか。
この物語の進行の中心にいるのが、幼い頃、この土地で「神隠し」にあったという佐伯里美(藤澤恵麻)。今は民俗学を専攻する大学院生に成長しているのですが、何故かしらその時の記憶が無いのです。しかも、ここ最近頻繁に不思議な夢を見る。謎めいた巨大な四角い穴と、少年の姿・・・・。どうやら、これは自分の「神隠し」と関係があるに違いない!と、彼女は再びこの村を訪れる。そして「妖怪は本当にいる」などという学説を発表をしたがために、『異端の考古学者』扱いとなってしまった稗田礼里(阿部寛)と出会い、一緒にこの地の謎を解いてゆくというお話。
この映画には、カトリックに纏わる人名や言葉が、コテコテの方言と混ざり合い、どーにも不思議な表現となっていっぱい出てきちゃうのですが、観ていると何となく分かるような、分かんないような。
「ぱらいそ」「いんへるの」など、ヘンテコな言葉が次々と飛び出します。
内容的には「期待しすぎてはいけないミステリー」な映画でした。
ラストで観られる「奇跡」の映像が最大の見せ場なのでしょうが、そこに至るまでの演出に、どーしてもパンチの無さを感じてしまいます。
キャストも、薄気味悪い草村礼子のおばあちゃん、ピアノを弾く和服女性のちすんなど、気味の悪い雰囲気ある面々もあったのですが、NHK連ドラのヒロインという映画初主演の藤澤恵麻に、惹きつけられるほどの魅力は感じることは出来ませんでした。他のキャストも個性的ではあるものの、いかにもTVドラマのサスペンス風。この映画、阿部寛がいなければどーなってたのだろう?と思ってしまいます。ただしこの場合の阿部ちゃんも『トリック』の上田教授とカブってますから。あらま。
特撮の画的にも、編集を含めチープに見えてしまうシーンがいくつかチラホラ。音響だけはそこそこ上手に仕上がっていた印象です。ま、トータル的には自分はほとんどにおいて演出不足を感じてしまったわけです。
最後までつき合わせておきながら、結局 謎は100%明かされる訳ではなく、あとは各々の解釈に委ねるといったようなエンディングもピンときませんでした。
この映画に1,800円は出せません。
《2006.08.01記事一部改訂》
【作品】奇談 キダン
汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集 集英社 この漫画の中に収録されている「生命の木」というのが映画のモト。実に読みにくそうな漫画です! |
トリック 劇場版 東宝 阿部ちゃん観るならこっちが定番♪ |
劇場で飛び上がってみたい気もするけどねぇ~っ。
ちなみにこっちゃんはどのくらい飛んだのかしらっ
オラ「トリック」を1回も見たことねぇだぁ~っ!!!
映像化不可能っほんとうに不可能だったみたいだったようなーーー(^^;
レンタルでもちょっと考えちゃいそうですね。
でも映画的にはダメなんやね。
・・・でも、気になるぅ~♪(ネカマ風に)
でも衝撃的映像というのが気になるぅ~!
こっちゃんさんは何センチ飛んだんですか?
見に行くか悩むぅぅ
こっちゃんも、トリックは劇場版だけですよ。
面白かったですよ。
ちなみにこっちゃんは余裕で構えてましたけど、
周りの人はみんな飛んでました(笑)←強がり
▼kuuさんへ
この映画のほかにも観るべき映画はあると思います。
これがダメって言うわけではないですよ。
でもビデオまで待っても後悔しないかと。
そんな気がします
▼mさんへ
内容も興味の無い人には「どーしろと?」ってカンジで
なかなか着いていけない部分も確かにありましたね。
ビデオも買うまで行かないって感じでしょうか?
レンタルなら、まぁまぁでしょうかね~
▼かずろぐさんへ
あ!本当にソコだけなんですけど。
いわゆる「ワッ!」ていう脅かしの音と映像ですわ。
油断してた頃に来たのでみんな心構えしてなかったみたい(笑)
▼yukiさんへ
いや・・・衝撃に釣られると結構後悔することになるかも?
ホラーミステリー調が好きならいいかも・・・ですけど
▼やっぱり邦画好き・・・さんへ
邦画好きさんも外れることあるんだね試写会(笑)
こっちゃん、こんなの当たって行ってきたよ。
変な試写会だったな~。
ただ上映しましたって感じの。
あんなの初めてだった。
色々あるね
今日も日曜洋画劇場でTRICK新作スペシャルやるの、楽しみにしてるんだ~
みんながイスから飛び上がるところ、前から覗いてみたいな。「H23席の人が一番飛び上がってたね。」なんて観察したりして。
今年は絞り込んでるから仕方ないですけどね
面白かった?TVの新作。
こっちゃん朝まで覚えてたのにな~。
すっかり夜になって忘れちゃったよん。
あちゃ~。
まいったな、こりゃ。
こっちゃんもkmさんの横でジャンピング・チェックします。
助手で使って下さい(笑)
▼やっぱり邦画好き・・・さんへ
いや~。
言ってる割には試写会レビュー多いからな~。
侮れないナァ~
えへへ。
こっちゃんの倍は行ってるモンな~。
スゴイよやっぱり!