海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1322 お釜の蓋で椅子

2018-11-01 | 工作






鍋蓋で椅子

昨日は、屋外での工作にもってこいの良い天気の秋の日でした。

蚊もいなくなったようだし、暑くも寒くもない絶好の木工日和、と思って、春に作りかけて中断していたこの椅子に取り掛かったのです。

部品は既にほぼ出来上がっていたので、最後の微調整の加工をして、一気に組み立てるつもりでした。

ところが、座の部分、つまりお釜残りました蓋の加工をしていて、過って木ばり(この辺では、スイバリ といいます。)が刺さってしまいました。

それも、右手の掌、小指の下辺り。斜めに右方向から突き刺さり、奥の方に数ミリ程、黒く残りました。

こうなっては、続きはちょっと辛いですね。

ほんの数ミリですが、チクチク傷んで、気になって仕方がない。

病院に行くまでではないけれど、何とか木ばりを取っておかなければ、化膿すれば厄介です。

それで昨日の作業は急遽止めにして、木ばり取りに専念しました。

利き手は右ですから、左手に小さな針を持って、チクチクやって、木ばりの頭が露出するまで頑張って我慢して、毛抜き手引き抜くまで、30分…。(もちろん消毒はしっかりしました。)

とほほ です。

絆創膏をしただけですが、もうなんともありません。


そんな訳で、本日は朝から作業をはじめて、めでたく形は完成です!

まだまだ、ダボ埋めや塗装の為のペーパーかけ、そして塗装、と作業は続きますが、ちゃんと座れる椅子になりました。

材料は全部廃材です。特にお釜の蓋は、30年くらい前に、字でも書こうと思って取っておいたものです。

やっと活用できました。

僕の脚に合わせた作業用で、ちょっと座を高めに作りました。

ちゃんと真っ直ぐに座らないと不安定にはなりますから、うたた寝はできません。